第97回日本陸上競技選手権大会
2013年6月7~8日/東京
![]() |
![]() |
![]() |
第97回日本陸上競技選手権大会が、6月7~9日に味の素スタジアム(東京都調布市)で、第14回世界陸上競技選手権大会(モスクワ)の代表選考を兼ねて行われました。
http://www.jaaf.or.jp/jch/97/index.php
2日目の10000mに、大西智也、深津卓也、丸山文裕の3選手が出場しました。
岡本選手(中国電力)が引っ張り、深津、丸山が集団の中盤から前方あたり、大西は後方でレースを進めました。
ハイペースにはならず、5000mを14分15秒で通過しました。
丸山がきつくなり、集団から離れました。
8000mあたりで、深津が前へ出て少しペースを上げましたが、そこで大西が離れてしまいました。
10人くらいの集団でラスト勝負になりましたが、スプリント勝負に加わることが出来ずに、深津が9着、大西が10着でした。
丸山は離れてから粘りましたが、17着でのゴールになりました。
最終日、5000mに前年度チャンピオンの出口和也と鎧坂哲哉が出場しました。
出口も鎧坂もスタートから落ち着いた走りで、良い位置でレースを進めました。
3000mを8分27秒で通過すると、鎧坂がスルスルと前に上がり集団から抜け出しました。
鎧坂に菊地選手(コニカミノルタ)だけがつき、後ろの3位集団に最大で5秒程度の差を開けました。
しかし、後ろの集団もラスト1000mを切ってからペースを上げ、鎧坂に追いつきました。
出口は追いきれずに、後方に下がりました。
鎧坂は、追いつかれても冷静に対応しスプリント勝負に持ち込みましたが、先にスパートをした星選手(富士通)を差し切れずに胸の差で2着のゴールになりました。
出口は、得意のラスト勝負に絡めずに16着でのゴールになりました。
トラック種目での世界陸上代表を出せませんでした。
まだ各記録会がありますが、課題を明確にして夏を過ごして、秋以降のレースに繋げていきたいと思います。
![]() |
![]() |
![]() |
第97回日本陸上競技選手権大会成績
男子5000m決勝 | ||
2位 | 鎧坂哲哉 | 13分49秒63 |
16位 | 出口和也 | 14分08秒43 |
男子10000m決勝 | ||
9位 | 深津卓也 | 28分36秒89 |
10位 | 大西智也 | 28分42秒85 |
17位 | 丸山文裕 | 29分15秒23 |
選手のコメント
<鎧坂選手のコメント> | ||
今回は日本選手権の5000mに出場しました。 0.06秒差で2位となり、勝てなかった事がとても悔しいです。 この0.06秒をこの1年の課題として、来年は優勝できるよう練習していこうと思います。 今回は応援ありがとうございます。 |
||
<出口選手のコメント> | ||
今回日本選手権の5000mに出場させていただきました。 あまり調子の良くない中での出場ではありましたが、それにしても納得のいく走りは出来ませんでした。 しかし今は調子は上がってきているので、ホクレンでしっかり結果を残したいと思います。 応援ありがとうございました。 |
||
<深津選手のコメント> | ||
今季初レースの日本選手権では9位でした。 状況を見て積極性のあるレース運びが出来、結果以上に得るものが大きいレースとなりました。 現地に足を運んで下さった皆さま、テレビ中継を見て頂いた皆さま、応援ありがとうございました。 これからもご声援よろしくお願いします。 |
||
<大西選手のコメント> | ||
日本選手権の10000mに出場させていただきました。 先月のGGNが終わってから順調に練習が出来ていたので、ある程度自信を持ってスタートラインに立つことが出来ました。 しかし、天候の影響もあってか前半から余裕がなく、ただついていくだけのレースになってしまい、後半レースが動いた時には全く対応出来ず、見せ場無く終わってしまいました。 この日本選手権で一つの区切りなので、もう一度自分を見つめ直し、トラックシーズン後半に立て直しが出来るよう頑張っていきたいと思います。 当日は会場まで足を運んでいただいた方、テレビで応援してくださった方、本当にありがとうございました。 |
||
<丸山選手のコメント> | ||
今回久しぶりに日本選手権に出場させていただきました。 レース当日は若干暑さは感じましたが、練習もいい流れで消化出来ていたので、自信を持って試合に臨みました。 上手くレースの流れに乗れなかった事と、少し上体に力みがあったのは反省点です。 これからこれらをしっかり改善していかなければと思ってます。 今回の悔しさを来年の日本選手権で晴らせるように、また練習をしていきたいと思います。 |
||
選手のプロフィールは こちら