2009年1月7日

各 位
旭化成ホームズ株式会社



「発電ヘーベルハウス」キャンペーンの実施について
〜先端の環境設備機器をパッケージ化して販売を開始〜

 

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:波多野 信吾)は、最先端の環境設備機器を組合せ、システムパッケージとしてヘーベルハウスに搭載して販売する「発電ヘーベルハウス」キャンペーンを平成21年1月8日から展開します。
 発売するシステムパッケージは「ダブル発電パック」と「ジオサーマルパック」の2種類です。「ダブル発電パック」は今春発売予定の家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)を、また、「ジオサーマルパック」は当社独自開発で今回初めて上市する地中熱利用ヒートポンプ給湯・冷暖房システムを、それぞれ太陽光発電システム(3.2kW)と組合せたパッケージです。 「ダブル発電パック」では、一般的な家庭における年間電力消費量(※1)をほぼ賄うことが可能で、同時に多くのエネルギーを要する給湯についても約7〜9割程度を賄えます。これにより、年間のCO2発生量を約60%削減し、年間の光熱費を約55%削減(※2)することができます。
 「ジオサーマルパック」では、都市部のヒートアイランド現象の抑制に効果が大きく冷暖房・給湯ランニングコストを約40%削減する当社独自開発の地中熱ヒートポンプ給湯・冷暖房システムと太陽光発電システム(3.2kW)の組合せにより、年間CO2発生量を約50%、年間の光熱費を約65%削減できます。
 今回のキャンペーン展開にあたり、昨年9月1日に発売した、建築と設備の両面から総合的に自然の恵みを生かす次世代ロングライフ住宅「ヘーベルハウス そらからf」にこれらのパッケージを搭載したモデルを「ヘーベルハウス そらから f+(エフプラス)」として訴求していきます。
 お客様との打合せにあたっては、昨年9月1日より年間光熱費やCO2排出量を予測する機能が追加された住環境シミュレーションシステム「ARIOS(アリオス)」を活用することで、お客様のライフスタイルに合わせて、さまざまな省エネ機器も含めて総合的に環境負荷の少ない住まいを提案することが可能です。
 今回発売する「ダブル発電パック」の販売価格は475万円、「ジオサーマルパック」は505万円となりますが、当社ではこれらの先進機器の普及促進のために、パッケージを採用するお客様向けに「発電ヘーベルハウス特別価格」を提供します。これに加え、様々な助成金(※3)の活用によりお客様の実質的な負担額が抑制されることで、普及拡大に貢献できるものと考えております。(特別価格は地域等により異なりますので、詳細は販売エリアの事業所にご確認下さい。)
  ※1 東京地区の当社建物(次世代省エネ標準のファインヘーベルハウスシリーズ)における4人家族の専業主婦家庭を想定し、ガス給湯器とエアコン4台を使用しその他設備機器は一般的なものとすることで、年間約5,500kWhと想定して比較
  ※2 上記前提で、電気のCO2排出量係数は全電源平均を使用(東京電力、2007)。(火力発電ではありません)
  ※3
「ダブル発電パック」 住宅太陽光補助金(経産省)、民生用燃料電池導入補助金(経産省)、各地方自治体の太陽エネルギー導入拡大のための支援策を想定
「ジオサーマルパック」 住宅太陽光補助金(経産省)、住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進(NEDO補助金)、各地方自治体の太陽エネルギー導入拡大のための支援策を想定
 
 
1.背景
   当社は、平成10年に「ロングライフ住宅の実現」を宣言し、住宅の長寿命化とその資産価値の確立と活用に努めて参りました。その中で、住まいと環境との関係を常に住宅の長寿命化との連関のなかで捉えることで、長寿命化を通じた廃棄物の削減や、生産から廃棄までの期間を通じたCO2の削減に積極的に取り組んできました。特に、更新される毎に著しく進化していく設備機器に比べ、長期に亘り変わることがない建築物そのものにおいて、光・風・緑といった自然の恵みを建築的に取り込み、環境負荷の少ない快適な暮らしを実現することに注力してきました。住環境シミュレーションシステムARIOSや当社独自の本格的建物緑化システムなどはその象徴的な技術と言えます。併せて昨年9月に高耐久型断熱・気密構造による次世代ロングライフ住宅「ファインヘーベルハウス」が開発・発売されたことから、建築的な手法による環境技術は一定の水準に到達できたと考えています。
 当社では次の段階として、先進の環境設備機器や「ひとと住環境研究会」を通じて人の心や体の健康の視点から得た知見などを加えることで、より一層「ロングライフ住宅」における環境貢献型住宅を追求して参ります。今回は、その第一弾として最先端の設備機器である家庭用燃料電池コージェネレーションシステムと当社独自の地中熱利用ヒートポンプ給湯・冷暖房システムをそれぞれ太陽光発電システムと組合せてパッケージ化しヘーベルハウスに搭載する「発電ヘーベルハウス」をキャンペーン展開するものです。同時に、昨年9月に建築と設備の両面から総合的に自然の恵みを生かす、環境負荷の少ない快適な生活を提案するコンセプトモデルとして発表した「ヘーベルハウス そらから f」にこのパッケージを搭載した「ヘーベルハウス そらから f+(エフプラス)」を当社の環境貢献型商品のフラッグシップ商品として訴求していきます。
 
2.システムパッケージの詳細
  (1) 「ダブル発電パック」
 
<パッケージ構成>
  家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)
    東京ガス、大阪ガスなど 各ガス事業者供給による
  太陽光発電システム
    京セラ製 多結晶シリコン型(3.2kW)
屋根材一体型、支持金具設置型(勾配屋根)、架台設置型(フラット屋根)
<特徴>
  「ダブル発電パック」は、発電と給湯機能を持つ家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)と太陽光発電システムをセットにすることで、一般的な家庭における年間電力消費量のほぼ全量を賄い、給湯についても約70%〜90%程度を賄います。年間のCO2発生量を約60%削減し、年間の光熱費を約55%削減することができ、CO2削減に最も効果があります。 このシステムは、次のような方々にお薦めです。
  CO2発生量の削減を最も大切にしたい。
  家族の人数が多くお湯の使用量が多い。
  調理については、ガス器具にこだわりたい。
  暖房は床暖房を主に使用したい。
 
  (2) 「ジオサーマルパック」
 
<パッケージ構成>
  地中熱利用ヒートポンプ給湯・冷暖房システム
    北海道大学大学院工学研究科 長野 克則教授の協力のもと、日立アプライアンス株式会社、株式会社日立空調SEと共同開発した、地中熱と冷房排熱を給湯熱源に利用する給湯・冷暖房システム。
  太陽光発電システム
    「ダブル発電パッケージ」にセットされるものと同じ
<特徴>
  地中熱利用ヒートポンプ給湯・冷暖房システムは都市部のヒートアイランド現象の抑制に効果が大きく、冷暖房・給湯ランニングコストを約40%削減します。給湯熱源を地中熱と冷房排熱としているため、オール電化住宅を望む方に適しています。「ジオサーマルパック」は、年間CO2発生量を約50%、年間の光熱費を約65%削減でき、光熱費の削減に最も効果があります。 このシステムは、次のような方々にお薦めです。
  共働き世帯など日中不在のことが多い。
  室外の設備置場をすっきりさせ、隣家へ影響など(音、送風など)を考慮したい。
  暖房はエアコンを使用することが多い。
  光熱費をより節約したい。
  なるべく自然エネルギーを使用したい。
 
<ご参考>当社「ARIOS」によるエネルギーシミュレーションデータ(概算)
  年間光熱費(千円) 年間消費エネルギー量(kWh) 年間CO2排出量(kg)
電気 ガス 合計 電気 ガス 合計 電気 ガス 合計
そらから f プロトタイプ 135 84 219 5,430 6,690 12,120 2,300 1,120 3,430
ダブル発電パック搭載時 -8
(▲106.1%)
107
(27.8%)
99
(▲54.9%)
-660
(▲112.1%)
10,480
(56.6%)
9,820
(▲19.0%)
-280
(▲112.1%)
1,760
(56.6%)
1,480
(▲56.9%)
ジオサーマルパック搭載時 77
(▲42.9%)
0
(▲100%)
77
(▲64.7%)
4,250
(▲21.8%)
0
(▲100%)
4,250
(▲65.0%)
1,800
(▲21.8%)
0
(▲100%)
1,800
(▲47.4%)
 
3.キャンペーン展開について
 主要キー局にて1/8から1/17の間、スポットTVCFを放映するとともにタイム枠を持つTVCFにて当面展開。また、当社ホームページ上にて告知キャンペーンを実施するとともに、全国の総合展示場モデルハウスと街かどヘーベルハウスにてキャンペーン告知を展開します。
 
【ヘーベルハウス そらから f+(エフプラス)】ジオサーマルパック搭載イメージ図
(画像はウェブサイト http://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/ にてダウンロードできます。)
 
以上
 

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