第54回九州実業団陸上競技選手権大会
2011年5月14〜15日/北九州
5月14、15日に北九州の鞘ヶ谷陸上競技場において九州実業団陸上が行われました。
出口、ラスト追い込むも届かず、惜しくも日本人2位!
初日、風が強い中で行われた10000m3組は、スタートから外国人選手2人が抜け出し、5000mを13分28秒で通過するハイペースで飛ばしました。
後続の日本人グループは、堀端宏行が引っ張って、3000mを8分30秒で通過後にペースが落ちました。
前田選手(九電工)が前に出ましたがペースは、上がりませんでした。
前田選手の『誰か前に行け!』の声に、出口和也が反応して前に出てややペースを上げ、5000mを14分10秒で通過しました。
8000mでトップのタヌイ選手(九電工)に1周抜かれると、木滑選手(三菱重工長崎)がタヌイ選手に付き、前田選手、河添俊司、出口の順になりました。
3人は、タヌイ選手に2周付くと離れてしまい、日本人選手だけになりました。
河添が前に出ると、中盤でレースを引っ張った出口が苦しくなって離れてしまいました。
ラスト1周で前田選手がスパート、河添がラスト150mで木滑選手に抜かれると、出口がラスト1周を58秒で猛追して河添と木滑選手を抜き去って前田選手に迫りました。
しかし、ラスト1周までに40m離れたのが致命傷になり、届かず4位でゴールしました。
河添は6位でした。
丸山は5000m手前で離れて失速し、後続集団からも抜かれてしまいました。
堀端、豊後友章、足立知弥は第3グループでレースを進めて10、11、12位でゴールしました。
佐々木は最後に大失速して最下位でした。
出口は一番きついところで引っ張ったのが響き、肝心なところで粘れず、ラスト1周が一番速かっただけに勿体ない走りでした。
2組は6000m手前で荒川丈弘が抜け出し、最後にやや詰められましたが、独走でトップでゴールしました。
佐藤智之が5位、幸田高明が8位、森賢大が10位、瀬戸口賢一郎が21位でした。
女子1500mに出場した宗由香利はラスト200mでスパートし、優勝しました。
荒川がロングスパートで優勝!
2日目は気温が上がり、風も強く厳しいコンディションの中で、5000m2組が行われました。
小畑選手(安川電機)が先頭に立ち、荒川丈弘と丸山文裕は2番と4番目でレースを進めました。
2400mから久保田選手(安川電機)が先頭に立ちましたが、ペースは上がりません。
3300mで荒川がスパートすると一気に集団がバラけて、独走になりました。
丸山は小畑選手と競り合い荒川を追いましたが差が縮まらず、荒川が優勝しました。
丸山は最後で小畑選手を振り切り2位でゴールしました。
女子800mに出場した宗由香利は陣内選手(九電工)のハイペースに対応できず、2位に終わりました。
第54回九州実業団陸上競技選手権大会成績
男子10000m2組 | ||
1位 | 荒川丈弘 | 29分07秒48 |
5位 | 佐藤智之 | 29分13秒30 |
8位 | 幸田高明 | 29分17秒97 |
10位 | 森賢大 | 29分26秒01 |
21位 | 瀬戸口賢一郎 | 30分10秒40 |
男子10000m3組 | ||
4位 | 出口和也 | 28分31秒43 |
6位 | 河添俊司 | 28分34秒21 |
10位 | 堀端宏行 | 28分56秒00 |
11位 | 豊後友章 | 28分56秒67 |
12位 | 足立知弥 | 28分57秒35 |
16位 | 丸山文裕 | 29分17秒40 |
24位 | 佐々木悟 | 29分37秒89 |
男子5000m2組 | ||
1位 | 荒川丈弘 | 14分12秒63 |
2位 | 丸山文裕 | 14分16秒00 |
荒川選手のコメント
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