2025年6月13日

旭化成メディカル株式会社

プレスリリース

中空糸の内表面にビタミンEを固定化した血液透析濾過器「ヴィエラ V-TA」および持続緩徐式血液濾過器「ヴィライフ」の本格販売を開始

旭化成メディカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:稲留 秀一郎、以下「当社」)は、全国の医療機関向けに、中空糸の内表面にビタミンEを固定化した血液透析濾過器「ヴィエラ V-TA」※1および持続緩徐式血液濾過器「ヴィライフ」※2の本格販売を開始したことをお知らせいたします。

「ヴィエラ V-TA」

「ヴィエラ V-TA」

「ヴィライフ」

「ヴィライフ」

当社は、中空糸の内表面にビタミンEを固定化する独自技術を活用し、これまでに血液透析器「VPSシリーズ」2製品※3 と、血液透析濾過器「ヴィエラシリーズ」1製品※4を、透析領域で展開してきました。今回、「ヴィエラシリーズ」にアルブミンの漏出を抑えた「V-TA」を新たに追加して透析療法の選択肢を拡充するとともに、透析領域で培ったビタミンE固定化技術を集中治療領域向けの新製品「ヴィライフ」にも応用することで、本技術の展開を新たな治療領域へと拡大しました。

血液浄化療法に使用される医療機器は、患者さんの血液と直接接触することから、生体適合性が治療の安全性や安定性に重要な要素とされています。生体適合性に配慮することで、血球や血小板の活性化などの生体反応を抑制し、患者さんの身体的負担の軽減や治療の継続性向上に寄与します。また、安定した治療環境の提供は、医療従事者の業務負担軽減にもつながります。
ビタミンEを固定化した血液浄化器は、こうしたニーズに対応するために生体適合性に配慮した設計がなされており、今回発売する「ヴィエラ V-TA」および「ヴィライフ」もその特性を継承しています。

当社は「社会とつながり、人とつながることで、世界中の医療に貢献する」ために、血液浄化療法のパイオニアとして培ってきた独自の技術と、世の中の革新的な技術をボーダーレスに取り入れ、今後も新たな価値を世界中の医療の現場に提供してまいります。



※1: 血液透析濾過器「ヴィエラ V-TA」
慢性腎不全患者に対する血液透析濾過(Hemodiafiltration:HDF)に使用され、体内に蓄積した老廃物の除去や体液量・電解質バランスの調節を行う医療機器です。

※2: 持続緩徐式血液濾過器「ヴィライフ」
急性腎不全等の重症患者に対する持続的腎代替療法(Continuous Renal Replacement Therapy:CRRT)に使用され、長時間かけて緩やかに体液バランスを補正しながら病態の安定化を図る医療機器です。

※3: 旭ビタブレンVPS-VA(VPS-VA)、旭ビタブレン(VPS-HA)

※4: ヴィエラ V-RA(V-RA)

ヴィエラ、V-TA、ヴィライフ、ビタブレン、VPS、V-RAは旭化成メディカルの登録商標です。


製品情報

ヴィエラ V-TA

販売名  :ヴィエラ V-TA
銘柄名  :V-13TA / V-15TA / V-18TA / V-22TA
一般的名称:血液透析濾過器
クラス分類:高度管理医療機器クラスⅢ
承認番号 :30600BZX00211000

「ヴィエラ V-TA」

ヴィライフ

販売名  :ヴィライフ
品名   :VLF-08 / VLF-13 / VLF-18
一般的名称:持続緩徐式血液濾過器
クラス分類:高度管理医療機器クラスⅢ
承認番号 :30500BZX00195000

「ヴィライフ」

以上

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