2014年11月13日
旭化成せんい株式会社
旭化成せんい株式会社(本社:大阪市北区、社長:高梨 利雄)は、このたび、商品科学研究所(滋賀県守山市)が中心となって開発を進める、「快適・健康」を科学し、「感動」を与える革新的先端技術、商品の統一ブランドとして『A-cubic』を設定し、今後、プロモーション活動を展開していきますので、お知らせします。
1.背景
当社は、90年に及ぶ原糸・原綿・生地作り・衣服設計・着心地に至る繊維の研究開発と経験で培った、独自技術、差別性のあるユニークな繊維素材をグローバルに提供するとともに、次世代の新しい「価値」を創出する技術や商品の開発にも力を注いでいます。
当社の商品科学研究所では、素材力やテキスタイル技術力・評価設計力を駆使し、着用快適性や健康向上を狙った「機能テキスタイル・機能ウエア」や、環境、省エネ、安全などをテーマにしたエレクトロニクス、自動車、医療分野などの新たな領域での「新しい価値商品」の開発に取り組んでいます。
特に、機能ウエアの開発では、「快適・健康」を実感できる価値商品づくりを目指し、人工気候室や各種運動機能評価機器による科学的機能評価を進めています。これらの知識、技術・ノウハウを集大成し、快適・健康を科学する、統一ブランド『A-cubic』を設定しました。
今後、『A-cubic』の統一ブランドの下に生まれた商品を随時市場に投入するとともに、展示会やイベントなどの各種プロモーションを実施し、販促用グッズなども用意して『A-cubic』ブランドの浸透を推進していきます。
2.『A-cubic』とは
☆Agreeable | : | 衣服内の温湿度をコントロールするとともに接触冷感、発汗時の汗処理、生地の発熱などを最適化した素材を提供します。 |
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☆Active | : | 人の運動、動作による皮膚の伸び縮みの動的計測技術などを活用し、人の動きに適正に追従し、サポートするテキスタイル・衣服を提供します。筋肉の疲労軽減や運動パフォーマンスの向上を目指した衣服の開発にも取り組んでいます。独自のシミュレーション技術も応用し、テキスタイル・衣服設計の最適化を目指します。 |
☆Adaptive | : | 衣服が人に触れた時の感覚である触感を分析し、心地よさにつながる触感の解明を目指しています。又、肌の健康状態の解析により、肌への優しさを追求し、理想的な衣服の開発に取り組んでいます。 |
3.『A-cubic』を具現化するための要素技術
4.『A-cubic』の狙い
『A-cubic』ブランドの認定
商品科学研究所は、『A-cubic』のコンセプトから生まれた商品及び技術について『A-cubic』ブランドとして認定します。人が身に着けて実感できる価値であることが重要との視点から、下記を対象とします。
*対象:テキスタイル、不織布、縫製品
以上