2010年4月26日

各 位
帝人ファイバー株式会社
旭化成せんい株式会社


「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさい」プロジェクトが始動!
学校体操服の循環型リサイクルの展開について
 

 帝人ファイバー株式会社(本社:大阪市中央区、社長:亀井 範雄)と旭化成せんい株式会社(本社:大阪市北区、社長:高井 秀文)は、このたび、学校体操服のリサイクルに取り組む「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさい」プロジェクト(*1)を開始しました。
 このプロジェクトは、京都市の小・中学校とポリエステル繊維の循環型リサイクルシステム「エコサークル」(*2)を活用した学校体操服のリサイクルに取り組むもので、プロジェクトに賛同した学校は、帝人ファイバーもしくは旭化成せんいのリサイクル可能なポリエステル繊維を使用した体操服を採用し、使用後に不要となった体操服の回収を行います。回収された体操服は、帝人ファイバー松山事業所内のケミカルリサイクル工場に運搬され、石油から製造するものと同等の品質のポリエステル繊維に再生されます。なお、体操服の回収の際には、先生が生徒から体操服を直接手渡してもらうことにし、コミュニケーションにより生徒の環境意識を育むことも提案しています。
 このたび第一弾として、プロジェクトに賛同した京都市立御所南小学校が、「エコサークル」によりリサイクル可能なポリエステル繊維を使用した体操服を、4月に入学した新1年生(195名)の体操服として採用し、リサイクルに取り組むこととなりました。
 帝人ファイバーと旭化成せんいは、今後とも「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさい」プロジェクトを通じて、京都市のより多くの小・中学校の賛同を得られるようリサイクル活動を推進していきます。
 
  (*1)「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさい」プロジェクト
    京都市の小中学校でエコ授業などを行っている環境プロデューサーの岡部達平氏が提案しているプロジェクト。半永久的にリサイクルできる循環型リサイクルに注目した岡部氏が、子供たちに身近な体操服のリサイクルを通じてエコを学んでほしいという思いから、循環型リサイクルによる体操服のリサイクルを京都市の小中学校に提案している。帝人ファイバーと旭化成せんいがこのプロジェクトに賛同し、一緒に取り組むこととなった。
 
  (*2)「エコサークル」
    帝人ファイバーが世界で初めて開発した、ポリエステルのケミカルリサイクル技術を核とした循環型リサイクルシステム。賛同する国内外アパレルメーカーやスポーツメーカー、130社以上と共同で、商品の開発およびその回収・リサイクルを進めている。化学的に分子レベルまで分解し、石油から製造するものと同等の品質の製品に再生できるため、従来のリサイクルの課題であった品質劣化を回避でき、また、何度でも繰り返しリサイクルできるため、石油資源の使用を抑え、廃棄物を削減することができる。石油からポリエステル原料を製造する場合に比べ、エネルギー消費量、二酸化炭素排出量ともに約80%削減(焼却分含む。出典:繊維製品のLCA調査報告書)することができる。
 
【「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさい」プロジェクト イメージ図】
  「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさい」プロジェクト イメージ図
 
【京都市立御所南小学校の体操服写真】
 
京都市立御所南小学校の体操服写真   京都市立御所南小学校の体操服写真
 
 
「エコサークル」は帝人ファイバー株式会社の登録商標です。
 
 
以上
 

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