「しぜんごこちのくらし」の発行と配布について
〜この夏の電力制約を機に「暮らし方」の見直しを呼び掛ける小冊子〜

2011年7月4日
旭化成ホームズ株式会社

 旭化成ホームズ株式会社 くらしノベーション研究所(所在:東京都新宿区、所長:熊野勲)は、電力不足が危ぶまれるこの夏に「暮らし方」を見直すことで、各家庭が快適で健康な生活を営む一助となることを願って、小冊子「しぜんごこちのくらし」を発行し、無料で広く配布することとしましたので、お知らせします。
 B6版32ページの扱いやすい装丁とし、小学校高学年から一般家庭までを対象に、親しみやすいイラストを多用しました。「暮らし方の知恵」を科学的根拠と合わせて楽しみながら学び、自ら行動に結び付け易いように、「どうして森は涼しい?」などの10の“Hint”、それに対応して「植物はすごい!」といった解説をする“ThinkingTime”、更にその知恵を「緑のカーテンを育ててみよう!」などと実際に暮らしに取り入れることを呼び掛ける“Action”の繰り返しで構成しています。
 ご家庭での話題として、また夏休みの自由研究のヒントとしてもご活用いただけると考えており、学校教材としてのご利用も期待しています。
 発行部数は当初3万部、全国の当社住宅展示場で配布すると同時に、くらしノベーション研究所WEBサイト(http://kurashinnovation.jp)にて7月4日よりダウンロードできます。また、学校教材や団体など30部以上のご希望には、同サイトからお申し込みいただければ直接配送いたします。

I. 背景

 東日本大震災は、被災された皆さまの日常生活への計り知れない影響と同時に、日本社会・経済の先行き見通しにも大きな影を落としており、私達の価値観やライフスタイルに大きな変化をもたらすきっかけとなると思われます。また、この震災に起因する福島第一原発事故も重なり、これまで環境問題として認識されてきたエネルギー消費量削減についても、国民全体が電力制約という形で向かい合わざるを得ない課題となっています。
 当社では、住宅事業を開始した1972年当初より、家族のあり方や環境との関わりなどの視点から、住まいにおける暮らしのあり方を研究してきました。今回、その研究の中核を担う「くらしノベーション研究所」より、これまでの住生活研究により蓄積された知見を踏まえて、この夏の電力制約下における「暮らし方(ライフスタイル)」の見直しを広く一般家庭の皆さまに呼び掛け、健康・快適な暮らしの一助となることを目指して小冊子を作成し、無料で配布することとしました。

II. 小冊子の概要

装丁 全32ページ
作成部数 当初3万部
  • 第一部:「しぜんごこちのくらし 10のヒント」
    「どうして森は涼しい?」、「植物にはクーラーの働きがある?」などの10の“Hint”、それに対応した解説を展開する“Thinking Time”、さらにそこで考えたことを暮らしに取り入れることを呼び掛ける“Action”の繰り返しで構成されています。
  • 第二部:「どうなる? どうする? くらしとエネルギー」
    東日本大震災に触れながら、暮らしのエネルギー消費についての各種データを紹介しながら学べるように構成しています。
  • EcoゾウさんClubの紹介
    同研究所が子どもたちの環境意識の育成と家族のコミュニケーション活性化を目的としてWEBサイトで無償提供している「EcoゾウさんClub」を簡単に紹介しています。同サイトでは、各家庭での毎月の電気・ガス・水道・灯油・ガソリンの使用量とゴミの量を楽しみながら入力できるように工夫されており、自動的にエネルギー消費量が計算されてCO2排出量が表示されることから、自分のライフスタイルの見直しがどのようにエネルギー消費削減に繋がったのかを確認することができます。
  • メッセージ(ご参考に全文掲載)
     東日本大震災を経験したわたしたち日本人が、まちづくりやコミュニティなどはもとより、あらゆる面からいままでのくらし方を見直さなければならない状況に置かれていることは、間違いありません。けれども、それは決して便利さや豊かさを否定して昔に後戻りすることや、つらいことを我慢して耐えるということを求められているのではなく、必要なのは、いままでとは違う、日本人としての新しいくらし方、新しい価値観を手に入れることなのだとわたしたちは思っています。
    この小冊子がそのための一助になれば幸いです。

III. 配布方法

  • 全国の当社住宅展示場にて無料配布
  • 当くらしノベーション研究所ホームページ内に特設ページを作成。ダウンロードにより利用可能。学校教材など団体でのご使用向けの30部以上のご要望には、ホームページよりご請求いただくことで、無料にて直接配送いたします。

以上

本リリースのPDF版は こちら


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