「ベンベルグ」の生産設備増設について

2013年3月29日
旭化成せんい株式会社

 旭化成せんい株式会社(本社:大阪市北区、社長:高梨 利雄)では、このたび、宮崎県延岡市において再生セルロース繊維(キュプラ繊維)「ベンベルグ」の生産設備の増設に着手しましたので、お知らせします。

1.背景

 「ベンベルグ」は、コットンリンター※を原料とする再生繊維で、さわやかな着心地や優しい肌触り、天然原料由来ならではの環境適合性などを活かして、現在、高級スーツなどの裏地から、アウター・インナー・寝装・スポーツなど幅広い用途で展開されています。

 近年、機能性インナーやインドの民族衣装向けなどで販売量が増加していることから、当社では数年前から既存設備の改良による増産を進めてきました。しかし、今後も新興国をはじめとする需要の更なる拡大が見込まれることから、設備の増設を決定し、このたび増設に着手しました。なお、増設完了後の「ベンベルグ」の生産能力は、現在に比べ約10%増加することとなります。

 当社では、今後もグローバルなマーケットの拡大に応じて、更なる設備増設と生産体制の高度化を進めていく予定です。

2.増設の概要

(1)立地 宮崎県延岡市(旧エステル工場跡地内に建設)
(2)生産品目 再生セルロース繊維(キュプラ繊維)「ベンベルグ」
(3)総投資額 約30億円
(4)工期 2013年4月着工、2014年4月稼働予定
  • コットンリンター・・・綿花の種子を包むうぶ毛状の短繊維。

以上


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