単なるペット可の物件ではく、「ペットと共に生きる」をコンセプトにした、ペット共生型賃貸住宅が入居者から人気です。誕生から15周年を迎えたヘーベルメゾン「+わん+にゃん」が、入居者だけでなく、オーナーにも好評な理由を探ります。
ペット飼育のニーズが高いことは、賃貸経営に関わっている人であれば誰もが知っていることです。ペットを飼っていない賃貸住宅居住者へのアンケートでは、「今後飼ってみたいと思う」と答えた人は半数以上います。しかし、飼わない理由は「ペット飼育不可の住宅だから」が70%にも上りました。実際、SUUMOの物件データを見ても、築5年以内の物件でペットが飼える賃貸住宅は、全国主要都市でわずか4.7%です。
需要に供給が全く追いついていないのは、管理面で十分に対応できないからです。経年劣化と共に競争力がなくなり、苦肉の募集対策として、後から賃貸規約を変更してペット可にするケースもありますが、その場合ペットを飼っていない他の入居者とトラブルになる可能性が高くお勧めできません。
今回取り上げるのは、入居者全員がペットを飼育するのが前提で、「ペットと共に生きる」をコンセプトとしたペット共生型賃貸住宅です。このコンセプト賃貸住宅を成功させるには、ペット飼育対応の設備・仕様はもちろんのこと、ペット共生型ならではの管理サポート体制が必要です。
その全てを兼ね備えて誕生したのが、ヘーベルメゾン「+わん+にゃん」です。2006年の誕生以来15年間、ニーズに応え管理戸数も増え続けています。
賃貸住宅でもペット飼育のニーズは高いが、供給は少ない。そんな中、ハード・ソフトを兼ね備えたヘーベルメゾン「+わん+にゃん」は管理戸数を伸ばし続けている。
ヘーベルメゾン「+わん+にゃん」には一般の賃貸住宅にはない、入居者同士のゆるやかなコミュニティがあります。そのコミュニティを育むためには、ペット専門の管理サポートが必要です。
ヘーベルメゾン「+わん+にゃん」では、入居の際には、ペット専門スタッフや提携ドッグトレーナーがペットの種類や年齢、日常のしつけなどを入念にヒアリング。審査を通った入居者とペットだけを受け入れる仕組みなので、しつけ意識の高い入居者が集まるのはもちろんのこと、隣住戸の入居者も厳しい審査を通った世帯だという安心感がさらなる価値向上を生んでいます。
入居後は、ドッグトレーナーによるしつけ教室や「わんわんイベント」「にゃんカレッジ」「ペット防災セミナー」などを開催(*)し、入居者がコミュニケーションを取れるようにサポートします。入居者の参加率も高く、イベントを通じてコミュニティの持続性も高まります。
(*現在は、新型コロナ対策のため、オンラインでのイベントを開催)
また、入居者専用WEBサイトでは、ペットと暮らす上で役立つ情報やフォトコンテストなど、入居者とペットの暮らしを投稿するコーナーを毎月更新。さらに、専属の獣医師やドッグトレーナーによる健康やしつけの無料相談もWEBから簡単にできます。
これらの管理は、ペット共生型の賃貸経営に精通した不動産管理会社でないとなかなかできません。一般的な不動産管理会社では、スタッフがペットの飼育に精通しているとは限りませんので、適切な対応ができず、トラブル等を未然に防ぐことが難しいのです。
人とペットが快適に暮らし、ゆるやかなコミュニティを形成するためのサポート体制が、ヘーベルメゾン「+わん+にゃん」の成功の秘訣。
ペット飼育をする入居者は何を重視して部屋を探したのか、アンケート調査から見ていきます。
まず特徴的なのは、「他の入居者もペットを飼っている」ことを重視していることです。一般的なペット可物件はもちろん、分譲マンションでさえ、ペットを飼っていない人に気を遣いながら生活しているのが現状ですが、ペット共生型ではそういったストレスはありません。
最も重視したのが、「構造がしっかりしている」です。ペットの防災の観点からも、災害時にペット同伴で避難所で過ごすのは負担が大きいため、構造がしっかりしていれば、在宅避難ができるので安心です。
「ペット飼育用の設備」は、脱臭やペットのためのスペースや共用のドッグランや足洗い場などが求められています。
入居者のニーズに応えた結果、「+わん+にゃん」の入居者は「今の住まいにしてよかった」94.9%と、満足度は非常に高い結果が出ています。また、今後も「ずっと住み続けたい」という方も79.4%いらっしゃいます。
ペットを飼う入居者のニーズに応え、ペット共生型賃貸住宅に必要な管理サポート体制と設備・仕様を備えた結果、入居者の住まいの満足度は非常に高い結果に。
長年、賃貸経営をされているオーナーの中には、ペットと聞いただけで敬遠される方もいるかもしれません。また、ヘーベルメゾン「+わん+にゃん」のオーナーは、「もともとペット好きなのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、実際は「+わん+にゃん」のオーナーの約7割はペットを飼っていません。それでも選んだのは、「周辺物件と差別化できるから」「単なるペット"可"ではないから」「将来性があるから」と、経営の視点で物件の優位性に確信を得たからです。
「+わん+にゃん」のオーナーの85.1%はペット共生型賃貸住宅にしてよかったと回答しています。また、他のオーナーにも勧めたいと思っている方は87.6%います。
ペットフレンドリーホーム宣言をしました!
「ペットフレンドリーホーム宣言」とは、公益社団法人 日本愛玩動物協会による取り組みで、"本物"のペット共生住宅の実現を目指すものです。旭化成ホームズは、ペット共生住宅のパイオニアとしての取り組みと実績が高く評価され、「ペットフレンドリーホーム宣言」をしました。
ペット共生型賃貸住宅のオーナーの約7割はペットを飼育していない。物件の差別化や将来性を見据えて付加価値として選択し、満足度は85.1%と高い。