ベンリーゼ®は、日本国内のみで製造されています。環境に配慮した工程・技術を通じ、天然由来の原料が高機能な素材に生まれかわります。
旭化成は1974年に宮崎県延岡市でベンリーゼの製造を開始。操業以来、自然豊かな延岡の地とともに歩んできました。環境を守るための様々な工夫が詰まった生産設備で自然環境を大切にしながら、世界で唯一のベンリーゼの品質の向上と用途の拡大に努めています。
自然から生まれ、自然に還る
使用後は土に還る
天然由来の原料なので、廃棄された後も自然の働きによって分解される生分解性繊維です。土の中に埋めれば、バクテリアの働きで数週間のうちに土に還っていきます。
ベンリーゼ® (110g/m2)

評価方法
不織布をコンポストと混合し、28度の暗所内で培養する。定期的に水分含有量を確認、必要に応じて調整、同時にコンポストを手動で撹拌、不織布の崩壊状況を目視で確認する。
コットンシードサイクル

カーボンニュートラルへの取り組み

GHG排出量 旭化成グループ目標
- 2050年
- カーボンニュートラル(実質排出ゼロ)を目指す
- 2035年
- GHG排出量の40%以上の削減を目指す(2013年度対比)
- 2030年
- GHG排出量の30%以上の削減を目指す(2013年度対比)
※Scope1(自社によるGHGの直接排出)および
Scope2(他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出)の絶対量。
エネルギーの低炭素化
創業以来自家所有の水力発電所からの送電で事業活動をしており、現在は合計9基所有しています。
発電機を高効率化することで、年間約1.1万トンのCO2排出量削減を実現し、さらなる環境負荷の低減を目指します。

旭化成の水力発電設備:9基(最古1925年~) 写真:旭化成 五ヶ瀬川発電所
再生可能エネルギーの使用比率を高めるため、2012年からバイオマス発電を開始。
2022年3月からは、第3石炭火力発電所を天然ガス(LNG)火力発電所へ更新し、運用を開始しています。