「テリボン」の韓国におけるライセンス契約締結について

2014年12月3日
旭化成ファーマ株式会社

 旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 一良)は、このたび、韓国東亞ST株式会社(本社:大韓民国ソウル特別市、社長:パク・チャン・イル、以下「東亞ST」)と、旭化成ファーマの骨粗鬆症治療剤「テリボン」(一般名:テリパラチド酢酸塩、日本販売名「テリボン 皮下注用56.5μg」)に関して、東亞STに韓国における独占的開発・販売権を供与するライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。

 今後、東亞STは韓国において「テリボン」の承認取得に向けて開発を進めます。

 「テリボン」は、旭化成ファーマが創製した骨形成促進作用を有するヒト副甲状腺ホルモン(ヒトPTH)製剤です。週1回の投与で、骨の質を改善しながら骨の量を増やすことによって骨の強度が向上し骨折抑制効果を示します。

 韓国においても、高齢化の進展に伴って骨粗鬆症の患者数が今後も継続的に増加すると予測されておりますが、骨粗鬆症の患者さんは脊椎や大腿骨頸部などの骨折が生じやすく寝たきりの原因になる可能性が高いため、骨粗鬆症対策は医療の面だけでなく社会的にも重要な課題となっています。今回の合意により、東亞STが「テリボン」の開発・販売を行なうことで韓国における骨粗鬆症の治療に貢献できるものと期待しています。

 「テリボン」は、2009年に旭化成ファーマが東亞STに導出した前立腺肥大症治療薬ナフトピジル(日本販売名:「フリバス」)に続く二つ目の品目であり、今回の契約締結により両社間の協力関係を更に発展させていきたいと考えています。

◆東亞STの概要

(1)会社名 東亞ST株式会社(Dong-A ST Co., Ltd.)
(2)代表者 パク・チャン・イル(Park Chan-il)
(3)本社 大韓民国 ソウル特別市
(4)資本金 385億ウォン(約40億円)
(5)事業内容 医薬品の製造、販売
(6)売上高 4,958億ウォン(約482億円)(2013年3-12月実績)
(東亞STは2013年3月1日に分割会社として設立されたため、売上高は2013年3-12月の実績)
(7)従業員数 1,556名(2014年6月30日現在)

以上


ニュース


ページ上部へ