2009年4月22日

各 位
旭化成ケミカルズ株式会社


鈴鹿市との災害時飲料水等供給の協定締結について
〜地震等大規模災害発生時に活用する応急給水拠点設備が竣工〜
 

 旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:坂本 正樹)では、本日、鈴鹿事業場(三重県鈴鹿市、事業場長:穴澤 昇)と三重県鈴鹿市との間において「鈴鹿市と旭化成ケミカルズ鈴鹿事業場の災害時における飲料水等の供給に関する協定」を締結いたしましたのでお知らせいたします。

 また、鈴鹿事業場内に、地震等大規模災害発生時に飲料水等を近隣住民の方々へ供給することができる応急給水拠点「旭化成LIFESPOT設備」※がこの度竣工しました。
 
  地下水を常用利用し、当社の水処理用精密ろ過膜「マイクローザ」を活用して地震など災害時に安心・安全な飲料水を供給する設備。
 
 今回締結した協定によって、地震等大規模災害発生時に、鈴鹿市からの要請により、鈴鹿事業場に設置した旭化成LIFESPOT設備から近隣住民の方々に飲料水等の応急供給をすることが可能になります。

 旭化成LIFESPOTは、当社が設計、施工、運転、管理まで行う飲料水供給システムです。深井戸からの清浄な水を揚水し、当社の「マイクローザ」等で飲料水に高度浄化します。地震に強い井戸を活用し、井戸に水位計を設け地下水の枯渇に配慮すると共に、地震でも壊れにくい設計を施した設備で、水道法に定められている色度、濁度、残留塩素の水質自動分析装置を装備し、24時間データを遠隔監視することで安心・安全な飲料水を常時供給可能にしています。

 普段は事業場内従業員のための飲料水供給設備として使用しますが、災害発生時には、ライフラインとしての飲料水を確保することで、工場の稼動継続が可能となるだけでなく、地域住民の方、工場、病院、民間施設等への飲料水等の供給拠点として役立てることができます。

 当社では、大規模災害発生時に工場の近隣住民の方々への応急給水に取り組むため、滋賀県守山市との間でも同様の協定を締結しております。今後もこの取り組みを積極的に展開し、地域社会に貢献してまいります。
 
 
【旭化成LIFESPOT設備の概要】
 
(1) 場 所 三重県鈴鹿市平田中町1-1 旭化成ケミカルズ株式会社鈴鹿事業場内
(2) 給水能力 約600t/日
(3) 稼働開始日 2009年5月上旬予定
 
 
旭化成LIFESPOT設備
旭化成LIFESPOT設備
 
応急給水ステーション
応急給水ステーション
 
 
以上
 

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