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コロナ禍の部屋探しから、空室対策を考える

入居者トレンド

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2022年2月22日

コロナ禍の部屋探しから、空室対策を考える

賃貸市場の繁忙期となりましたが、新型コロナウイルス感染拡大は予断を許さない状況です。コロナ禍は2020年の春から始まりましたが、賃貸市場は早くに回復し、特にファミリー向けは家賃の上昇が見られるなど堅調に推移しています。ただし、このコロナ禍で入居者のニーズは変化し、部屋探しの方法も変化しているようです。『ニューノーマル時代の住まい探し 2021 ~賃貸編~』調査が不動産情報会社のアットホームから発表されました。調査の内容からニーズを探り、今春の空室対策を考えたいと思います。

写真の見栄えで部屋が選択される!?

住まい探しは不動産ポータルサイトやアプリで探すことが主流ですが、コロナ禍で、さらにその傾向が進みました。2020年と2021年の住まい探しを比較すると、不動産ポータルサイトが6.5%、検索サイトでのキーワード検索が13%、不動産ポータルアプリが10.5%伸びています。コロナ禍で、デジタル化の進展が加速した当然の結果だと思われます。特に最近のサイトやアプリの充実ぶりには、目を見張るものがあります。

Q. 現在、物件をどのように探していますか?

注目したいのは、どんな不動産会社に問い合わせをしたいかです。「取扱い物件数が多い」、「物件写真の枚数が多い」「物件写真がキレイで見やすい」がトップ3です。
入居希望者は、まず写真を見て問い合わせをしてきます。物件の条件が同じなら、写真のきれいなほうを入居希望者は選択するでしょう。物件の設備などが充実していることはもちろんですが、集客には、写真も大きな要素になっているのです。ファミリー物件であれば、360度カメラで紹介している物件も少なくありません。不動産会社にとっては、写真の見栄えが大きな集客力になっていることが分かります。

賃貸オーナーとしては、依頼している不動産会社のサイトを見てみるとよいでしょう。物件概要だけではなく、写真の見栄えが良いかどうかもチェックすることが大切です。

Q. 今後、不動産会社に問合せをする際、どんな不動産会社に問合せをしたいですか?

部屋探しは不動産サイトやアプリで探すのがあたり前に。そこでポイントとなるのが、写真の数と見栄え。賃貸オーナーとして不動産サイトをチェックすることも必要。

内見のオンライン希望は約3割、契約のオンラインも3割

部屋探しは、不動産ポータルサイト・アプリで希望物件を絞り込み、次に内見に進みます。ここでもコロナ禍の影響、またはデジタル化の進展による変化が見られます。
内見については、実際の物件訪問を希望する人が主流であることに変わりませんが、スマートフォンなどを活用した、オンライン内見の希望も増えています。これは、現地に不動産会社のスタッフが行き、カメラで映しながら自宅や不動産会社にいる入居希望者に見せるというものです。

さらに、部屋を決めた後の重要事項説明・契約についても約3割がオンラインを希望していて、実際引越し経験者の約2割がオンラインで重要事項説明・契約を行っています。
賃貸住宅では、ITを利用した重要事項説明「IT重説」が2017年から始まっていますが、今後はさらに加速することが予想されます。

入居希望者の利便性を考えても、何度も不動産会社に足を運ぶ必要がなく、内見から契約まで、全てオンラインで行うことも可能です。
賃貸オーナーとして不動産会社選びの際、IT化が進んでいるかどうかも大きなポイントとなるでしょう。

Q. 引越しを検討中の方は、希望する内見方法について当てはまるものをお選びください。

内見から契約まで、オンラインを希望する人が増加している。IT化がどのくらい進んでいるかも不動産会社選びの際、重要なポイントとなる。

ホームステージングで魅力度アップ

物件写真の見栄えをアップする手法に「ホームステージング」があります。これは、家具や小物を使ったインテリアコーディネートにより、分譲マンションのモデルルームのような演出をする手法です。
がらんとした空き部屋の写真よりも、写真の見栄えが良いのは明らかです。コロナ禍で在宅期間が長くなり、部屋選びも「自宅で快適に過ごすこと」が重視されています。モデルルームのような写真は、充実した生活のイメージを高めてくれるでしょう。

ホームステージングは専門のコーディネーターが選んだ家具や小物を配置し撮影しますが、作業はほぼ1日で完了です。費用はかかりますが、その分早く入居者が決まれば、結果的に費用対効果も高くなります。空室対策に効果的なことから、採用する不動産会社が増えているようです。
また、最近では、CGで家具を配置するホームステージングも増えています。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

■ホームステージングの例
ホームステージングの例。写真の見栄えが良く、入居者の決まりも早いという。

モデルルームのような演出をする「ホームステージング」で写真の見栄えがアップ。賃貸の空室対策として効果的。

コンセプト賃貸住宅は専用サイトでの募集が効果的

コンセプト賃貸とは、ペット共生型や子育て支援型など、入居者のライフスタイルに特化した賃貸住宅です。ライフスタイルに特化した賃貸住宅を探す場合の特徴としてあげられるのが、専用サイトによる部屋探しです。
例えば、ペット共生物件などは、かつて一般のポータルサイトには物件そのものが少なく、ペット愛好家の間では専用のサイトが、口コミで広がっていました。専用のサイトであれば、単なるペット可物件ではなく、ペット共生型で質の良い物件がそろっていると、利用者の信頼も高くなるようです。
コンセプト賃貸であれば、専用のサイトで募集をするほうが効果は高まるでしょう。

ヘーベルメゾンのコンセプト賃貸のサイトをご紹介します。

■ペット共生型賃貸住宅『+わん+にゃん』

なぜ「共生型」がいいのか、というコンセプトから、設備・サービスの特長を詳しく紹介しています。また、入居者様用サイトも見ることができ、充実したサポート体制を感じていただくことができます。

■ペット共生型賃貸住宅『+わん+にゃん』
ペット共生型賃貸住宅『+わん+にゃん』のサイトはコチラ

■子育て共感賃貸住宅『母力BORIKI』

小さな子どものいる子育て世代がターゲットの賃貸住宅。入居者みんなで子どもを見守るコミュニティなど、子育て世代の不安を払拭できるサービスや空間設計が特長です。

■子育て共感賃貸住宅『母力BORIKI』
子育て共感賃貸住宅『母力BORIKI』のサイトはコチラ

■あんしん共有賃貸住宅『New Safole』

一人暮らしの女性がターゲット。セキュリティ設備だけではなく、帰宅時にホッとできる空間の「おかえりラウンジ」や「あんしん」を見える化した様々な取り組みを入居希望者にアピールしています。

■あんしん共有賃貸住宅『New Safole』
あんしん共有賃貸『New Safole』のサイトはコチラ

■シニア向け安心賃貸住宅『ヘーベルVillage』

自宅か介護施設かの二択ではなく、元気なシニアが自分らしく自由に暮らせる賃貸住宅。万が一の健康不安にも様々なサービスで対応。シニアの子ども世代からも高い評価をいただいています。

■シニア向け安心賃貸住宅『ヘーベルVillage』
シニア向け安心賃貸住宅『ヘーベルVillage』のサイトはコチラ

入居者を絞り込んだコンセプト賃貸住宅は、そのコンセプトを理解してもらうためにも、専用サイトでの募集が効果的。

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