用途
Lining
動きを優雅に、なめらかに。
着る人を内側から輝かせる。
裏地の豆知識
1優れた吸放湿性で、夏も涼しく快適に
夏場に人が感じる暑さの原因は不快な「ムレ」です。このムレは身体から発散される「気体の汗」が飽和状態になることで、衣類や皮膚上に汗となってあらわれます。<ベンベルグ>は吸放湿性があるため、気体の汗を吸い取り外へ出すことで、ムレを抑えることができます。よって裏地のない1枚仕立ての服よりも<ベンベルグ>裏地がついている方が涼しく快適といえます。
- 日常生活での衣服内温湿度の変化 ※想定
2ほこりや花粉の付着を防ぎ、裏地を保護
空気が乾燥する時期は、表地と裏地の擦り合わせなどで衣類に静電気が発生します。静電気は不快なまとわりつきが起こるだけでなく、空気中のほこりや花粉なども寄せつけてしまいます。制電性のある<ベンベルグ>裏地を使用することで、まとわりつきや花粉の付着を防ぎ、裏地の保護に寄与します。
ほこり・花粉付着テスト [ 表地ウールへのほこり・花粉付着比較 ]
ベンベルグ | 綿 | シルク | ポリエステル | アセテート | |
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ほこり | ![]() |
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花粉 | ![]() |
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※表ウールと裏地の組合せで摩擦の後、ほこり・花粉の上1㎝に生地を静かにかざして、表地のウールへのほこり・花粉付着状況を見る実験。
3柔軟剤から衣服を守る
近年では家庭洗濯だけでなく、一般的なクリーニングでも柔軟剤を使用しています。洋服をソフトに仕上げる柔軟剤ですが、場合によっては縫目滑脱が起こることもあります。例えば親油性のポリエステル裏地(特に減量加工品)は、柔軟剤を入れて洗濯をすると、縫目滑脱が悪化するケースも。<ベンベルグ>裏地なら、柔軟剤を使用した場合でも極度に滑脱が悪化することはありません。
- 柔軟剤を用いて洗濯した場合の縫目滑脱
測定データは、旭化成(株)商品科学研究所にて測定。