アパート経営・土地活用の知恵袋
マンスリーレポート 最新情報をレポートします

アフターコロナの賃貸住宅ニーズ

経営ノウハウ

タグ :

2020年6月23日

アフターコロナの賃貸住宅ニーズ

第2波、第3波の到来を受け入れ、新型コロナウイルスとの共存を前提とした世界、ウィズコロナ、アフターコロナの世界では、人々の意識やライフスタイルが大きく変わると言われています。特に働き方の変化により、住まいのニーズも変わるかもしれません。賃貸住宅で今後どんなニーズが浮上してくるのか、考えてみたいと思います。

テレワークは今後、浸透するのか?

新型コロナウイルスの影響で、大きく変わったライフスタイルの一つがテレワークです。以前から働き方改革の一つとして注目はされていましたが、今回は国からの要請もあり、テレワークが一気に浸透しました。
厚生労働省の「第3回 新型コロナ対策のための全国調査(4月12-13日)」によると、オフィスワーク中心(事務・企画・開発など)の方におけるテレワークの実施率は全国平均で約27%、最も多い東京都で約52%でした。

実際、多くの人がテレワークを実践し、どう感じたのか?
公益財団法人日本生産性本部が発表した調査結果(第1回 「働く人の意識調査」5月22日発表)を見ると、「コロナ禍収束後もテレワークを行いたいか」については、62.7%が肯定的であることが分かります。通勤ラッシュからの解放、自由時間の増加など6割の人がメリットを感じたのでしょう。
一方、「自宅での勤務で効率が上がったか」については、66.2%が効率は下がったと答えています。ここが今後の課題です。

業種によっては、アフターコロナもテレワークを継続し、オフィスを縮小したり、なくす企業もあるといいます。企業にとっても、そのほうがオフィス維持の膨大なコストを削減できるというメリットもあり、テレワークは今後さらに浸透していくと予想されます。

■コロナ禍収束後もテレワークを行いたいか ■自宅での勤務で効率が上がったか

働き方を大きく変えようとしているテレワーク。今後のテレワーク希望も6割強。一方で、仕事の効率低下の課題もある。

住まいが解決できるテレワークの課題は?

テレワークの課題とは、具体的にどのようなことがあるのか。先の調査では以下のような課題が挙げられました。

■テレワークの課題

最も多かったのは「職場に行かないと閲覧できない資料・データのネット上での共有化」48.8%です。これは、セキュリティも含めた会社のシステムの問題です。
次に多かったのが「Wi-Fiなど、通信環境の整備」45.1%、「部屋、机、椅子、照明など物理的環境の整備」43.9%です。これらは住まいの問題で、改善の余地があります。戸建て住宅では半数以上が個室でテレワークを行えているのに対し、賃貸住宅では7割以上が個室ではなくリビングでテレワークを行っているという実態も見えてきています。
テレワーク専用の個別スペースは、賃貸住宅でも今後求められるニーズとなる可能性が高いでしょう。

■テレワークを行なっている場所

実際、単身者のワンルームでは机がない、ファミリー世帯は家族のいる部屋ではテレワークはしづらいといった声を聞きます。確かに今回は子どもも学校がなく自宅にいる状態でしたので、その状況でのテレワーク、リモート会議は難しいと言えるでしょう。
一部、民泊施設、ホテル、バーチャルオフィスなどがテレワークの場として利用されているようですが、それらは、テレワークというよりは、サテライトオフィス勤務に近く、少し形態が違うと言えます。

今後は単身者もファミリーも、快適にテレワークができる環境が、住まいのニーズとして浮上してくるでしょう。

テレワークにおける課題解決の一つは、住まいの環境を充実させること。今後はテレワークに適した住まいのニーズも求められる。

テレワークに必要な設備-ワークスペース、Wi-Fi

まず、テレワークで必須の設備は、インターネット環境がそろっていることです。今回のコロナ禍では、社会人のテレワークだけではなく、学生もリモート授業を余儀なくされました。特に学生は、緊急事態宣言が解除されてもリモート授業が続いていて、9月まで続ける大学もあるようです。1人暮らしの学生にとっては、賃貸住宅に無料のインターネット設備が整っていないと、かなりの負担を強いられます。大学側もインターネット環境が整っていない学生に対しては何らかの支援をしているようですが、理想は賃貸住宅にWi-Fiでインターネット無料の設備が整っていることです。

■ワークスペースのある住まい
新婚向けやファミリー物件では、夫婦二人がテレワークということも考えられます。書斎とまではいかなくても、ちょっとしたワークスペースがあるかどうかが大きなポイントになるでしょう。

例えば、共働き夫婦二人の賃貸住宅ヘーベルメゾン「fufu(フフ)」では、代表的な1LDKの住戸面積でも、プランニングの工夫でワークスペースを確保しています。ちょっとしたこもり感が味わえ、仕事だけでなく趣味のスペースとしても活用できます。

●ワークスペースのある、共働き夫婦二人の賃貸住宅「fufu(フフ)」

ワークスペースのある、共働き夫婦二人の賃貸住宅「fufu(フフ)」

また、子どものいるファミリー層では、働き方が変わったり、子どもの成長に合わせて、部屋の使い方が変わってきます。そこで、可動家具で間取りが変えられるヘーベルメゾン「free㎡(フリームス)」なら、ワークスペースや子どものプレイスペースが、家族の変化に合わせて確保できます。

●可動家具で間取りが変えられる「free㎡(フリームス)」

夫婦二人から、子どもが生まれたら間取りを変化

テレワークに欠かせない、インターネット無料Wi-Fi、ワークスペースのある住まいが、入居者ニーズとして注目される。

趣味が楽しめる設備-広いキッチン、専用庭・ベランダ、土間、外シャワー!?

新型コロナ禍では、「密」を避けるライフスタイルが必要です。このことがエリアのニーズにも現れることが予想されます。都心や駅近には、一定の根強いニーズがあるとは思いますが、一方で「密」を避けるため、都心やタワーマンションなどを避け、郊外や駅から遠くても広い間取りの部屋に住みたいというニーズも浮上してきています。

テレワークのメリットとして挙げられるのが、通勤時間がないため自由になる時間が増えることです。その時間を趣味に費やしたり、家族との時間に充てたりとプライベートの生活を充実したいというニーズが高まっています。そのための住まいを賃貸住宅で実現することができれば、大きな付加価値として、差別化が図れます。
例えば、「開放的なキッチン」、アウトドアリビングとも呼べる「庭や広いベランダ」。湘南エリアなどには、サーフィンを楽しむ人のために「外にシャワー」があったり、サーフボードや自転車がおける「土間」を玄関にしつらえた物件もあります。

それらのニーズに応えるヘーベルメゾンの商品を二つご紹介します。

●光と風を取り込んだ憧れの暮らしを叶える賃貸住宅「光と風のLDK」
ペニンシュラタイプのキッチンを採用することで、リビングとキッチンの開放感が生まれ、2つの空間をまたいで光と風が通り抜け、快適性がアップします。

光と風を取り込んだ憧れの暮らしを叶える賃貸住宅「光と風のLDK」

●一戸建て感覚で心地よく暮らす郊外型賃貸住宅「空間(そら)」
都市で暮らすより、郊外で暮らす。趣味を充実させたい、プライベートをもっと豊かな時にしたいといった、ニーズに応えるためアウトドアリビングタイプの広いベランダ。気持ちの良い外部空間で読書をしたり、ランチを楽しんだりできます。

一戸建て感覚で心地よく暮らす郊外型賃貸住宅「空間(そら)」

駅から遠くても趣味に仕事に、充実したワークライフバランスが実現する賃貸住宅は、今後注目が集まる可能性が高い。

土地活用・アパート経営の資料プレゼント

セミナー・イベント情報を見る

窓口・WEB・電話で相談する

▲ページトップへ

マンスリーレポートトップへ