2010年水着素材の販売とトレンドについて / プレスリリース

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2010年3月16日

各　位

旭化成株式会社
旭化成せんい株式会社

2010年水着素材の販売とトレンドについて
スイム＆アクアフィットネス素材　 sunplay

　旭化成せんい株式会社（本社：大阪市北区　社長：高井秀文）はスイム＆アクアフィットネス素材の機能性を追及し、トータルブランド「Sunplay」を軸としたサブブランド展開を進めてまいりました。2010年に向けては6つのサブブランド（ECO・爽感・UV・iR・COOL・MARINE・EH）を中心に営業活動を行い、多く採用をいただいております。

1. 2009年の総括

　2009年の遊泳水着市場は、世界的な不況に加え天候不順や新型インフルエンザといった要因がかさなり、残念ながら前年実績を大きく割り込む結果となりました。ただし周辺商品として新たなアイテムを加えることで、水着単品での“モノ”ビジネス展開からリゾート全体を対象とした“コト”ビジネスへと変貌の兆しも見えてきており、今シーズンの成果が期待されます。
　また、健康志向の高まりで成長してきたフィットネス水着分野では、フィットネスジム会員数の減少もあり、苦戦の結果となりました。さらにランニングブームなど消費者の「健康」への投資の分散もフィットネス水着分野苦戦の要因として挙げられます。一方でメタボリック対策としての需要の存在や、マスターズ水泳大会の盛況に見られるとおり、幅広い消費者がライフスタイルとしてフィットネス水着を着用するシーンは拡大を続けています。
　競泳水着分野はFINA（国際水泳連盟）のルール改正問題に揺れたシーズンとなり、主要アパレルの新ルール適合の新モデル発売時期がずれ込みましたが、今年に入ってからは各社の店頭投入がスタートしており、競泳水着の需要者層は活気のある購買行動を見せております。2010年は、前年比で大きく活性化することが期待できる環境にあります。

2. 2010年の傾向

　2010年の素材傾向としては、マーケットニーズの多様化や展開アイテムの拡大に伴いバリエーションが今まで以上に多彩になっております。表面感変化に優れた丸編み素材や、体幹サポート効果で注目される軽量ストレッチ織物が増加の傾向です。速乾性やUVカット性といった「機能」に加え、発色性や風合いといった「感性」にも重点を置いた素材が求められる傾向が強まっております。
表面感の効果的な表現方法であるプリントのデザイン傾向も多様な展開となります。

　2010年の水着プロモーションの顔となる旭化成グループキャンペーンモデルには、鹿沼　憂妃（しかぬま　ゆき　20歳　福井県出身）、張　紫

（チャン　ツーウェイ　16歳　中国山東省出身）を起用いたしました。国内外において積極的なプロモーション活動を行ってまいります。

2010年旭化成グループキャンペーンモデル

鹿沼　憂妃（しかぬま　ゆき）、張　紫（チャン　ツーウェイ）
2010年キャンペーンモデル紹介ページ

3. 2010年スイム＆アクアフィットネス素材“Sunplay“のご紹介

(1) Sunplay - COOL MARINE

“鮮やかな発色と上質の素材感”UV＋ファッション素材。
深みと華やかさのある美しい色味でUVカットや防透け性機能。機能とファッションの両方に拘った素材「Sunplay　COOLMARINE」。よくばりな女性達へ、ワンランク上の満足感とカラーバリエーションも豊富に取り揃え、使いやすさを追求した素材です。

(2) Sunplay - 爽乾

“爽やかな着心地でからだを守る”速乾素材。
W断面ポリエステル繊維「テクノファイン」や特殊複合ポリエステルファブリック「シュアドライ」を使用しています。プールから上がった後の冷え感やベトツキ感を軽減し、素早く乾いて着心地爽やかな快適性を追求した素材です。

(3) Sunplay - UV

“紫外線からお肌を守る”UVブロック素材。
特殊セラミックを練り込んだポリエステル繊維「サンペイク」や特殊複合ポリエステルファブリック「アクアミラクル」を使用しています。強い日差しの下でも紫外線をカットする効果があり、肌へのダメージが気になる方でも安心して着用いただけます。また、気になる透け感を防止する効果もあります。

(4) Sunplay - fit

塩素脆化に強い耐久性をもつ素材。
プールの水などに含まれている塩素によって生地が傷むことを防ぎ、脆化促進を和らげる効果のあるスパンデックス（ROICA耐塩素タイプ）を使用しています。