2010年8月6日

各 位
旭化成ホームズ株式会社


家族が自然に集う居心地の良いリビング空間を提案する
「ヘーベルハウス F.lower livingのある家」新発売
 

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:平居 正仁)は、リビングの床レベルを変化させることで、拡がりと落ち着きのある居心地の良い豊かな空間を提案する「ヘーベルハウス F.lower living(フラワーリビング)のある家」を、2010年8月9日(月)より発売します。
 今回の新商品は、家族が自然に集いたくなるリビング空間の仕掛けとして、床レベルを30センチ下げた空間を4つのパターンで提案しています。リビングの床(floor)を30センチ低くする(lower)ことにより、床を下げた空間に領域性が生まれ目線の高さが互いにずれることから、隣り合う領域までの横方向の拡がりと、2.7メートルの高天井による縦方向への拡がりを感じられるようになります。また、ソファーや窓枠に腰掛けたり、床に直接座ってくつろぐ時などに囲まれ感やこもり場の落ち着きが感じられ、併せて目線の高さが庭にぐっと近づき庭の緑や陽だまりの心地良さを楽しむこともできるため、自然に人が集まりたくなるような居心地の良いリビング空間が実現できます。
 この空間を、家族がゆったり落ち着けて会話に花が咲き、コミュニケーションが一段と深まるようにとの意味を込めて「F.lower」(floorとlowerを合わせた造語)と名付け、これを設置した商品の名称を「F.lower livingのある家」としました。
 今回は、家族のライフスタイルに合わせて4つのタイプの「F.lower living」を提案しました。リビングの一部にくぼみを設けたカジュアルな空間で、自由気ままなスタイルで会話を楽しむ「Pit type(ピットタイプ)」。こもり感のある落ち着いた空間でゆったり集い語らう「Cave type(ケーブタイプ)」。ダイナミックなワンルームに段差を設けラウンジのように優雅にくつろぐ「Lounge type(ラウンジタイプ)」。ゆるやかに区切られたパーソナルな空間で、家族の気配を感じながらもひとりになれる「Nook type(ヌックタイプ)」。それぞれのライフスタイルに合わせた豊かな暮らしが実現できます。また、「F.lower living」を引き立て、居心地の良さを高めるインテリア仕様と快適設備も併せて提案しています。
 
I. 開発の背景
   これまで当社では、都市部の限られた敷地に建設される建物において、常に家族のつながりを意識しながら内部空間の豊かさの実現に努めてきました。
 2001年に発売した「ニューフレックス3」や「PAO」では、大きな吹き抜けを通して建物の内部空間全体が緩やかに一体的につながり、家族の気配を伝えながら縦空間の拡がりを生み出す「立体的なオープンプランニング」を導入しました。また、横方向の拡がりについては、2002年に発売した「そらから」に見られるように、それぞれの空間を雁行させながら緩やかに一体的につなげる「流動的一体空間」の設計手法を提案しました。
 また、2002年に子育て期における積極的な家族のふれあい・コミュニケーションをテーマにステージのあるリビングなどを提案する「へそのある家」や、2006年に熟年夫婦の居場所に着目した「つかずはなれずプランニング」を提案する「ルフト」、最近では、くらしノベーション研究所の研究成果を反映し子育て・家事・自立をテーマとした「+NEST」といった商品を上市するなど、リビングを中心とした家族のつながりに関する積極的な住ソフト提案も行ってきました。
 今回提案する商品は、面積の限られた都市部の敷地において、大きな吹き抜けや雁行プランが難しいケースでも、内部空間の豊かさを実現し、家族が自然に集いたくなるリビング空間の豊かさと居心地の良さを追究しました。
 
II. 商品の特徴
  1. 「F.lower living」で得られる5つの効果
     今回の商品は、リビングの床を30センチ床下げするという小さな工夫で5つの大きな効果を期待しています。
   
(1) 床下げにより生まれた2.7メートルの天井高により、縦方向の拡がりを生み出します。
(2) 通常床レベルの空間とは目線の高さがずれることから、隣り合う領域まで横方向の拡がりが生まれ、距離が近くても開放感のある空間構成が可能になります。
(3) 一段下がった空間に、囲まれ感のあるこもり場の落ち着きが生まれます。
(4) 床に直接座ったり段差や窓枠に腰掛けたり、家族が気軽に囲める集いの場を生み出します。
(5) 床と地面がほぼ同じ高さになり、目線の高さが庭に近づき、陽だまりの心地良さを味わえる居場所が窓辺に生まれます。
 
  2. 4つのタイプの「F.lower living」
    (1) Pit type
     
 リビングの床を一部下げて「くぼみ」としたカジュアルな空間です。窓枠や段差を家具のように用いて、腰掛けて会話を楽しんだり、もたれて本を読んだりすることができる、家具のない広々としたスペースで、みんなが自然に集まる憩いの場です。 Pit type
    (2) Cave type
     
 リビング全体の床を下げて、壁や天井で出入り口を絞ることで生まれる、こもり感のある落ち着いた空間です。暖炉の炎を囲んでゆっくりと過ごしたり、低くなった視線とつながる庭の臨場感を楽しんだり、重心が下がることで一層の深い安らぎが生まれます。 Cave type
    (3) Lounge type
     
 ダイナミックなワンルーム空間に段差を設けることで、高さの異なるふたつのフロアを実現したホテルのラウンジのように優雅にくつろげる空間です。ソファーにゆったりと身を沈めて開放感と視線の変化を楽しみながら、贅沢な時間を堪能できます。 Lounge type
    (4) Nook type
     
 リビングとつながる床の一部を下げ、腰壁や本棚などでゆるやかに区切ることで実現するパーソナルな空間です。家族の気配を感じながらも、ひとりの時間に浸ることができる、囲まれ感が心地良い大人の隠れ家のようなスペースです。 Nook type
 
  3. 新しい開発アイテム
    (1) 居心地の良さを高める本物素材の内装材「プレミアムセレクション」
       今回、より豊かなインテリアスタイル実現のために、リビング空間を引き立てる「PG建具」と「厚単板床材」を用意しました。「PG建具」は上質な突板仕上げを採用した3種類(ダークウォールナット・ライトオークナット・ミディアムチェリー)、「厚単板床材」は本物の素材感あふれる厚い突板で幅広デザインが魅力の4種類(ウォールナット・オーク・ブラックチェリー・メープル)を取り揃えました。
 
    (2) 「F.lower living」の快適性を高める設備
       リビング空間の設備提案として、炎のゆらぎがリラックス感を高め、家族の集いのシンボルとなる「ガス暖炉システム」を用意しました。強制排気(FE)式で安心気軽に暖炉のある暮らしが楽しめます。また、温水を利用した輻射方式の暖房設備として、放熱効率が高く、段差のある空間の間仕切りにも使えるルーバーデザインを採用した「輻射暖房パネル」、太陽熱を利用した省エネタイプで床座の際の快適性を高める「太陽熱併用床暖房」も用意しました。
 
III. 商品概要
 
1. 構  造   ハイパーフレーム(鉄骨軸組制震フレーム)構造
2. 本体価格   今回提示のプロトタイプで本体価格2,010万円(消費税込み)
3. 販売地域   関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部(当社販売エリア全域)
4. 販売目標   年間350棟
5. 発 売 日   2010年8月9日(月)
6. 展 示 場   武蔵野展示場(東京都武蔵野市)9月オープン予定
 
◆ プロトタイプ間取り図
 
プロトタイプ間取り図1階
1階床面積 53.71m2
(16.25坪)
2階床面積 50.16m2
(15.17坪)
延べ床面積 103.87m2
(31.42坪)
プロトタイプ間取り図2階
 1階  2階
 
◆ プロトタイプ外観
  プロトタイプ外観
 
  (画像はウェブサイトhttp://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/にてダウンロードできます。)
       
 
 
以上
 
  本リリースのPDF版はこちら
 

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