1.背景 |
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昭和50年に当社が初めて「二世帯住宅」を商品化して以来30年以上が経過しました。その間、当社では1975年に二世帯住宅研究所を設立して、入居者を対象とした住まい方の実態調査などを行うとともに、研究成果発表やシンポジウムなどを通した二世帯住宅の啓発・普及活動を続けてきました。商品としても、昭和58年の「ヘーベルハウス ザ・二世帯」や昭和62年の「ヘーベルハウス DUO&DUET」など各時代における先進的な二世帯住宅を生み出してきました。最近では、二世帯住宅という言葉も住まい方もすっかり世の中に定着したと言えます。
しかし、現在のような少子高齢化・世帯の少人数化や細分化といった社会環境の変化が進む状況では、親子同居のあり方にも大きな変化が生じている可能性が考えられ、二世帯住宅という枠に捕われず従来以上に幅広い視点から現状を把握する必要を感じてきました。そのため、2007年7月に「親子同居スタイル・多様化の実態調査」を発表し、基本的に夕食が一緒かどうかという生活志向性に着目した結果、「融合二世帯住宅」という新たなカテゴリーの存在を指摘しました。 |
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2.商品の特徴 |
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(1)夕食独立タイプ(Double Kitchen)、夕食融合タイプ(Sub Kitchen) |
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平成19年発表「親子同居スタイル・多様化の実態」調査結果によると、従来から当社が二世帯住宅を提案する際に着目していた各世帯の家族構成や、息子夫婦と娘夫婦のどちらと同居するかという続柄関係だけではなく、夕食が別々か一緒かという生活志向性が重要であることがわかりました。夕食が別々の場合はその他の生活も全て別という傾向が強く、夕食が一緒の場合は全ての生活について基本的に一緒を望む傾向にあり、それぞれ理想とする同居スタイルが違ってきます。
「二世帯–f」では、この生活志向性の違いによる同居スタイルの違いにも目を向けることで、理想の同居スタイルに合った建物分離度を提案しています。夕食が別々という同居スタイルの場合は独立二世帯または共用二世帯となる「夕食独立タイプ(Double Kitchen)」、夕食が一緒という同居スタイルの場合は融合二世帯の「夕食融合タイプ(Sub Kitchen)」という2つの異なる二世帯タイプを提案しています。 |
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(2)上下階間の遮音性能 |
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二世帯住宅の場合に世帯間で気になりやすい上階の床の遮音性については、二世帯住宅で標準仕様となる二世帯床・天井構成で日本工業規格のLL55という軽量衝撃音に対する遮音性を実現しております。更に、従来の仕様とは異なり、上階に床暖房を設置した場合でも同等の性能を持ちますので、上に住む世帯の冷暖房計画に選択の幅が広がりました。 |
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3.商品概要 |
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(1) |
構 造 |
ハイパーフレーム(鉄骨軸組制震フレーム)構造 |
(2) |
本体価格 |
3.3平米あたり72万円~(消費税込み) |
(3) |
販売地域 |
関東、東海、関西、山陽、九州北部 |
(4) |
販売目標 |
(年間)1,000棟 |
(5) |
発 売 日 |
平成20年9月1日(月) |
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以上 |
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【ヘーベルハウス 二世帯–f Double Kitchen】プロトタイプ平面図 |
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1階 |
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2階 |
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【ヘーベルハウス 二世帯–f Sub Kitchen】プロトタイプ平面図 |
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1階 |
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2階 |
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【ヘーベルハウス 二世帯–f Double Kitchen】プロトタイプ外観 |
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【ヘーベルハウス 二世帯–f Sub Kitchen】プロトタイプ外観 |
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