1.第4回「旭化成中国大賞」概要 |
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今回の授賞式には、中国インターナショナルファッションウィーク※2組織委員会の王慶(ワンチン)主席、蛭田史郎旭化成社長、坂本正樹旭化成せんい社長および高井秀文旭化成せんい取締役が出席し、昨年11月に発表された第4回大賞受賞デザイナーの劉勇(リュウヨン)氏に対し、グランプリカップが授与されました。また、過去3回の大賞受賞デザイナーが、それぞれがデザインした衣装を纏った歴代の中国人旭化成グループキャンペーンモデルとともに登場し、それに続き劉勇氏が、2009年度旭化成キャンペーンモデルの蔵歩実(くら あゆみ)、史 鷺(シー ウンルー)とともに登場しました。
同日夜には、劉勇氏が旭化成せんいの「ベンベルグ」※3を使用してデザインした「2009/2010秋冬ベンベルグコレクション」が開催され、会場は大変な賑わいをみせました。
なお、次回の第5回「旭化成中国大賞」は本年11月に開催される予定です。 |
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2.記者会見のコメント |
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(1) |
王慶主席 |
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「旭化成中国大賞は、中国ファッション業界と旭化成との絆を深める掛け橋となる賞です。今回の北京コレクションは、“内需の促進による経済成長の継続”をテーマとして掲げています。中国ファッション業界においても、新しいものを創造する“創新”という理念のもと、新しいニーズを開拓し内需を促進させることにより安定的な経済状況を確保することを期待しています。」 |
(2) |
蛭田史郎旭化成社長 |
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「現在、世界は未曾有の経済危機に伴う消費不振の状況にあり、中国ファッション産業も少なからず影響を受けていると想像しています。しかし、この状況を打破し中国におけるファッション衣料業界が高級化、高品質化しながら益々発展するという認識はいささかも変わっておらず、また当社もその発展に貢献できると確信しています。」 |
(3) |
劉勇氏 |
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「このような賞を頂けることはとても嬉しく、感激しており、旭化成に感謝します。これからも一層努力していきたいと思います。」 |
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3.劉勇氏プロフィール |
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中国トップ10ファッションデザイナー、中国服装デザイナー協会理事、芸術委員会委員、中国流行色協会会員、趨勢研究員、アジアファッション連合会中国理事、福建七匹狼実業株式有限公司商品総監督 |
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1989年 |
安徽工程科技学院服装デザイン科卒業 |
1990年 |
「早春二月」、「季德納」、「紫月」、「太和」などのブランドの首席デザイナー、ブランドMDを担当 |
2003年 |
「深 元素スタジオ」を開設。「与狼共舞」、「凱威爾」、「U」、「欧柏蘭奴」、「MY-FLY」、「BINDWOOD」などのブランドのデザイナー |
2008年 |
福建七匹狼実業株式有限公司 商品総監督 |
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受賞作品
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1997年 |
「オルドス杯デザインコンテスト」一等賞 |
1998年 |
「中国青年のデザイナー大会」優秀賞 |
1999年 |
「深 のベスト10デザイナー」に当選 |
2004年・2006年 |
「中国トップ10ファッションデザイナー」に当選 |
2006年 |
「新世界国際」第二回中法ファッション陳列設計(撮影)銅賞 |
2007年 |
青島国際ファッションウィーク「特別貢献賞」
「光華杯」中国トップ10傑出設計青年指名賞 |
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旭化成及び旭化成せんいが、中国インターナショナルファッションウィーク組織委員会とともに一昨年11月の北京コレクションより新設した賞。中国のトップ10ファッションデザイナーの中から年間2人を大賞に選出し、毎年3月と11月に受賞デザイナーが「ベンベルグ」を使用したコレクションの発表を行う。第1回は劉薇(リュウ ウェイ)氏が、第2回は (ゾウユウ)氏、第3回は顧怡(グゥ イー)氏がそれぞれ受賞。 |
※2 |
中国インターナショナルファッションウィーク(北京コレクション) |
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1997年から毎年3月(秋冬シーズン向け)と11月(春夏シーズン向け)に年2回北京で開催されており、毎回多数のコレクションとコンテストが開催される。 |
※3 |
「ベンベルグ」(中国名: ) |
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コットンから生まれた再生セルロース繊維キュプラのブランド名。世界のトップブランドで最高級裏地として採用されているだけではなく、高機能性とエコロジー性という素材特性を生かし、ファッション衣料のみならず、インナーウエア、スポーツウエア、寝装分野など、様々な用途分野で製品化されている。1931年より製造を開始し、現在旭化成せんいが世界シェアの9割以上を占めている。 |
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以上 |
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