2008年8月1日

各 位
旭化成ホームズ株式会社



資源循環センターを核とするリサイクルシステムを構築
平成20年度中に新築施工現場ゼロエミッション達成へ

 

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:波多野 信吾)は、新築施工現場で発生する産業廃棄物のゼロエミッションを達成するために、平成19年5月に北九州市、同年8月に厚木市に設置した「資源循環センター」を核とするリサイクルシステムを構築、同年12月には環境省の広域認定を取得しました。
 現時点では岡山以西および首都圏が対象エリアとなっています。新築施工現場で発生した廃棄物はその現場で26種類に細かく分別、資源循環センターに集められて更に約60種類に徹底分別・保管され、有価物・再生品・再生材としてそれぞれ処理されます。平成20年度中には対象エリアを拡大し、全ての新築施工現場で発生する産業廃棄物のゼロエミッションを達成する予定です。
 
  当社が規定するゼロエミッションとは「埋め立て・単純焼却を行わず、トレーサビリティーが完全に確保できた建設廃材の再資源化を行うこと」を意味します。
  北九州資源循環センターは、エコタウン事業(ゼロエミッションを目指し、資源循環型社会の構築を図る事業)を進める同市の助力を得て開設しました。
 
 当社では、新築工事部材のプレカット化や、住宅設備・部材メーカー各社と協力してリターナブル梱包資材を開発・導入することなどにより、産業廃棄物そのものの抑制を進めてきました。これにより一定の成果を上げてきたものの、それだけによる廃棄物の発生量削減には限界があります。新築施工現場ゼロエミッションを達成するためには、廃棄物を集積・分別して積極的にリサイクルする高度なシステムの構築が必要と考えられ、そのために環境省の広域認定制度の利用が必須となっていました。
 そのために、北九州と厚木の2ヶ所に資源循環センターを開設し、環境省の広域認定制度を活用したリサイクルシステムを構築しました。広域認定制度を利用して同一品目を高ロットで扱うことにより、廃棄物の有価物化や再資源化を効率的に行うことができます。
 本リサイクルシステムにおいては、部材物流センターから現場への資材の配送便という動脈物流を、現場からの廃棄物の回収車という静脈物流としても活用します。これにより、全体としての運搬効率が高まるとともに、物流段階(運搬時)のCO2削減にもつながります。
 
以上
 

ニュース


ページ上部へ