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長期優良住宅は平成20年12月に公布された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき、所轄行政庁が住宅の性能以外にも居住環境や維持保全に関する計画なども含めて認定するものです。 |
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1. 背景 |
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昨年9月1日、戸建住宅ヘーベルハウスの耐久型断熱構法による新たな躯体システムを開発し、「ファインヘーベルハウス」として販売してきました。これまでは移行期間として、それ以前の旧躯体商品と併売してきましたが、本年1~3月の受注に占める新躯体商品の割合が約7割に達したことや、6月4日に長期優良住宅普及促進法が施行されることなどを踏まえ、5月1日以降の受注については旧躯体商品を廃止して耐久型断熱構法による新躯体商品に統一することとしました。
この鉄骨軸組系商品の新躯体への統一に伴い、「ファインヘーベルハウス」というブランドを廃止して、全て「ヘーベルハウス」ブランドに統一します。(なお、断熱構造など詳細では異なる部分があるものの、賃貸住宅商品「ヘーベルメゾン」も同じ躯体システムに統一します。)
これにより、従来からロングライフ住宅として基本性能の高さを評価いただいてきた鉄骨軸組ハイパーフレーム構造のヘーベルハウスの全てが、一層の性能向上を実現したこととなります。今回発売する「スマートヘーベルハウス」は、その高性能なロングライフ住宅を求めやすい価格で提供することにより、顧客層の拡大を目指すものです。 |
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2. 新商品「スマートヘーベルハウス」の特長 |
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スマートヘーベルハウスの基本形は、総2階に方形屋根(あるいは寄棟屋根)をかけるシンプルな形をベースとしています。
4つの基本グリッド(四隅の鉄骨柱と梁によって囲われる構造上の空間)を田の字型に配列して2層(1階と2階)に重ねた総2階の架構とし、必要に応じてこれにサブグリッドを付け加えて建物全体の間取りを設計します。田の字型総2階をベースとするシンプルな架構は、地震エネルギーなどの力の流れが単純となるため、複雑な形状の建物に比べて柱・梁・制震フレームの配置が合理化され、数が少なくても同等の耐震性を確保することができます。これは、高い耐震性を維持しながら将来的な改築対応の容易さや間取りの可変性を確保することにもつながります。
外観も、シンプルな総2階をベースとするため凹凸が少なく、外壁ヘーベルの素材感を活かした飽きのこないシンプルな建物外観を実現します。
また、架構の構成を「総2階の田の字型グリッド(および若干のサブグリッド追加)」というパターンに限定することでコストを抑え、長期優良住宅に求められる建物の性能要件を満たしながら、3.3m2あたり60万円からという求めやすい価格を実現しました。 |
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3. 商品概要 |
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構 造 |
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ハイパーフレーム(鉄骨軸組制震フレーム)構造 |
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本体価格 |
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3.3m2あたり60万円~(消費税込み) |
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販売地域 |
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関東、東海、関西、山陽、九州北部 |
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販売目標 |
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1,500棟(年間) |
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発売日 |
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2009年度5月1日(金) |
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【スマートヘーベルハウス】プロトタイプ平面図 |
2階 |
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1階 |
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プロトタイプ面積表 |
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1階床面積 |
59.98m2 |
(18.1坪) |
2階床面積 |
54.55m2 |
(16.5坪) |
延床面積 |
114.53m2 |
(34.6坪) |
総面積 |
118.59m2 |
(35.9坪) |
道路付 |
南道路 |
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【スマートヘーベルハウス】プロトタイプ外観 |
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(画像はウェブサイト http://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/ にてダウンロードできます。) |
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以上 |
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