タイでのPMMA製造技術のライセンスについて

2013年4月24日
旭化成ケミカルズ株式会社

 旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小林 友二)は、この度タイのPTT Public Company Limited(以下「PTT」)に対し、PMMA(メタクリル樹脂)の製造技術をライセンスすることを決定しましたので、お知らせします。

 PTTは、石油精製・天然ガス・石油化学事業を展開するタイを代表する企業であり、本年1月に商業運転を開始したAN(アクリロニトリル)およびMMA(メチルメタクリレート)の製造・販売会社であるPTT Asahi Chemical Company Limited(以下「PTTAC」)の合弁パートナーです。

 PTTは、PTTACが製造するMMAを主原料として、年産4万トンのPMMAを製造することを計画しており、当社はPTTACのMMA誘導品ビジネスの強化を図るため、この度PTTへのPMMAの製造技術のライセンスを決定しました。

 当社は、PTTACの運営に加えこの度のライセンスを通じて、PTTとの協力関係をより強化していきます。

<ご参考>

1.PMMAについて

優れた透明性・表面硬度・耐薬品性を持つ、樹脂成形材料の一つであり、固有の気品ある光沢を長時間保つため「プラスチックの女王」と呼ばれている。その特徴を生かして自動車部品、光学部品、工業部品及び雑貨など、幅広い用途に採用されている。

2.PTT Public Company Limitedの概要

本社 タイ国バンコク市
社長 Pailin Chuchottaworn
設立 2001年10月
事業内容:下記3つに大別される。
  • Oil Business Group 石油の生産および輸出入、LPG、ガソリン等の販売
  • Gas Business Group 天然ガスの採掘、販売および分離生産
  • Petrochemicals and Refining Business Group 石油精製および石油化学製品の生産
売上高 2,793,833百万バーツ(約8兆9千億円、2012年12月期)
総資産 1,631,320百万バーツ(約5兆2千億円、2012年末)

3.PTT Asahi Chemical Company Limitedの概要

社長 浜口 正夫
工場立地 タイ国ラヨーン県マプタプット工業区内
生産能力 AN 年産20万トン、MMA 年産7万トン 、硫安 年産16万トン
出資比率 旭化成ケミカルズ 48.5%、PTT 48.5%、丸紅3.0%

以上


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