ゴールデンゲームズinのべおか
2012年5月12日/延岡
![]() |
![]() |
5月12日、恒例の『ゴールデンゲームズinのべおか』が延岡西階陸上競技場で開催されました。
http://www.docomoasahi.gr.jp/ggn/
昨年は雨に泣かされた大会でしたが、今年は快晴、メインレースが始まる夕方には風も無風で絶好のコンディションとなりました。
男子5000m D組には、旭化成から、白石賢一、幸田高明、大西智也、木下潤也、鎧坂哲哉、松尾良一の6選手が出場しました。 レースは鎧坂を先頭に1000mを2分50秒と安定したペースで進みました。
2000mを5分44秒で通過すると、ペースを上げるために2200mで木下が先頭に立ちました。
木下が先着に立つと、縦長の展開で集団がばらけ始めました。
2800mで、松尾が我慢できずに先頭集団から遅れ、3400mで鎧坂も離れました。
3600mを過ぎると大西が先頭に、立ちペースを上げました。
4000mで白石が先頭に立つと、幸田とのマッチレースになりました。
勝負は最後の直線までもつれ、熾烈な先頭争いはゴール直前で決着がつき、0.02秒差で白石が先着しました。
中盤を積極的に引っ張った木下は、持ち味の粘りで自己記録を更新しました。
![]() |
男子5000mC組には、佐々木悟、大野龍二、八木勇樹の3名が出場しました。
前組のD組で旭化成が上位を独占し、その興奮が冷めやらぬ中でのスタートとなりました。
スタート後まもなくカリウキ選手(第一工業大)が飛び出し、しばらくしてから、ペースメーカーのマレル選手(創造学園大)が追いつく展開になりました。
マレル選手が集団を引っ張って、1000mの通過は2分49秒、予定より若干遅いものの安定したペースでレースは流れました。
2000mの通過は5分37秒、旭化成の3名は、位置取りも良く、流れにもうまく乗り、大声援の中で、冷静にレースを進めました。
3000mの通過は、8分24秒。
終盤になって、八木が苦しそうな表情を見せ始めましたが、一気に離されることはなく粘ります。
ペースメーカーが大野に対して「ついて来い」と言うジェスチャーを繰り返し、4000m通過は11分12秒。
ラストはカリウキ選手と大野の一騎打ちになりましたが、わずかに及ばず大野は2位でゴールしました。
大野の走りは、復活を感じさせるものでした。
冬のマラソンシーズンは、故障で出場機会がなかった佐々木が、13分57秒66で3位に入り、しっかりと存在感をアピールしました。
八木も終盤の粘りで、14分02秒95で4位に入りました。
![]() |
19時50分スタートの男子5000mB組は、昼間の風も収まり、肌寒くコンディションは絶好になりました。
旭化成からは、出口和也、足立知弥が出場、エスビー食品のカロキ選手がペースメーカーをつとめました。
目標設定タイムは13分40秒、前半から安定したペースを刻みました。
先頭集団は、2000mで9人に絞られましたが、2500mで足立が遅れ出しました。
周回を重ねる毎に、集団が減り、3000mで5人、4000mで4人となりました。
自己記録更新狙い、カロキ選手の後方にぴったりと付けていた出口は、ラスト1周で単独日本人トップになりました。
4800mでペースメーカーが役目を終えると、出口は持ち味のラストスパートを発揮、13分40秒を切る自己新でトップゴールしました。
![]() |
![]() |
![]() |
ロンドンオリンピックA標準記録、27分45秒00突破を狙って行われた男子10000mには、深津卓也が出場しました。
ゴールデンゲームズで10000mが行われるのは11年ぶりです。
他チームからも多数の有力選手が出場しました。
スタート時は、湿度は高めでしたが、気温が下がって風も止み、コンディションは絶好となりました。
会場は、大声援と看板をたたく音が鳴り響き、ムードも盛り上がり、記録突破の期待がかかりました。
ペースメーカーはマーチンマサシ選手(スズキ浜松AC)がつとめました。
深津は、スタートから4番手をキープし、安定した走りでレースを進め、5000mを13分54秒で通過しました。
しかし、6000mを過ぎてからきつくなり、先頭から離れてしまいました。
7000mまでは踏ん張り、先頭を行くマサシ選手と大迫選手(早稲田大)を追いましたが、それからはペースが落ち、28分18秒24の6位でゴールしました。
日本人トップは、大迫選手で、オリンピックB標準記録の28分05秒00を突破しました。
![]() |
![]() |
ファイナルレース男子5000mA組に、荒川丈弘と河添俊司が出場しました。
一周目の途中から、ペースメーカーのタヌイ選手(九電工)を、上野選手(エスビー食品)が抜き去り、飛び出す展開になりました。
序盤、荒川と河添は、10番手付近に入ってレースを進めました。
2000m過ぎから遅れ出した荒川は、3000m付近で、腰の痛みにより途中棄権しました。
河添は、前半は集団の前方に位置していましたが、中盤以降は徐々に順位を落とし、13分59秒04の19位と振るいませんでした。
ファイナルは19名もの選手が、13分台をマークするハイレベルのレースとなりました。
![]() |
![]() |
ゴールデンゲームズinのべおか成績
男子10000m | ||
6位 | 深津 卓也 | 28分18秒24 |
男子5000mA組 | ||
19位 | 河添 俊司 | 13分59秒04 |
男子5000mB組 | ||
1位 | 出口和也 | 13分39秒40 [自己新] |
12位 | 足立 知弥 | 14分06秒78 |
男子5000mC組 | ||
2位 | 大野 龍二 | 13分57秒17 |
3位 | 佐々木 悟 | 13分57秒66 |
4位 | 八木 勇樹 | 14分02秒95 |
男子5000mD組 | ||
1位 | 白石 賢一 | 14分07秒96 |
2位 | 幸田 高明 | 14分07秒99 |
3位 | 森 賢大 | 14分14秒16 |
5位 | 木下 潤哉 | 14分15秒41 [自己新] |
7位 | 大西 智也 | 14分18秒65 |
9位 | 鎧坂 哲哉 | 14分24秒41 |
16位 | 松尾 良一 | 14分40秒73 |
選手のコメント
選手のプロフィールは こちら