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1. プラノバ大分工場の概要 |
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場 所 |
大分県大分市 |
(旭化成メディカル大分工場所有地内) |
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生産能力 |
40,000m2/年 |
(既存能力40,000m2/年(宮崎県延岡市プラノバ工場)と併せトータル能力80,000m2/年) |
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投資額 |
約25億円 |
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工 期 |
2009年4月着工、2010年5月21日竣工 |
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2. 工場新設の背景と目的 |
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「プラノバ」は、血漿分画製剤※2やバイオ医薬品※3といった生物学的製剤の製造工程で、有害なウイルスを除去する中空糸型ウイルス除去フィルターです。その優れたウイルス除去性能とタンパク質の透過性能により医薬品の安全性に貢献する製品として国際的な信頼を得ており、現在では、顧客(製薬企業や医薬品製造受託企業)の90%強が欧米を中心とする海外となっています。
バイオ医薬品は、2015年まで年率10%を超える成長があると予測されており、製造工程に使用される「プラノバ」の需要も増加していくと考えています。
当社ではこれまで、「プラノバ」の中空糸の生産と組立を宮崎県延岡市で行っておりました。今後の市場の拡大に対応し、世界のトップメーカーとして安定した品質と供給責任を果たすとともに、生産拠点のリスク分散を図るため、旭化成グループの医療機器の生産拠点の基盤がある大分県大分市に「プラノバ」の組立工場(プラノバ大分工場)を新設し、本日竣工しました。 |
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<用語解説> |
1. 「プラノバ」 |
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銅アンモニア法再生セルロースを原料とした中空糸型ウイルス除去フィルター。孔径サイズにより、15N,20N,35Nの3種類のほか、プレフィルターとして75Nを発売しており、それぞれについて各種膜面積サイズのフィルターを用意している。 |
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2. 血漿分画製剤 |
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血漿から精製して得られる治療に有益なタンパク製剤で、感染症の治療に用いるグロブリン、血友病などの治療に用いる血液凝固第VIII因子などの血液凝固因子製剤などがある。 |
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3. バイオ医薬品 |
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遺伝子工学、細胞培養などのバイオテクノロジーを利用して生産されるペプチドやタンパク質を有効成分とする医薬品。インターフェロン、成長ホルモン、エリスロポエチン、モノクローナル抗体などがある。 |
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4. 生物製剤のウイルス安全性 |
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ヒトおよび動物由来成分を原料とした医薬品(生物製剤)に混入するエイズや肝炎などの原因となるウイルスを除去又は不活化すること。 |
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5. モノクローナル抗体 |
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単一の抗体産生細胞から作られる一種類の均一な分子でできた抗体であるが、医薬品としては、通常、遺伝子組替え技術で作られる。近年、リウマチ、癌などに対する抗体医薬の開発が盛んである。 |
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プラノバ新組立工場(大分市) |
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以上 |
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