プラントライフサービス振動診断機器(MD-330,MD-370)

ポータブル振動診断システム MD-330

現場での操作性を追求し、データを効率的に収集。多くの診断実績に基づく診断機能により、 確実で効果的な振動傾向管理(CBM)を実現します。

MD-330

PM優秀商品賞開発賞受賞

  • 基本操作は片手で可能。6.5インチ大型カラー液晶による見やすい表示。
  • 防水・防塵構造の採用により雨天の屋外、飛水環境や防塵環境でも測定可能。
  • センサは、標準型プローブ(押し圧一定)、固定センサ(MD-17)に対応。
    接続ケーブルでセンサの自動認識が可能。
  • 振動値各モード(速度、加速度など)同時計測・同時表示。
  • FFT測定(速度、加速度、加速度エンベロープ)の一括計測。

特長

  • 振動機器の情報はICタグへ事前登録、計測時はかざすだけで情報の読み取り完了(IC-TAGリーダーライター機能)。
    計測時の入力作業を省いてミスを防止します。※この機能は、管理ソフトMTMが必要です。
  • 高感度プローブ

  • 共振現象などの異常解析に必要な固有振動の測定も簡単。センサーの信号が任意の設定レベルと越えると自動でFFT解析を開始します。
  • 高感度プローブ

  • インバータモーターのノイズ処理が可能。ノイズで高くなりがちな振動レベルを補正し、異常の有無を正しく判断します。※この機能は、管理ソフトMTMが必要です。
  • 高感度プローブ

仕様

測定 加速度:1k~30kHz、速度:10~1kHz、変位:10~1kHz、
ベアリング加速度:5k or 10k~ 30kHz、クレストファクタ:5k or 10k~30kHz
※周波数帯は高感度プローブ使用時
FFT手動・自動取得機能、生波形手動・自動取得機能
※前期モデルVibro-collector®とデータ互換性があります。
傾向グラフ表示 振動値をメモリ保存し、傾向グラフを表示
FFT解析 加速度、速度、加速度エンベロープの同時解析
ライン数:800、1600、3200、6400
平均化回数:1、2、4、8   フィルタ、周波数レンジ可変
波形解析 加速度、速度、ベアリング加速度モードの同時計測
生波形保存計測時間:標準、2倍、4倍、8倍
トリガ解析 生波形レベルが一定値を超えた時点で解析
フィールドトレンド解析 振動値をリアルタイムにトレンド表示
メモ入力機能 測定点別に電圧、電流などの数値入力
詳細メモ機能 異常音の有無などメモ的な項目を保存
ルート測定 あらかじめ設定した順序で測定
システムチェック機能 バッテリ残量表示、メモリチェック
対応ピックアップ設定 高感度プローブ、固定センサー(MD-17)
測定レンジ 加速度(A)モード  :0.01~50G at 1k~30kHz
加速度(Br)モード :0.01~50G at 10k~30kHz
速度(V)モード:0.1~200mm/s at 10~1kHz
変位(D)モード:1~5000μmp-p at 10~1kHz
出力 イヤホン
外径寸法 H170mm×W120mm×D30mm
重量 本体:450g、プローブ:180g
バッテリ ニッケル水素電池 単3型×4本(市販推奨品)連続動作:5時間程度
通信IF USB
使用環境/保護等級 0~40℃ IPX4相当

押圧一定の高感度プローブ【特許第3919645号】の採用により、広周波数域で安定した測定を実現。

高感度プローブ

AMD基準(旭化成 振動診断基準)

AMD速度判定基準

ランク 状 態 速 度 値 判 定
A 最 良 0~2mm/s 最良なバランス、アライメント
B 良 好 2~4mm/s 微小な欠陥存在、修理は不経済
C 注 意 4~8mm/s 磨耗進行防止のための修理が必要
D 悪 化 8~16mm/s 大きな欠陥が発生、修理が必要
E 危 険 16mm/s以上 停止の考慮が必要

AMD転がり軸受(ベアリング加速度)判定基準

AMD転がり軸受(加速度)判定基準


PC管理ソフト(MTM)

多くの診断実績の基づくデータ評価機能により、確実で効果的なCBMを実現します。

  • 傾向管理グラフ
    複数のモードを同時に表示することで異常の発生時期、振動形態の変化を捉えることができます。
  • 3方向比較グラフ
    3方向(V・H・A方向)の発生パターンを見ることで、 どの箇所に異常があるか推定することができます。
  • FFT解析
    発生周波数を確認することで異常原因の診断が可能です。また、分解整備(O/H)前後診断などで測定したFFTの比較や、正常時と異常時のFFTを比較することで、不具合個所の発見を発生周波数の差異を見ることで比較的簡単に実施できます。

測定値一覧

傾向管理グラフ

3方向比較グラフ

フィールドトレンド

生波形

FFT解析

適用事例

  • 各種化学プラント
  • 自家発動力設備
  • 発電所設備
  • 自動車、電気など組立型工場
  • 食品プラント
  • 各種ユーティリティ設備

ハイブリッド軸受診断システム MD-370

広帯域(AE、振動)での監視を一つのツールで実現します。

ハイブリッド軸受診断システム MD-370

ハイブリッド軸受診断システム MD-370

  • 広帯域AEセンサと圧電型加速度センサを併用
    AE:100KHz~1MHz 振動:5Hz~30KHz
  • 回転計信号取込みによる規定回数AE計測
    回転計信号(4~20mA)より0.2~999rpmの範囲で回転数を自動チェックし規定回転数分の計測が可能となります。
  • 振動システムはMD-330機能を継承
    豊富な販売実績を誇るMD-330の振動解析機能を継承。

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