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※1 |
IT携帯機器に搭載されるリチウムイオン2次電池の正極・負極間に位置するフィルムで、正極と負極の接触を遮断しショートを防止すると同時に、正極・負極間でリチウムイオンを透過させる機能を有する部材。 |
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1.背景 |
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「ハイポア」は、ポリオレフィンを原料とした多孔質フィルムであり、リチウムイオン2次電池用セパレータとして世界シェア約5割のNo.1ポジションを有しています。
旭化成グループでは、現在推進中の中期経営計画「Growth Action – 2010」で、エレクトロケミカル関連事業※2を重点成長領域と位置付け積極的に事業開発や設備投資を進めております。「ハイポア」についても、滋賀県守山市での設備増強に続き、本年2月には世界的なリチウムイオン2次電池の需要増加を受けたセパレータ需要の拡大に対応し、宮崎県日向市での新工場(第1ライン)建設を発表するなど積極的に事業拡大を図っています。今回の投資決定は、拡大する市場環境の中で守山と日向で生産能力を一挙に増強して磐石な安定供給体制を構築し、No.1ポジションをさらに強固にすることを狙うものです。
リチウムイオン2次電池は、世界景気動向の影響を受けながらも、中期的にはセパレータ需要の過半を占めるノートPC向け円筒型電池を中心として拡大すると予想されます。今後、特に2010年以降2015年に向けては民生用途に加え車載(ハイブリッドカーおよび電気自動車)用途が立ち上がることが期待されるため、需要の伸びを見通しながらこれからも戦略的なライン増設を実行してまいります。 |
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※2 |
半導体実装材料、表示材料、電池材料など、化学技術をベースにしたエレクトロニクス用途の電子材料事業。 |
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2.計画の概要 |
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(1)守山増強 |
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建設地 |
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滋賀県守山市(旭化成ケミカルズ(株)ハイポア工場) |
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設備能力 |
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1,500万m2/年(守山トータル能力1億6,500万m2/年) |
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稼働時期 |
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2010年春稼動予定 |
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総投資額 |
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約40億円 |
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(2)日向増強 |
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建設地 |
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宮崎県日向市(日向第4区の旭化成所有地内) |
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設備能力 |
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第2ライン2,000万m2/年(日向トータル能力4,000万m2/年) |
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稼働時期 |
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2010年春稼動予定 |
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総投資額 |
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約50億円 |
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以上 |
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