第62回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会

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2014年10月10〜12日/山口

 

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第62回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会が10月10日(金)〜12日(日)の3日間、山口県維新百年記念公園陸上競技場で開催されました。
http://home.m07.itscom.net/jita/

大会初日は男女10000mのみが実施され、19時15分スタートの男子2組に出口和也と八木勇樹が出場しました。
レースは1000mを2分55秒のやや遅いペースで進み、3000mからは2分58秒とさらにペースが落ちると白柳選手(トヨタ紡織)が先頭に立ち、ペースを戻しました。
5000mからは柏原選手(富士通)が前に出てペースを上げると、集団の後ろで我慢していた八木が離れてしまいました。
一方、ペースの変化にうまく対応し徐々に順位を上げ、得意のラストスパートを仕掛けるタイミングをうかがっていた出口は、8000mを23分19秒で通過すると28分台を目指してやや早めのスパート。
1周5秒ペースアップした出口につける選手はなく、そのまま逃げ切り28分53秒24でゴールしました。

20時40分スタートの3組には深津卓也が出場。
11人の外国人選手が1000m2分45秒前後のハイペースで走る中、日本人だけの集団の後方に位置していた深津はその集団からも遅れてしまい、20位29分10秒45でのゴールとなりました。

大会2日目の男子1500m2組に鎧坂哲哉が出場しました。
7月に3分42秒21の旭化成記録を樹立した鎧坂は、積極的にディランゴ選手(JFE)とダニエル選手(富士通)に日本人選手でただ一人ついていきました。
400mを58秒で通過しましたが、600mから遅れてしまい、後続の1500mのスペシャリスト達に追いつかれました。
それでも懸命にラスト争いに加わり、6位でゴールしました。

大会最終日、高卒の入社2年目までの選手が出場資格を有するジュニア5000mに茂木圭次郎と西純平が出場しました。
スタート直後から茂木圭次郎が先頭に立ち、2000mを5分34秒で通過すると粘っていた西が離れしまい、先頭争いは3人に絞られました。
3000m手前で林辰也選手(トヨタ自動車)が一気にスパートすると、茂木はこれに対応できず、熊橋選手(山陽特殊製鋼)との2位争いとなりました。
しかし、前半引っ張った影響で余力はなく、熊橋選手にも置いて行かれて3位でゴール。
西は後続にも抜かれて10位となりました。

3組タイムレースの男子5000mは、例年と違い選手の力を均等に分けての組編成で行われました。
1組には八木勇樹が出場しました。
ハイペースの外国人選手にはつかず、第2集団を引っ張る形となった八木でしたが、先頭を譲るとそのままズルズルと後退。良いところなく終わってしまいました。

2組に出場した鎧坂哲哉は、外国人選手の作る2分38秒、5分20秒のハイペースに日本人でただ一人つく積極的な走りをしました。
しかし、2800mで離れてしまい、その後は大幅なペースダウン。
後続から抜け出した大石港与選手(トヨタ自動車)、梅枝裕吉選手(NTN)に追いつかれました。
その後、大石選手のスパートで梅枝選手が遅れ、日本人選手トップ争いは一騎打ちとなりました。
残り100mで鎧坂が渾身のスパートを見せ、日本人トップの4位でゴールしました。

出口和也が出場した3組は、1000m過ぎてから外国人選手3人が抜け出し、後続は日本人選手だけの大集団でレースは進みました。
徐々に絞られていく日本人トップ争いで最初に仕掛けたのは出口でした。
3000m過ぎでのスパートは早いかと思われましたが、田中秀幸選手(トヨタ自動車)、山口浩勢選手(愛三工業)の3人に絞られました。
出口は残り300mからラストスパートを見せ、粘る田中選手を突き放すとダニエル選手(富士通)を追い詰めましたが、わずかに届かず4位でのゴールとなりました。

総合での日本人トップは鎧坂、2位に大石選手、3位は出口でした。

 

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第62回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会成績

男子10000m2組
1位 出口和也 28分53秒24
15位 八木勇樹 29分35秒70
男子10000m3組
20位 深津卓也 29分10秒45
男子1500m
6位 鎧坂哲哉 3分45秒67
男子5000m1組
16位 八木勇樹 14分17秒88
男子5000m2組
4位 鎧坂哲哉 13分47秒15
男子5000m3組
4位 出口和也 13分47秒84
男子ジュニア5000m
3位 茂木圭次郎 14分25秒09
10位 西純平 14分51秒84

 

選手のコメント

<鎧坂選手のコメント>
鎧坂哲哉   全日本実業団の1500m、5000mに出場しました。
1500mでは800m以降に身体が固まってしまい、失速し6位となりました。
5000mでも3000m手前から固まってしまい、大きく失速し、8位となってしまいました。
課題の見つかる試合となりましたが、5000mでは2年連続日本人1位となることができました。
今回の課題を克服し、これからのシーズンに繋げていきたいと思います。
応援ありがとうございました。
 
<出口選手のコメント>
出口和也   今回5000m、10000mの2種目に出場しました。
10000mは、2組ながら日本人6位だったのでよかったと思います。
5000mは、僅差で日本人トップを逃してしまい、とても悔しい結果になってしまいました。 この悔しさをニューイヤー駅伝にぶつけるため、しっかり練習していきたいと思います。 応援ありがとうございました。
 
<茂木選手のコメント>
茂木圭次郎   今回、ジュニア5000mに出場しました。
優勝を目指していたのですが、3位という結果に終わり実力不足を感じました。
内容としては、自分でレースをつくり、後半も大きく崩れることなく走ることができました。
今後も確実に強くなり、自己記録の更新、駅伝メンバー争いを目標に取り組んでいきます。
応援ありがとうございました。
 

 

 

 

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