韓国大型下水MBR処理施設での「マイクローザ」稼動開始について

2012年7月3日
旭化成ケミカルズ株式会社

 旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小林 友二)は、韓国京畿道坡州(パジュ)市における大型下水MBR※処理施設に当社の水処理用中空糸ろ過膜「マイクローザ」が採用され、このたび本格運転が開始しましたので、お知らせいたします。

 韓国では国家の政策として下水放流水の規制強化が推進されており、良質な処理水が得られるMBRによる水処理の需要は、環境対策の一環として拡大する見込みです。また、公共施設では採用実績が重視される傾向があるため、今回の新規MBR設備の稼働により、韓国におけるMBRの普及が加速化することが期待されています。

 当社は、韓国の水処理膜分野で約25%のシェアを有していますが、今回のプロジェクトは下水処理施設としては韓国で最大規模のものであり、当社の実績と高い技術力が評価され、採用に至りました。

 これを機に、世界市場で「マイクローザ」受注拡大を進め、水処理分野における世界トップグループの地位をより強固なものにしていきます。

【設備の概要】

(1)場所   大韓民国 京畿道坡州(パジュ)市
(2)用途   下水処理
(3)処理能力   90,000m3/日(1期:45,000m3/日、2期:45,000m3/日)
(4)設備施工業者   GS Engineering & Construction Corp.および Silver Star Eng Co., Ltd.
(5)稼動時期   2012年6月(1期)、2013年8月(2期)予定

以上


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