第56回九州実業団陸上競技選手権大会
2013年5月18~19日/北九州
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5月18日、19日に北九州鞘ケ谷陸上競技場において、九州実業団陸上が行われました。
http://natupapa.plala.jp/frk/
初日、男子1500mに鎧坂哲哉が出場しました。
鎧坂は、スタート直後から先頭に立ち、最初の1周目を59秒、2周目を61秒で通過しました。
3周目から前田選手(九電工)に先頭を譲りましたが、ラストの直線で抜き返し、優勝を飾りました。
男子10000m2組には、大野龍二、足立知弥、荒川丈弘、河添俊司、松尾良一が出場しました。
スタート直後は、井手上選手(トヨタ九州)が引っ張りましたが、1000mを過ぎると大野が前に出ました。
体調不良の大野は3000m過ぎからペ ースが上がらず、代わって河添が前に出て引っ張りました。
河添の後ろに、荒川がピタリと付くレース展開となりました。
7000m過ぎから荒川が思い切った飛び出しを見せ、独走体勢を築き、そのままゴールしました。
河添も必死に前を追いましたが、差を詰める事が出来ず、2位でゴールしました。
男子10000m3組には、白石賢一、佐々木悟、森賢大、出口和也、丸山文裕が出場しました。
スタート直後からタヌイ選手(九電工)が飛び出し、アベラ選手(黒崎播磨)が付きましたが、3000mで離れ、タヌイ選手の独走になりました。
ズク選手(トヨタ九州)はトヨタ九州の選手を引っ張る形で68秒前後のペースでレースを進めました。
旭化成勢もこの集団に入りましたが、森、佐々木、出口の順で離れてしまいました。
終盤までズク選手に付いた白石と丸山は5、6人の集団の中に入り、日本人トップ争いに加わりました。
残り2000mを切ってズク選手に付いたのは白石のみになり、ズク選手はペースを落としました。
一旦は白石が日本人トップを独走かと思われましたが、渡邊選手(トヨタ九州)に追い付かれました。
残り2周半でタヌイ選手に抜かれ、日本人選手は周回遅れになりました。
残り2周で渡邊選手がスパートし、白石を引き離しましたが、最後力尽き失速、白石が逆転して日本人トップの4位でゴールしました。
渡邊選手は、タヌイ選手のラスト1周の鐘を、自分のものと勘違いしたようでした。
大会2日目の男子5000mは、雨の中でのレースとなりました。
旭化成からは、大西智也一人が出場しました。
大西は、スタート直後から先頭に立ち、レースを進めました。
大西の後ろに目良選手(三菱重工)が付きましたが、3000m付近で振り切り、独走体勢になり、そのままゴールしました。
競り合う相手がいなかった為、記録的には平凡なものとなりました。
本大会では、優勝2種目、10000m第2組トップ、第3組日本人トップと好成績を収めました。
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第56回九州実業団陸上競技選手権大会成績
男子1500m決勝 | ||
1位 | 鎧坂哲哉 | 3分48秒46 |
男子10000m決勝2組 | ||
1位 | 荒川丈弘 | 29分30秒80 |
2位 | 河添俊司 | 29分37秒26 |
6位 | 足立知弥 | 29分48秒55 |
13位 | 大野龍二 | 30分19秒63 |
21位 | 松尾良一 | 30分50秒01 |
男子10000m決勝3組 | ||
4位 | 白石賢一 | 28分42秒17 |
7位 | 丸山文裕 | 28分46秒34 |
12位 | 出口和也 | 29分16秒67 |
13位 | 佐々木悟 | 29分17秒53 |
17位 | 森賢大 | 29分40秒96 |
男子5000m決勝 | ||
1位 | 大西智也 | 14分04秒76 |
選手のコメント
<鎧坂選手のコメント> | ||
今回は九州実業団の1500mに出場しました。 久々の1500mで不安もありましたが、積極的にレースを進める事が出来、久しぶりにトップでゴールすることが出来ました。 来月には日本選手権があるので、より良い状態で試合に臨めるようにしていきます。 応援ありがとうございました。 |
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<白石選手のコメント> | ||
今季前半のトラックレースの目標は九州実業団で28分30秒を切ることに置いていました。 調子も少しずつ上がってきて、手応えを感じてはいたのですが、5000mからペースが上がったり下がったりする中でリズムを失ってしまい、12秒オーバーしてしまいました。 しかし、いろいろと収穫もあるレースだったので、次が楽しみでもあります。 当日は遅くまで応援していただいて、ありがとうございました。 |
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<丸山選手のコメント> | ||
GGNから今回の九州実業団陸上まで一週間しかありませんでしたが、少しずつ状態は良くなっていると思っていました。 レースでは6000mあたりから先頭集団から遅れてしまいましたが、そこから我慢する事ができた事は、次の日本選手権に必ず繋がると思っています。 当日は応援ありがとうございました。 |
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<大西選手のコメント> | ||
九州実業団の5000mに出場させていただきました。 5000mには旭化成からの出場は自分1人だったので、自分でレースをつくっていかなくてはならないと思ってレースに臨みました。 スタートして最初はいいペースで走れましたが、2000m過ぎにペースが落ちてしまい、後はなんとか粘るというレースになりました。 ただ後援会の方々の応援があったので粘ることが出来ました。 優勝することはできましたが、中盤の走りに課題が残りました。 しかし、1人で走る中で粘れたことは良かったと思います。 次は日本選手権になるのでしっかり合わせていきたいと思います。 当日は雨の中、会場まで応援にきていただいてありがとうございました。 |
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選手のプロフィールは こちら