2014年3月13日
旭化成建材株式会社
旭化成建材株式会社(本社:東京都千代田区、社長:前田 富弘)は、茨城県猿島郡にて進めてきました高性能フェノールフォーム断熱材「ネオマフォーム」工場の製造ライン増設工事がこの度完工し、本年3月12日に現地にて竣工式を執り行いましたので、お知らせします。
1.経緯
当社では、2012年4月17日付プレスリリース『高性能断熱材「ネオマフォーム」生産能力の増強について』にてお知らせしました通り、今後の断熱材需要の増加に対応するため、茨城県猿島郡にあるネオマフォーム工場の製造ラインの増設工事を進めてきましたが、この度工事を完了し稼働を開始しました。
高性能断熱材の需要は、震災以降のスマートハウスやゼロエネルギー住宅など建物の省エネルギー化・高断熱化への関心の一層の高まりや、政府の2020年に向けた住宅省エネ基準義務化のロードマップの発表などにより、今後飛躍的に伸びると予測されています。
当社は、この度の増設を機に、今後もフェノールフォーム断熱材のトップメーカーとして、建築の温熱環境の向上に貢献すべく一層の事業強化に努め、高性能・高品質な製品の安定供給の責務を果たしていきます。
2.竣工式概要
(1)開催日 | : | 2014年3月12日 |
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(2)出席者 | : | 旭化成株式会社 代表取締役社長 藤原 健嗣 旭化成建材株式会社 代表取締役社長 前田 富弘 他 関係者 合計約40名 |
3.工場概要
(1)建設地 | : | 茨城県猿島郡境町(現ネオマフォーム工場隣接地) |
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(2)建物概要 | : | 3階建、延床面積 約6,300m2 |
(3)生産能力 | : | 現生産能力の約1.8倍 |
(4)生産製品 | : | 高性能フェノールフォーム断熱材「ネオマフォーム」「ジュピー」 |
(5)本格稼働 | : | 2014年4月 |
(6)設備投資額 | : | 約40億円 |
<ご参考>
「ネオマフォーム」
住宅や一般建築のほか、広く産業用途で使用されている世界最高クラスの断熱性能(熱伝導率0.020W/m・K)を持つフェノールフォーム断熱材。「省エネ大賞」「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」「全国発明賞」などを受賞し、木造住宅の外張り断熱工法ではトップシェア。
「ジュピー」
「ネオマフォーム」と同素材のフェノールフォーム断熱材。「ネオマフォーム」の製造技術を基に、断熱性能は維持したまま充填施工用に開発された床断熱専用製品。
竣工式の様子
増設ライン建物外観
以上