2011年1月21日

各 位
株式会社ミスズ・サンメディカルHD
旭化成株式会社


補助人工心臓「エヴァハート」に関する提携スキームの変更について
 

 株式会社ミスズ・サンメディカルHD(本社:長野県諏訪市、社長:山崎 俊一、以下「MSHD」)および旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤原 健嗣、以下「旭化成」)は、両社が共同事業を行ってきた体内植込み型左心室補助人工心臓「エヴァハート」の海外展開に関し、提携スキームを変更することに合意しましたので、お知らせします。
 
 
1. 背景と経緯
   MSHDと旭化成は、2009年4月1日に、「エヴァハート」の海外展開を目的として共同事業を開始し、欧米での開発を進めてきました。その後、日本国内においては、MSHDの子会社である株式会社サンメディカル技術研究所(本社:長野県諏訪市、社長:山崎 俊一、以下「サンメディカル」)が、「エヴァハート」の製造販売承認を得るに至りました。一方、欧米においては、第3世代補助人工心臓の開発競争が激化しており、今後競合他社に対抗するためには開発スピードを一層加速させることが必要不可欠であることから、この度、製造・開発・販売機能の統合を含めた事業スキームの変更に合意しました。
 
2. 合意の内容について
  (1) 旭化成は、本年1月20日付で、サンメディカルと旭化成の合弁会社であるEVAHEART Medical USA(本社:米国デラウエア州)及び株式会社エヴァハート・メディカル・インターナショナル(本社:東京都千代田区)の、旭化成が保有する株式(持分比率:60%、40%)全数をサンメディカルに譲渡し、両社をサンメディカルの100%子会社とします。
  (2) 旭化成は、MSHDによる増資を引き受ける予定です。
 
<ご参考>
  「エヴァハート」について
    「エヴァハート」は、東京女子医大、早稲田大学および米国ピッツバーグ大学などの協力により、サンメディカルが開発した唯一国産の体内植込み型補助人工心臓です。2010年12月に日本における製造販売承認を取得しており、本年4月からサンメディカルによる販売を計画しています。
     
 
 
以上
 
    本リリースのPDF版はこちら
 

ニュース


ページ上部へ