第96回日本陸上競技選手権大会
2012年6月8日〜10日/大阪
出口が渾身のラストスパート、男子5000mで旭化成が39年振りの優勝!
第96回日本陸上競技選手権大会が、6月8〜10日に大阪長居陸上競技場で、オリンピックの選考を兼ねて行われました。
初日の5000mに出口和也が出場しました。
レースは500mで高井選手(九電工)が飛び出し、徐々に後続との差を広げ、独走となりました。
出口は、後続集団の前の方に位置取りしました。
3000mで高井選手と後続との差は約10秒まで広がりましたが、そこから上野選手(駒澤大学)を先頭にした後続集団がペースを上げ、差が縮まり始めました。
4250mでついに高井選手が集団に捕まりました。
出口は離れそうになりながらも、懸命に我慢して、ラストの鐘を聞きました。
岩ア選手(四国電力)がスパート、出口は300mから徐々に順位を上げて、ラスト200mから若松選手(日清食品)、竹澤選手(エスビー食品)との勝負になりました。
逃げる竹澤選手をラスト20mで交わし、トップに立ちそのままゴールしました。
佐藤市雄さん以来39年振りに、旭化成が5000mで優勝を果たしました。
2日目の10000mには、5名の選手が出場しました。
スタート直後の2000mで、足立知弥が大集団から離れてしまいました。
前日の5000mで優勝した出口和也も、4000m過ぎで脱落してしまいました。
5000m手前から河添俊司が遅れ始め、期待の深津卓也も、後方から一度も前に上がれずに離れてしまいました。
長期故障からやっと回復した鎧坂哲哉は、6000m過ぎからのペースアップに対応できずに離れてしまいましたが、長い故障で練習不足を考慮するとよく走りました。
最後は、深津が鎧坂の前のでゴールしましたが、17位と惨敗しました。
メルボルン(1956年)から続いた、オリンピック連続出場が途切れてしまいました。
この結果を真摯に受け止め、明日から頑張って行きますので、引き続き、皆様のご声援をお願いいたします。
第96回日本陸上競技選手権大会成績
男子5000m | ||
1位 | 出口和也 | 13分47秒17 |
男子10000m | ||
17位 | 深津卓也 | 28分56秒70 |
20位 | 鎧坂哲哉 | 29分08秒00 |
21位 | 河添俊司 | 29分08秒49 |
26位 | 出口和也 | 29分42秒46 |
選手のコメント
<出口選手のコメント> | ||
今回、日本選手権の5000mを走らせて頂きました。 |
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