韓国におけるアセトニトリル新プラント竣工式開催について

2014年3月28日
旭化成ケミカルズ株式会社

 旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小林 友二)は、韓国で進めてきましたアセトニトリルの新プラント建設が完工し、本年3月27日に現地にて竣工式を執り行いましたので、お知らせします。

1.経緯

 当社では、医薬品産業の拡大に伴う需要増に対応するため、韓国の子会社の東西石油化学株式会社の蔚山工場内にアセトニトリルプラントの新設工事を進めてきましたが、工事を完了し本年1月より商業生産を開始しました。

 アセトニトリルは、主に医薬品原体、中間体の製造工程で溶媒として使用されている他、分析用試薬や農薬などにも使用されています。当社は川崎製造所に年産14,000トンのプラントを有していますが、特に安定供給が要求される医薬、試薬用途への供給体制強化が課題となっていました。今回の新プラント稼働により、川崎と韓国との二拠点体制を確立することとなり、アジアトップのアセトニトリルメーカーとして、安定供給体制を大幅に強化し、インドを始めとする医薬品産業拡大に伴う需要増に対応していきます。

2.工場概要

(1)建設地 大韓民国蔚山広域市 東西石油化学蔚山工場内
(2)生産能力 年産11,000トン
(3)工期 2012年3月着工、2014年1月商業運転開始

<ご参考> 東西石油化学株式会社の概要

会社名 東西石油化学株式会社(Tongsuh Petrochemical Corp., Ltd.)
所在地 大韓民国蔚山広域市
社長 許 宗弼(Huh Jong-Pil)
資本金 2,376億ウォン(約230億円)
出資比率 旭化成株式会社100%
事業概要 アクリロニトリル、青化ソーダ他の製造・販売

アセトニトリル新プラント竣工式
アセトニトリル新プラント竣工式
左から:坂本修一 旭化成ケミカルズ(株)執行役員、M井研史 旭化成ケミカルズ(株)常務執行役員、竹本常夫 旭化成ケミカルズ(株)専務執行役員、根岸芳夫 旭化成ケミカルズ(株)専務執行役員、許宗弼 東西石油化学(株)社長、木住野元通 東西石油化学(株)副社長、白明眞 (株)POSCO Engineering常務

以上


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