台湾における個人向け住宅試作棟の建設について
〜台湾塑膠工業股有限公司との共同開発に参画〜

2014年3月24日
旭化成ホームズ株式会社

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:平居 正仁、4月1日付にて池田 英輔に交代予定)は、台湾塑膠工業股有限公司(本社:台湾 台北市、董事長:李 志村)の求めに応じて、同社と共同して台湾に個人向け住宅の試作棟を建設することとしましたので、お知らせします。この試作棟建設を通し、当社が戸建住宅事業「へーベルハウス」で積み上げてきた技術・ノウハウを活かして、台湾における新しい住まい方やサービスを提案する住宅の供給ができるか、その可能性を検討します。

 現在、日本国内における試作棟を旭化成ホームズの研究施設内に建設しています。この国内試作棟での検証に基づいて、台湾に建設する試作棟のプランや仕様などを決定し、本年内の建設工事着手を目標にプロジェクトを進める予定です。

背景、経緯

 台湾最大の民間企業グループである台塑集団(台湾プラスチックグループ)が住宅事業の可能性を検討する一環として、繊維事業で旭化成せんいと合弁関係にあることから旭化成グループの戸建住宅商品「ヘーベルハウス」に着目し、台湾における住宅供給についての打診がありました。

 台湾では地震が多く、また、地価が高く面積の限られた敷地を有効活用するために戸建住宅でも3〜5階建てが主流です。このような台湾の住宅事情は、耐震性や耐火性といった強みを活かして都市部を中心に住宅事業を展開する旭化成ホームズの経験・ノウハウや建物の強みを活かせる可能性を多分に秘めています。そのような判断から、台湾における事業化の可能性を検討するために、台湾での試作棟の建設を含む共同開発プロジェクトに参画することとしました。

<ご参考>台湾塑膠公司の概要

名称 台湾塑膠工業股有限公司(台湾プラスチック工業株式会社)
本社 台北市敦化北路201号
代表者 李 志村
設立 1954年11月5日
事業内容 塩ビ樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、化学品、カーバイド、等
資本金 63,657百万台湾ドル
売上高 173,035百万台湾ドル(2012年12月期)
営業利益 16,405百万台湾ドル(2012年12月期)
従業員数 5,675名(2012年12月時点)

以上


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