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A. |
侵入被害修理記録調査/2004年~2007年の4年間 |
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B. |
侵入被害物件図面調査/2006年7月~2007年12月の1年半 |
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C. |
侵入被害物件実地調査/2006年7月~2006年12月の半年間 |
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D. |
被害なし物件図面調査/1991、2001、2006年(各3月)竣工侵入未被害物件
(調査Bとの被害比率比較のためにサンプル年代を設定して実施) |
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4.調査方法 |
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東京都および神奈川県が建設地である2~3階建てのヘーベルメゾン、ヘーベルハウスの賃貸住戸部分を調査対象として、修理依頼記録の中から侵入被害に関連するものを抽出し、被害件数を把握するとともに、被害箇所と図面を照合しました。実地調査については、道路からの見通しや周辺状況を確認し、侵入ルートを推定しました。 |
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5.調査結果要約 |
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(1) |
近年の仕様改訂による防犯性能の向上により、玄関の被害は減ってきましたが、1階の窓の被害が約9割を占めており、防犯ガラス導入による被害リスクの減少は顕著ながらも、1階窓の防犯対策が課題となっています。 |
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【被害開口部の種類・界別構成】 |
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(2) |
道路から被害窓が見えないものが約7割を占めています。その死角要因としては、目隠しフェンスや密生した植栽、住戸間のパーティションなどプライバシー確保のためのものが多く見られました。また、門扉やフェンスなどにより接近が制御されているように見えても、反対側に容易に侵入できる別のルートがあったり、門扉が低く見通しの悪い箇所にあるため乗り越されて侵入されたと推定される例も見られました。 |
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【道路面、側面の1階被害窓の死角要因】 |
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(3) |
道路から見た住戸の向きによって侵入パタンは異なるため、その対策のポイントも違ってきます。道路向き住戸では、道路向きの窓のプライバシーに配慮しながら、その部位への接近制御を強化すること。側面向き住戸では、パーティションによる死角をなくして見通しを良くし、道路から直接のルートおよび共用廊下から回り込むルートの両方に対して接近制御を合わせて実施すること。背面向き住戸では、被害が集中した背面の開口部に近づけないよう接近制御をすることが防犯性を高めるポイントです。 |
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【側面向き住戸の防犯対策提案】 |
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