広がる、つながる、楽しい都市型コンパクト3階建て
「HEBEL HAUS terra craft(テラ クラフト)」発売

2014年10月21日
旭化成ホームズ株式会社

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:池田 英輔)は、3階建て住宅の新商品「HEBEL HAUS terra craft(ヘーベルハウス テラ クラフト)」を本年11月1日より発売しますのでお知らせいたします。

 本商品は、当社が得意とする30〜45坪程度の比較的コンパクトな3階建て専用住宅を想定し、密集した都市の住まいに求められる「広さ・明るさ」や「楽しさ」を追求したコンセプトモデル商品です。昨年11月に発売した2階建て商品「ステップボックス」に続き、今回初めて「クロスシフトプランニング(床の高さを工夫して視線を広げる設計手法)」をコンパクトな3階建てに用い、周囲を建物に囲まれた立地でも広さや明るさを確保した魅力ある空間づくりを提案しています。

 これにより当社では、都市の3階建て市場における圧倒的な差別化と建替え需要の顕在化を図り、「都市の住まいといえばヘーベルハウス」というブランドイメージの構築・強化を目指します。

<新商品 ヘーベルハウス「テラ クラフト」の特徴>

1.都市のコンパクトな3階建てでも実現する「広さ・明るさ」

 1階部分の柱を通常より約30センチ短くした「階高ダウン」、床の設置レベルを部分的に約40センチ低くした「ダウンフロアユニット」、「大きな吹抜け」などを活かしたクロスシフトプランニングにより、都市のコンパクトな3階建てとは思えない空間の広がりを確保します。

 同時に、3階建てでは通常暗くなりがちな1階LDKも、スカイライト(天窓)から入る天空の光の明るさが吹抜け越しに降り注ぐ心地よい空間となっています。

2.コンパクトな3階建てならではの距離感や居場所の「楽しさ・心地よさ」

 階高ダウンの1階LDKから手が届きそうな位置にある2階ダウンフロアユニットや、1階LDKから吹抜け越しに見え2・3階の子供たちの様子が感じられるシースルー階段など、今までにない独特な距離感を持つ空間により、遊び心ある楽しいくらしを提案しています。

 また、各階のダウンフロアユニットは、間仕切り壁のない開放的な空間でありながら籠り感も感じられ、家族それぞれの心地よい居場所となります。

3.都市の住まいの「安心・安全」

 当社の3階建て住宅は、本年5月に制震装置「サイレス(SeiRReS)」を標準採用しました。本商品では新たに、建物本体から突出させたエクステリア風のヘーベル壁「ゲートウォール」を採用し、この壁の内部に制震装置「サイレス」を内包しています。これにより、柱のない全幅開口の開放的な空間づくりがより容易になりました。

1.背景

 当社では1981年に業界に先駆けて3階建て商品を発売して以来、独自の「重量鉄骨システムラーメン構造」を軸に、都市部を中心とする3階建て市場をけん引してきました。本年5月には、重鉄3階建て商品に独自のオイルダンパー制震装置「サイレス(SeiRReS)」を標準採用し、「NEXT HEBEL HAUS FREX(ネクストヘーベルハウス フレックス)」として耐震性と空間自由度を進化させました。

 一方、空間自由度の高さを活かした提案としては、床の設置レベルや天井の高さを様々に変えることで多様な空間のつながりを生み出す新たな設計手法「X-SHIFT(クロスシフト)プランニング」を用いた2階建て4層商品「STEP BOX(ステップボックス)」を昨年11月に発売し、1階と2階をつなぐ中間層「クロスフロア」によりコンパクトな建物でも空間の豊かな広がりを感じされる提案をしました。

 今回の新商品では「ステップボックス」に続き、コンパクトな3階建て住宅において豊かな広がりと家族のつながりが感じられる空間提案を目指しました。これにより当社では、注力している3階建て市場の中でも需要が多い30〜45坪程度の比較的コンパクトな単世帯専用住宅における提案力をさらに強化し、市場の活性化を図ります。

2.商品の特徴

 独自の設計手法「X-SHIFT(クロスシフト)プランニング」の構成要素として「階高ダウン」仕様を新たに加えることで1階と2階の距離を近づけ、コンパクトな3階建てとは思えない「空間の広がり」と「多様な空間のつながり」を実現し、都市の住まいにおける「楽しさ・心地よさ」を提案するコンセプトモデル商品です。

(1)コンパクトながらも豊かな広がりが感じられる空間

①多様な床レベル設定と吹抜けの組み合わせにより生まれる空間のつながり

 従来からの標準床レベルと床下げ(1階は30センチ、2・3階は40センチ)仕様に加え、1階の40センチ床上げも含めた多様な床レベルを設定しました。フロア内の一部を床下げする「ダウンフロアユニット」は、壁で仕切らない同一空間の中でも籠り感が感じられ、家族それぞれの心地よい居場所が生まれます。

 この多様な床レベルの変化と吹抜けを組み合わせるクロスシフトプランニングを用いることで、広さや天井高が異なる様々な空間同士の多様なつながりを生み出すことができます。縦・横・斜めの立体的なつながりにより、都市の密集地に建つコンパクトな3階建てでも奥行き感のある豊かな広がりが感じられる空間を実現できます。

1階LDKの奥行き感ある広がり奥には吹抜け越しに光が降り注ぐ
1階LDKの奥行き感ある広がり
奥には吹抜け越しに光が降り注ぐ

②1階と2階の空間の距離を近づける階高ダウン仕様

 1階の柱の長さを約30センチ短くする階高ダウン仕様を採用しました。これにより1階と2階の距離が通常よりも30センチ近づくため、今までにない新感覚の距離感が感じられる空間を生み出すことができます。

 例えば、吹抜けに面して設置した2階ダウンフロアユニットは、1階LDKから手が届くほどの一体感や広がりが感じられる場所ですが、同時に床下げの効果から籠り感も生まれ、楽しく心地よい遊び心のある居場所となります。

 また、2階から3階へ上るシースルー階段も吹抜け越しに見ると意外に距離が近く、1階LDKからでも吹抜け越しに子供たちの様子や家族のつながりが感じられます。

階高ダウンの1階LDKから見上げた2階ダウンフロアユニット。右奥には3階へ上るシースルー階段が見える
階高ダウンの1階LDKから見上げた2階ダウンフロアユニット。右奥には3階へ上るシースルー階段が見える

内部から見た2階ダウンフロアユニット。一部は3階ダウンフロア下の低い天井、一部は吹抜けの高い天井で籠り感と開放感が共存
内部から見た2階ダウンフロアユニット。一部は3階ダウンフロア下の低い天井、一部は吹抜けの高い天井で籠り感と開放感が共存

③安心・安全な無柱空間を実現する重鉄3階制震構造と制震装置の新アイテム

制震装置サイレスを内包した「ゲートウォール」

 重量鉄骨システムラーメン制震構造の頑強な躯体により、室内は全て建物外周以外に柱が不要な無柱空間とすることが可能です。

 さらに新商品では、制震装置サイレスの設置パターン拡充のために、ヘーベル版の二重壁にサイレスを内包して建物本体から突出させる「ゲートウォール」を新アイテムとして導入しました。これにより、縦・横・斜めに空間をつなぐクロスシフトプランニングを、より自由に体現することができます。

 また、エクステリアによる玄関前目隠し壁のようなゲートウォールの佇まいは、コンパクトな間口の建物外観に奥行き感を演出します。

(2)プライバシーを守りながら密集した都市の住まいに光を招き入れる工夫

①吹抜けを通してスカイライトから降り注ぐ天空の光

 上部に設けたスカイライト(天窓)から、吹抜けを通して1階まで天空の光が降り注ぎます。これにより、周囲に建物が密集し隣家側の窓からの光が望めない居室にも、吹抜けを通して明るさが広がります。例えば、通常は3階建てで1階にLDKを設けると暗くなりがちですが、このような工夫により広くて明るく心地よい空間とすることができます。

②レフウォールの反射により広がる拡散光

 暗くなりがちな北側居室に光を招き入れる工夫として、ベランダの囲いとして立ち上げた壁に白色系で非常に明るい新外壁色「輝白(きはく)」を採用し、光を跳ね返す反射板のような役割を果たす「レフウォール」を考案しました。周囲を囲まれた敷地状況でも、天空から降り注ぎレフウォールに当たった光が反射し、北側居室にも柔らかな拡散光を届けます。

吹抜け越しに天空から降り注ぐ光
吹抜け越しに天空から降り注ぐ光

レフウォールによる柔らかな拡散光
レフウォールによる柔らかな拡散光

3.商品概要

(1)構 造   重量鉄骨システムラーメン構造(制震構造)
(2)販売地域   関東、東海、関西、山陽一部、九州北部
(3)販売目標   年間150棟
(4)発売日   2014年11月1日

HEBEL HAUS terra craft プロトタイプ平面図

以上


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