リチウムイオンキャパシタ事業の合弁解消について

2015年3月19日
旭化成株式会社

 旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:浅野 敏雄)は、FDK株式会社(本社:東京都港区、社長:望月 道正、以下「FDK」)との合弁会社の旭化成FDKエナジーデバイス株式会社(本社:静岡県湖西市、社長:筒井 清英、以下「AFEC」)でリチウムイオンキャパシタ(以下「LIC」)事業を運営しておりましたが、本日付で合弁事業を解消することに合意しましたので、お知らせします。なお、合弁事業の解消時期は6月30日を予定しております。

1.背景と経緯

 AFECは、2011年10月に、当社とFDKの優位性あるLICの技術を融合し、事業開発のスピードを加速することを目的に設立され、LICの技術開発において一定の進展が見られております。しかしながら、様々な蓄電デバイスの中でLICの市場創出が想定より遅れているなどといった、昨今の事業環境の変化を踏まえ、両社で同事業の方向性について再検討を行った結果、今後は両社がそれぞれ独自の経営方針に基づいてLIC事業の運営をしていくことで一致し、このたび合弁事業を解消することで合意に至りました。

2.今後の運営について

 当社は、保有するAFECの全株式をFDKに譲渡します。今後、当社は独自の材料技術を中心として優位性のある蓄電デバイスの開発を継続していくとともに、すでに保有している蓄電材料技術とのシナジーを生かしながら、新事業の創出を進めてまいります。

<ご参考>

商号 旭化成FDKエナジーデバイス株式会社
Asahi Kasei FDK Energy Device Co., Ltd.
設立日 2011年10月3日
資本金 1,733百万円
本店所在地 静岡県湖西市鷲津2281
代表者 代表取締役社長 筒井 清英
主な事業 LICの開発・製造・販売
出資比率 FDK 50%、旭化成 50%
従業員数 82名

以上


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