第58回九州一周駅伝

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2009年10月29日〜11月7日/九州各県

 

 

 

【開会式】 10月28日/長崎

第58回高松宮賜杯西日本各県対抗九州一周駅伝競走大会の開会式が28日に三菱重工業長崎体育館で行われました。
開式に先立ち、先日お亡くなりになりました広島日出国さんを偲び、黙とうが行われました。

大会は10月29日に長崎市平和公園をスタートし福岡市のゴールまで10日間の熱戦の火蓋が切って落とされます。

しばらく優勝から遠ざかっている宮崎県チームですが、首位奪回を目指して頑張ります。
皆様のご声援をよろしくお願いします。

 

開会式の様子   集合写真

 

 

【第1日目】 10月29日/長崎〜佐世保

 

32秒差で日間首位逃がす!

最高気温が夏日の予報の中を長崎市平和記念公園を一斉にスタートしました。
気温の上昇がレースの流れに影響を与え、波乱の予感がしました。

1区の豊後友章は、中盤からきつくなり、力を発揮できないままズルズルと後退、大分、福岡に続いて3位の中継になりました。

2区の河添俊司は、前半快調な走りで大分、福岡を交わしてトップに立ちました。
しかし、中弛みの間に長崎県の藤山選手(サムコ)に一旦並ばれましたが、直ぐにスパートして振り切り、31秒差をつけ区間賞の走りでした。

3区の幸田高明はスタートから走りが硬く、リズムに乗れませんでした。
福岡県の平野選手(安川電機)に追い付かれましたが、平野選手のゴール前でコースを間違えるアクシデントで幸田が逃げ、5秒差で4区の大野龍二にタスキを渡しました。

大野は気温が上がる中を、いつもの飛び出しを見せましたが、直ぐにペースダウンしてしまいました。
福岡県の喜多選手(九電工)に並ばれると一回のスパートで離され、1分5秒差がつきました。
体調不良からの練習不足と暑さが影響し、ブレーキになりました。

5区の土橋啓太も走りに精彩を欠き、福岡県との差が1分49秒に広がりました。

6区の佐藤智之はオーバーペース気味で突っ込み、エースらしい走りで、2.5kmで25秒縮めました。
さすがに暑さとオーバーペースがたたり中盤からは少しずつしか差が詰まりませんでしたが、28秒差まで追い上げました。

アンカーの足立知弥は出だしの動きが悪く、一旦55秒まで離されましたが、福岡、小畑選手(安川電機)の後半の動きが止まると追い込みを見せました。
しかし、最後の伸びが足りず、36秒差の2位で佐世保市役所前にゴールしました。

明日からの巻返しに期待したいと思います。

 

(1日目)河添俊司   (1日目)幸田高明   (1日目)佐藤智之→足立知弥   (1日目)足立知弥

 

1日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 長崎〜東長崎 15.1 豊後友章 45分42秒 3  
2 東長崎〜諫早 17.7 河添俊司 54分09秒 1  
3 諫早〜大村 14.0 幸田高明 42分25秒 2  
4 大村〜千綿 12.8 大野龍二 39分53秒 3  
5 千綿〜川棚 11.0 土橋啓太 33分29秒 2  
6 川棚〜早岐 13.2 佐藤智之 39分56秒 1  
7 早岐〜佐世保 11.4 足立知弥 34分13秒 2  

 

 

【第2日目】 10月30日/佐世保〜佐賀

 

渡辺が大逆転の激走!

2日目は佐世保市役所前をスタートし、佐賀市役所前ゴールの6区間で行われました。

1区の荒川丈弘は、スタートから終始先頭に立ち、ラストスパートで福岡県を振り切りトップで2区の白石賢一に中継しました。
白石は福岡県に直ぐに並ばれ暫らく並走になりました。
気温が上がり暑さに弱い白石のペースが落ちたタイミングで福岡県の吉井選手(九電工)がスパートすると、抵抗できず一気に離されました。

17秒前の福岡県を追って3区の瀬戸口賢一郎がスタートしました。
上り坂がだらだら続く3kmで5秒まで詰めましたが下りで離れ出しました。
後半は失速し、長崎県にも抜かれトッブの福岡県と47秒、2位の長崎県と10秒差の3位で、4区の堀端宏行にタスキが渡りました。

堀端は、先行する長崎県のベテラン阿部選手(三菱重工)に追い付きましたが、5km過ぎの阿部選手のスパートで離されました。
一旦12秒まで差が開きましたが、終盤で頑張り、ラスト2kmで再び追い付きラストスパートで4秒離し区間賞の走りでした。

5区は一般ランナーの脇田選手(都城自衛隊)が出走しました。
今年は7〜9月の演習で練習不足でやっと間に合いました。
長崎県と抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げました。
最後で1秒負けましたが、区間2位の素晴らしい走りで、アンカーの渡辺史侑へ繋ぎました。

渡辺は気迫溢れる走りで、1kmで長崎県を振り切り、3kmで先行する福岡県を抜き去りました。
長崎県には再び並ばれましたが、終盤のスパートで差を広げ日間首位でゴールテープを切りました。
累計でも福岡県を上回りトップに立ちました。

前半の出遅れを、心配した下位打線がタイムリーヒットの連続で逆転勝ちしたレースでした。

 

(2日目)白石賢一   (2日目)瀬戸口賢一郎   (2日目)堀端宏行   (2日目)渡辺史侑   (2日目)渡辺史侑

 

2日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 佐世保〜早岐 9.4 荒川丈弘 28分34秒 1  
2 早岐〜有田 12.2 白石賢一 37分22秒 2  
3 有田〜武雄 15.3 瀬戸口賢一郎 46分12秒 3  
4 武雄〜肥前山口 14.2 堀端宏行 42分29秒 1  
5 肥前山口〜小城 11.3 脇田進(都城自衛隊) 35分00秒 2  
6 小城〜佐賀 11.5 渡辺史侑 35分19秒 1  

 

 

【第3日目】 10月31日/佐賀〜熊本

 

前半リードも後半伸びず、日間3位に沈む。

3日目は佐賀県庁前スタート、熊本市西日本新聞総局横ゴールの8区間で熱戦が繰り広げられました。

1区の土橋啓太は、ラスト2.5kmで並走していた長崎県を振り切り、トップで2区の小島忠幸に繋ぎました。
小島はマイペースで押し切り、区間賞の獲得数を38個と伸ばしました。

3区の新人丸山文裕は、前半は快調な走りを見せたが後半にペースダウンし、区間賞を15秒差で逃しました。
4区の佐々木悟は、福岡県のエース前田選手(九電工) に、30秒差を11kmで追い付かれました。
最後は良く粘り、4秒差の2位で清水将也にタスキを渡しました。

気温が上がる中を、清水は20km区間を冷静に走り、福岡県と14kmまで並走しました。
相手の様子を伺いロングスパートすると、福岡県の井手選手(九電工)が離れました。
6区の足立知弥への中継では、1分07秒差を付ける後半の力走りでした。

20.2kmの最長区間の足立は最初から動きが悪く、12kmで福岡県の中本選手(安川電機)に並ばれ、15kmで振り切られました。
7区の宮崎建司にタスキが渡った時は、57秒離されました。

宮崎は3kmで10秒詰めましたが、その後全く伸びず、逆に後半大きく負けて、アンカーの河野選手(旭化成延岡)に2分01秒差でタスキを繋ぎました。

この日はアンカーまでに2分の貯金を作る予定でしたが、反対に2分の借金になりました。
最年長の河野選手は、奥さん(旭化成陸上部OGの安部友恵さん)と子供の熱い声援を受け、力走しましたが、区間賞の長崎県に抜かれ日間3位でゴールしました。

累計でも福岡県に1分51秒逆転され2位に後退しました。

 

(3日目)丸山文裕   (3日目)佐々木悟   (3日目)清水将也   (3日目)清水将也   (3日目)宮崎健司→河野文憲(旭化成延岡)

 

3日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 佐賀〜吉野ヶ里 13.4 土橋啓太 40分16秒 1  
2 吉野ヶ里〜鳥栖 11.7 小島忠幸 35分02秒 1  
3 鳥栖〜久留米 10.4 丸山文裕 31分31秒 2  
4 久留米〜船小屋 15.3 佐々木悟 45分43秒 2  
5 船小屋〜大牟田 20.0 清水将也 62分51秒 1  
6 大牟田〜玉名 20.2 足立知弥 63分57秒 3  
7 玉名〜植木 14.4 宮崎健司 45分45秒 2  
8 植木〜熊本 12.4 河野文憲(旭化成延岡) 40分23秒 6  

 

 

【第4日目】 11月1日/熊本〜水俣

 

大西、佐藤が快走!

4日目は熊本から水俣駅前までの7区間95.4kmで行われました。

スタート前から雨が降り出し、荒れ模様の天候の中を1区の大西智也がスタートしました。
福岡県の高井選手(九電工)とのマッチレースを、ラスト1.5kmのスパートで征して6秒差の首位で2区の豊後友章へでタスキを渡しました。

豊後は土砂降りの中を6〜8秒差をキープしましたが、中盤で根負けし、追い付かれました。
直後のスパートで離されてしまい、福岡県に12秒差で3区の大野龍二に中継しました。

大野は1.6kmで追い付きましたが、前に出れず、ラストスパートで3秒勝つのがやっとでした。

4区の一般ランナーの佐々木選手(宮崎教員クラブ)は、最初から動きが重く、福岡県に1分57秒離されて5区の佐藤智之に中継しました。

佐藤は落ち着いて飛び出し、2.5kmで福岡県の飛松選手(安川電機)に10秒離されましたが、6km地点でタイに戻すと後半追込み、38秒詰めました。

6区の瀬戸口賢一郎は、前回同様に前半は7〜8秒勝ちましたが、後半伸びず逆に34秒離されてしました。

アンカーの幸田高明はアップダウンのコースを淡々と走りましたが、走り出しと最後3kmで22秒離されてしまいました。
福岡県との累計が4分6秒の差に広がりました。

明日以降、差を詰めるには、中堅年齢層の活躍が必要です。奮起を期待します。

 

(4日目)大野龍二   (4日目)佐々木秀行(宮崎教員クラブ)   (4日目)瀬戸口賢一郎

 

(4日目)幸田高明   (4日目)幸田高明

 

4日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 熊本〜宇土 15.1 大西智也 44分09秒 1  
2 宇土〜竜北西 14.3 豊後友章 43分26秒 2  
3 竜北西〜八代 11.2 大野龍二 33分09秒 1  
4 八代〜日奈久 9.6 佐々木秀行(宮崎教員クラブ) 30分39秒 4  
5 日奈久〜田浦 13.8 佐藤智之 40分57秒 1  
6 田浦〜湯浦 14.4 瀬戸口賢一郎 43分32秒 2  
7 湯浦〜水俣 17.0 幸田高明 51分35秒 2  

 

 

【第5日目】 11月2日/水俣〜鹿児島

 

河添と堀端が区間賞と健闘するも、ブレーキ2つで日間3位

5日目は水俣駅前から鹿児島市役所までの7区間118.3kmで、気温が下がり駅伝らしい気象条件の中で行われました。

1区の白石賢一は長崎県、福岡県と最後まで競り合いましたが、ラストスパートで離され4秒差の3位でした。
この日の最長区間(19.6km)の2区河添俊司はしばらく3人で並走しましたが、長崎県が中間で遅れ、ラスト2.5kmで河添がスパートし福岡県を振り切り、トップで3区に中継しました。

3区は一般ランナー米倉選手(宮崎市役所)。後ろとの差は14秒でしたが、福岡県と長崎県に抜かれ3位に後退、両県とも視界から消えてしまいました。

4区渡辺史侑は、最初から動きが悪く、長崎県の森選手(サムコ)に2分離され、絶望的な差になりました。

5区荒川丈弘は、見えない長崎県と区間賞競いをしましたが、最後は根負けしてしまい5秒差の区間2位でした。

6区の土橋啓太に付けて繰り上げスタートになりました。
初日の1区で区間賞を取った大分県の次郎丸選手(東明高校職員)が3kmで軽く揺さ振ると、土橋は簡単に離れてしまいました。
後半もまったく伸びず不本意な走りでした。

アンカーの堀端宏行は快調に走り、1分20秒差の大分県を6km付近で抜き去り、1km先の福岡県と長崎県を追いました。
最後まで良く粘って福岡県の小畑選手(安川電機)を30秒詰める区間賞の走りでした。

渡辺と土橋のブレーキで、一般ランナーの米倉選手の走りをカバーすることができず、福岡県との累計差が6分28秒に広がりました。

 

(5日目)河添俊司   (5日目)河添俊司

 

5日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 水俣〜出水 17.6 白石賢一 52分35秒 3  
2 出水〜阿久根 19.6 河添俊司 59分26秒 1  
3 阿久根〜西方 12.8 米倉伸一(宮崎市役所) 40分43秒 4  
4 西方〜薩摩川内 16.5 渡辺史侑 49分50秒 3  
5 薩摩川内〜市来 16.6 荒川丈弘 48分48秒 2 区間新
6 市来〜伊集院 16.9 土橋啓太 51分59秒 3  
7 伊集院〜鹿児島 18.3 堀端宏行 52分53秒 1 区間新

 

 

【第6日目】 11月3日/鹿児島〜宮崎

 

足立が汚名返上の力走、小島が逃げ切って日間首位!

最長距離の6日目は鹿児島市役所前をスタートし、宮崎県庁前までの9区間129.3kmで行われました。
スタート直後に桜島が噴火し、波乱の予感を感じながらの1区になりました。
レースはスタートからスローで、中間前から豊後友章が前に出ました。

長崎県と福岡県が離れず、ラスト勝負になり長崎県と同タイムの2位で2区の佐々木悟に中継しました。

佐々木は福岡県の中野選手(安川電機)を何回が離し掛けましたが、粘られました。
最後は粘り勝ち、ラストスパートで3秒離しました。

3区の宮崎健司は、3秒差から一気に42秒引き離しましたが、亀割り峠に入って苦戦し、36秒差で4区の爪丸晋吾にタスキを渡しました。
爪丸は5.3kmで福岡県に追い付かれました。故障上がりで練習不足が心配でしたが、最後まで粘り抜き、同タイムの2位で走りました。

5区の丸山文裕はスタートダッシュで福岡県を引き離し、宮崎県に入りました。
最後の3kmは疲れましたが、36秒差のトップで6区の脇田選手(都城自衛隊)にタスキを渡しました。

脇田選手はスタートから動きが悪く、中間前に捕まり後半で1分9秒離され、目標の日間首位が遠ざかりました。

7区の瀬戸口賢一郎がアップダウンのコースで18秒詰めて51秒差にして、前回にブレーキとなった足立知弥にタスキが渡りました。

宮崎県に付けて繰り上げスタートになりましたが、足立は積極的に飛び出し、見る見る差を縮め9kmで首位福岡県に並びました。
足立はそのまま抜き去り、アンカーの小島忠幸にタスキを渡した時は58秒の安全圏まで差が開きました。

小島は福岡県の中本選手(安川電機)に26秒詰められましたが、宮崎県庁前にトップでゴールしました。

累計は福岡県と5分56秒差になりました。

 

(6日目)佐々木悟   (6日目)宮崎健司   (6日目)爪丸晋吾   (6日目)丸山文裕

 

(6日目)瀬戸口賢一郎   (6日目)足立知弥   (6日目)小島忠幸

 

6日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 鹿児島〜重富 17.0 豊後友章 52分19秒 2  
2 重富〜東国分 17.6 佐々木悟 52分36秒 1  
3 東国分〜牧野原 12.0 宮崎健司 40分12秒 1 区間新
4 牧野原〜通山 11.2 爪丸晋吾 33分29秒 2  
5 通山〜都城 12.8 丸山文裕 37分43秒 1  
6 都城〜高城 11.7 脇田進(都城自衛隊) 36分25秒 2  
7 高城〜四家 15.9 瀬戸口賢一郎 48分52秒 1  
8 四家〜高岡 16.4 足立知弥 47分50秒 1  
9 高岡〜宮崎 14.7 小島忠幸 44分34秒 2  

 

桜島の噴火1   桜島の噴火2   桜島の噴火3

(桜島の噴火)

 

 

【第7日目】 11月4日/宮崎〜延岡

 

1〜3区まで連続区間賞の快走で日間首位!

7日目は、宮崎県庁から延岡市役所までの6区間、86.7kmのホームコースで健脚を競いました。

1区の大西智也はスタートから先頭に立ち、積極的にレースを進めました。
福岡県を3kmで振り切りると、最後まで粘った長崎県を6kmで離し独走になりました。

福岡県が2区の中継点に入ってきたのは、大野龍二が走り出してから、1分55秒後でした。
大野は、やっと大野らしい走りを見せ、2位に上がって来た福岡県を、3分24秒引き離す快走でした。

3区の佐藤智之も快調に飛ばし、区間賞の走りで4分13秒に広げました。

4区の白石賢一は区間新の走りを見せましたが、最後が伸びず、福岡県の平野選手(安川電機)に7秒差で区間賞を奪われました。

5区の幸田高明も後半にペースダウンし、福岡県には勝ちましたが大分県の次郎丸選手に46秒差の区間2位でした。

アンカー清水将也は、ベルリン世界陸上マラソンの活躍(8位と2秒差の11位)で地元入りに抜擢され、悠々と観衆に手を振りながら凱旋ランで市内を走りぬけ、延岡市役所前のゴールに飛び込みました。

 

(7日目)大野龍二   (7日目)佐藤智之   (7日目)白石賢一   (7日目)幸田高明   (7日目)清水将也

 

7日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 宮崎〜広瀬 13.7 大西智也 40分12秒 1  
2 広瀬〜高鍋 14.7 大野龍二 43分11秒 1  
3 高鍋〜都農 16.5 佐藤智之 49分00秒 1  
4 都農〜幸脇 11.1 白石賢一 32分36秒 2 区間新
5 幸脇〜日向 10.5 幸田高明 31分18秒 2  
6 日向〜延岡 20.2 清水将也 62分47秒 2  

 

 

【第8日目】 11月5日/延岡〜大分

 

1区荒川の貯金で逃げ切り!

8日目は延岡市役所前スタート、大分市西日本新聞大分総局前ゴールの7区間113.3kmで行われました。

1区の荒川丈弘は積極的な走りを見せ、ラスト4.5kmからのスパートで逃げ切りました。

2区の佐々木悟は前半思う様に動かず、8秒差でスタートした長崎県に追い付かれました。
5kmで振り切りましたが、前半のもたつきが響き、福岡県と1秒差の区間2位でした。

3区の河添俊司も調子が上がらず福岡県に23秒詰められました。

4区丸山文裕は最後の2kmで失速し、区間3位でした。

5区の渡辺史侑も疲労からか前半まったく動かず、区間3位でした。

6区の堀端宏行も最初から動きが鈍く、最後が伸びずに区間2位に終わりました。

アンカーの宮崎健司は暑い中を自分のペースで走り切り、34秒詰められましたが、1分15秒差で3日連続の日間首位でゴールしました。

累計は福岡県との差を1分31秒(約500m)としました。

 

(8日目)河添俊司   (8日目)丸山文裕   (8日目)堀端宏行   (8日目)宮崎健司

 

8日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 延岡〜北川 16.4 荒川丈弘 49分03秒 1  
2 北川〜宗太郎 13.0 佐々木悟 39分42秒 2  
3 宗太郎〜直川 18.0 河添俊司 54分21秒 2  
4 直川〜植松 13.5 丸山文裕 42分22秒 3  
5 植松〜川登 14.4 渡辺史侑 46分21秒 3  
6 川登〜筒井 18.5 堀端宏行 55分51秒 2  
7 筒井〜大分 19.5 宮崎健司 60分18秒 2  

 

 

【第9日目】 11月6日/大分〜小倉

 

3区から失速、福岡県に逆転負け

9日目は大分市から北九州市西日本新聞支社までの8区間128.2kmで熱戦が繰り広げられました。

1区の土橋啓太は、大分県の次郎丸選手の3kmでの飛び出しに付けず、後続集団に入って走りました。
10km過ぎに集団から抜け出しましたが、ラスト3kmで左ふくらはぎにケイレンを起こしペースダウンしました。
しかし、辛うじて逃げ切り、2位で大野龍二にタスキを渡しました。

大野は4km地点で大分県を交わしトップに立ちました。
中継点では4位の福岡県に2分55秒差がつき、累計でも福岡県を抜きました。

3区の脇田選手(都城自衛隊)は、2位に上がった福岡県に1分27秒詰められました。

4区の幸田高明は、福岡県にじわりじわりと追い込まれました。
後半まったく伸びず、ラスト1kmで13秒詰められ19秒差になりました。

5区の小島忠幸は出足はまずまずでしたが、5kmから失速し、11kmで追い付かれ中継では40秒離されました。
小島が九州一周で順位を落とすシーンは記憶にありません。

6区の爪丸晋吾は、練習不足が表面化し、後半動きが止まりました。
福岡県から3分離され、やっとの思いで、瀬戸口賢一郎に2位でタスキを繋ぎました。

7区の瀬戸口は、見えない福岡県を追って力走し、1分10秒詰める区間賞の走りでした。

アンカーの足立知弥は淡々と走りましたが、中盤から差が開き出し、ゴールでは2分22秒差になりました。

累計で福岡県との差が4分53秒に広がってしまいました。

 

(9日目)幸田高明   (9日目)小島忠幸   (9日目)瀬戸口賢一郎   (9日目)足立知弥

 

9日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 大分〜亀川 18.2 土橋啓太 55分02秒 2  
2 亀川〜赤松 12.7 大野龍二 38分40秒 1  
3 赤松〜山香 13.0 脇田進(都城自衛隊) 41分38秒 2  
4 山香〜宇佐 18.0 幸田高明 54分52秒 3  
5 宇佐〜中津 15.5 小島忠幸 47分26秒 3 区間新
6 中津〜椎田 14.9 爪丸晋吾 48分13秒 2  
7 椎田〜苅田 17.7 瀬戸口賢一郎 54分00秒 1  
8 苅田〜小倉 18.2 足立知弥 54分39秒 2  

 

 

【第10日目】 11月7日/小倉〜福岡

 

全員の走りが振るわず、大差の日間2位

九州一周駅伝も最終日(10日目)を迎えました。
北九州市西日本新聞支社から、福岡市天神西日本新聞本社までの7区間、98.1kmで最終レースが行われました。

気温が上がると予報されたので、暑さが苦手な白石賢一が早い時間の1区に起用されました。

白石はラスト1kmまで、積極的な走りで先頭を引っ張りましたが、福岡県の中野選手(安川電機)のスパートで14秒離されてしまいました。

2区の堀端宏行は、区間賞4個目を目指す福岡県の平野選手(安川電機)を追いましたが、徐々に離され1分36秒差で、3区の大西智也にタスキを渡しました。

大西は前半10秒詰めましたが、後半引き離され、4区の河添俊司に中継した時には2分13秒に広がりました。

河添もラスト1kmまでは、福岡県に2秒勝る走りを見せましたが、最後が伸びず、逆に2秒負けました。

5区の宮崎健司も最後伸びず、5秒負けました。

6区の領家選手(都城自衛隊)は東野賢治の故障で24番目の選手として、八木山の下り坂に起用されましたが、福岡県に2分6秒離れて4分26秒差になりました。

アンカーの荒川丈弘は、福岡県のエース前田選手に挑戦しましたが、繰り上げスタートで一緒にスタートした直後の2.5kmで、右ふくらはぎに痙攣が来て、一度立ち止まるアクシデントに遭いました。
再び走り始めましたが、何度もふらつきました。監察車は大事をとって止めさせようとしましたが、何とか最後まで走り切りました。
しかし、福岡県との差が5分54秒に広がりました。

累計差は9分48秒に広がり、福岡県の5連勝達成を許してしまいました。

来年度は一般ランナーが負けた10分38秒を何処まで抑えるか、旭化成の中堅年齢層の選手が力を出し切れるかが課題になります。

今回の駅伝で多くの課題が見えて来ました。冬のロードシーズンに向けて修正して行きます。
10日間のご声援ありがとうございました。

 

(10日目)白石賢一   (10日目)堀端宏行   (10日目)大西智也

 

10日目結果

地名 距離 選手名 記録 備考
1 小倉〜八幡 15.1 白石賢一 45分12秒 2  
2 八幡〜直方 16.5 堀端宏行 51分32秒 2  
3 直方〜田川 15.8 大西智也 49分22秒 2  
4 田川〜飯塚 14.6 河添俊司 44分56秒 2  
5 飯塚〜八木山 10.8 宮崎健司 35分08秒 2  
6 八木山〜篠栗 10.8 領家福太郎(都城自衛隊) 33分36秒 7  
7 篠栗〜福岡 14.5 荒川丈弘 45分25秒 3  

 

 

 

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