ベルリン報告
2009年8月15日/ベルリン
世界選手権でベルリン入りしている、宗猛監督よりレポートが入りましたので紹介します。
昨日は時差ボケの中を動き回りました。
起床後、昨夜遅かったので貰えなかったI・Dの作成に、日本選手団は入っていませんが、近くの選手村のホテルに行きました。
担当の主任らしき方が、昔福岡マラソンに役員で来ていたらしく『Shigeru or Takeshi?』と話し掛けてきました。
当時のキャステラ、瀬古、チェルピンスキー等の名前が出て、直ぐにI・Dを発行してくれました。
ホテルに帰り、遅い朝食の後、地図を片手にホテルを出ました。
ホテルの近くがマラソンコースで、2.5km地点から歩きました。
今回は1周10kmコースを3周し、4周目の38.5kmから距離調整、無理やり42.195kmにしたコースです。
コース下見に歩き出しすと直ぐに、ベンチに座ってペットボトルの水を飲んでいた小父さんが驚いた顔で『Mr SO?』と叫びました。
1980年の福岡を走って4位だったそうです。またもや福岡繋がりの人に会い、当時の福岡が世界最高の大会だったのを改めて感じると同時に、宗兄弟の顔と名前を、まだ覚えてくれている人が国外にいたのは感激でした。
コースは名所巡りで、90度近いカーブが1周に19ヶ所あり、最終回は25ヶ所に増えます。
5km、15km、25km、35km付近では数百メートルで5回もカーブが来るのです。
コーナーでのコースの位置取りがポイントになりそうです。
7kmからは路面電車の線路に沿って走るので、足下に注意が必要です。
8km手前のモンビジュー橋と、少し先の2ヶ所が凸凹の石畳で、スタミナの切れた後半は足を取られて、走りづらくなるでしょう。
観光客が溢れるベルリン大聖堂の前を歩き、カール・リプクネヒト通りに出て、3周目は右折してブランデンブルク門まで真っ直ぐのコースです。
私は4周目のコースを見る為に左折し、テレビ塔を目標に歩きました。
39km付近は、路面電車の線路上を、電車の通る幅だけ柵をして、無理やりコースにしています。
日本ではあり得ないコース設定に唖然としました。
その後、歩道らしき通りがコースになり、赤の市庁舎を回って元の通りに出て、左折してゴールを目指しました。
人だかりでごった返す、スタート・ゴール地点の、ブランデンブルグ門を通過して左折、2.5km地点まで歩きました。地図で確認しながら、12.195kmを3時間での下見になりました。
ホテルに戻り、1時間休憩して、コースを確認しながら携帯を持って1時間で走りました。
途中、岩井勇輝から夜のチームミーティングの確認電話がありました。
徒歩とジョギングでは、コースの印象は変わります。特に石畳は違っていました。
大会当日は、石畳と線路上には、じゅうたんを敷くとの情報が入りましたが、ボロ隠し程度だったら、反対に凹凸が確認できずに、危険になるのでは?
ホテルに帰り、シャワーを浴びて、渇き切った喉に本場のビールを流し込み、選手村になってる近くのホテルへ夕食に向かいました。
しかし、手違いで、今朝貰ったI・Dでは食事が出来ず!空腹のまま、5km離れた日本チームの選手村に行く羽目になりました。
無事I・Dを交換して、ミーティングに参加、遅い夕食をとり、ホテルに帰る長い1日が終わりました。
※写真はコース上から見上げたベルリン大聖堂
岩井、清水選手の出場する男子10000m、マラソンの競技予定時間は下記のとおりです。ご声援よろしくお願いします。
男子1万メートル:大会3日目(日本時間18日午前3時50分スタート)
男子マラソン:大会8日目(日本時間22日午後6時45分スタート)
選手のプロフィールは こちら