ヨーロッパ遠征報告

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2011年7月23日〜8月6日/ヨーロッパ

 

 

ヨーロッパ遠征の様子1   ヨーロッパ遠征の様子2

 

7月下旬から8月上旬にかけて出口和也と深津卓也がそれぞれヨーロッパ遠征に参加しました。
出口はフィンランド、ベルギーで4戦、深津はイギリスで2戦しました。

まず、7月23日、イギリスで行われたBMC NIKE グランプリ3000mに深津が出場しました。
8分7秒34の9位で走り、27日に行われるメインの10000mへ向けて、刺激を入れました。
http://www.britishmilersclub.com/bmcstorydisplay.aspx?storyid=652

7月24日、フィンランド、Lapinlahti で行われたSavo Games 3000mには、出口が出場しました。
http://www.savogames.fi/index_en.php
ペースメーカーが最初の1000mを2分40秒を少し切るペースで引っ張り、2000mを5分19秒で通過しました。
出口は、常に6番手あたりをキープ、ラストに備え、リラックスした走りをしました。
ペースメーカーが外れ、残り800m手前から宮脇選手(トヨタ自動車)が前に出ましたが、集団は崩れずにラスト1周の勝負になりました。
出口はそこからきつくなり、ラストスパートを出せず勝負に絡めないままゴールしました。
トップは高林選手(トヨタ自動車)でした。

引き続き出口は、7月27日に行われたJoensuu Games 5000mに出場しました。
ペースメーカーは、安定したペースで引っ張りましたが、2000mを5分24秒で通過したところで、出口はきつくなり、離れてしまいました。
最後は少しだけ立て直すことができましたが、苦しいレースになりました。
トップはLewis Korir選手(ケニア)が、13分33秒64で走り、2着には宇賀地選手(コニカミノルタ)が入りました。

29日、イギリスでは深津卓也が、メインの Aviva UK trials 10000mに出場しました。
先の合宿報告で触れた、来春旭化成に入社予定の鎧坂選手(明治大学)が、27分44秒30をマークしたレースです。
深津は3000mまでは先頭集団で走りましたが、後半疲れ、28分36秒73の5位に終わりました。
http://www.uka.org.uk/aviva-series/aviva-uk-trials-uk-championships/discipline-list/

出口は第3戦目からベルギーに移動、7月30日、Belgium Gent で行われた Gentse Feesten 5000mに出場しました。
フィンランドは気温が高かったのですが、ベルギーは肌寒いくらいで、まずまずのコンディションとなりました。
レースはペースメーカーが引っ張り切れずに3000mを8分17秒で通過しました。
そこからペースが上がると、出口はきつくなり離れました。
1戦目、2戦目よりは粘ってゴールできましたが、今ひとつの結果となりました。

出口の最終戦は8月6日、Belgium Ninove で行われた Memorial Rasschaert 5000mです。
積極的に前の方でレースを進めましたが、3000m手前から離れ出しました。
そのまま粘ることができず、満足のできる走りができませんでした。

 

ヨーロッパ遠征成績

7/23 BMC NIKE グランプリイギリス 男子3000m
9位 深津卓也 8分07秒34
7/24 Savo Games フィンランド 男子3000m
10位 出口和也 8分05秒79
7/27 Joensuu Games フィンランド 男子5000m
5位 出口和也 14分14秒30
7/29 Aviva UK trials イギリス 男子10000m
5位 深津卓也 28分36秒73
7/30 Gentse Feesten ベルギー 男子5000m
9位 出口和也 13分59秒14
8/6 Memorial Rasschaert ベルギー 男子5000m
12位 出口和也 14分19秒47

選手のコメント

<出口選手のコメント>

今回ヨーロッパ遠征で4試合レースを走らせていただきましたが3000m以降に離れてしまうレースばかりでした。
しっかりとタメをつくれなかったのと、海外レースでの経験不足が今回走れなかった原因だと思っています。
しかし、今回ヨーロッパ遠征を経験したことによりこれから役立つと思います。
これから合宿もありますので、そこでしっかりとタメをつくって、全日本実業団や駅伝につなげていきたいと思います。

 
<深津選手のコメント>

今回は海外の試合ということで記録に挑戦しにいったのですが、満足できる結果ではありませんでした。
しかし、海外の選手から学ぶことが数多くありましたので、この経験を練習、試合に生かして行きたいと思います。
来年はイギリスでオリンピックが開催されます。
その舞台に立てるよう、一層の努力をしていきたいと思います。

 
ヨーロッパ遠征の様子3   ヨーロッパ遠征の様子4

 

 

 

 

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