2008年12月17日
各 位
旭化成ファーマ株式会社
|
日本赤十字社による糖尿病管理指標グリコアルブミン測定用液状試薬
「ルシカ GA−L」の採用について
〜世界で初めて献血時の検査で糖尿病の予防に貢献〜
|
|
旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区 社長:稲田 勉)は、日本赤十字社が実施している献血時の血液検査に来年3月中旬より世界で初めて糖尿病管理指標が導入され、弊社のグリコアルブミン測定用液状試薬「ルシカ GA−L」が採用されることが決定しましたのでお知らせいたします。
現在、日本では予備軍を含めると約1870万人の糖尿病患者がいると推計され、さらに、今後増加の一途をたどることが予想されています。(厚生労働省「平成18年度国民健康・栄養調査」)糖尿病は、進行すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、また、脳卒中、虚血性心疾患などの心血管疾患の発症・進展を促進します。これらの合併症は患者様のQOL(Quality of Life:生活の質)を著しく低下させる重大な問題と考えられています。このため、糖尿病の発症を予防するための取組みが重要となっています。
糖尿病治療において血糖値を反映する管理指標としてヘモグロビンA1c(HbA1c)が、広く使われていますが、HbA1cは過去1〜2カ月の平均血糖値を反映するのに対し、グリコアルブミンは、過去約2週間の平均血糖値を反映します。血糖値が大きく変動する糖尿病治療の初期段階や血糖コントロール状態の悪化時期に、グリコアルブミンはHbA1cよりも血糖状態の変化を早くかつ大きく反映することから、医療機関において広く使われるようになりました。
※「ルシカ」は登録商標です。 |