PCD系ポリウレタンは、ポリエーテル系やポリエステル系と比較して、分解し難いことが認められます。
100℃の熱水に浸漬したポリウレタンフィルムの分子量変化
PCD系ポリウレタンは高温で保存した後も高い強度保持率を示します。
120℃で保存したポリウレタンフィルムの物性変化
PCD系ポリウレタンは、ポリエーテル系やポリエステル系と比較して、有機溶剤等による膨潤率が小さいことが認められ、デュラノール™の共重合タイプは特に優れています。
オレイン酸(23℃)に1週間浸漬したポリウレタンフィルムの物性変化
一般にPCD系ポリウレタンは柔軟性に欠ける傾向がありますがデュラノール™の液状タイプを用いると、柔軟性の付与が可能です。
ポリウレタンの引張試験
デュラノール™の液状タイプ(T5652・G4672・G3452)は取り扱い性と溶剤溶解性に優れます。
液状 | 固形 | ||||
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T5652 | G4672 | G3452 | T6002 | T4692 |
トルエン | 85 | 85 | 80 | 30 | 8 |
---|---|---|---|---|---|
DMF | 85 | 85 | 80 | 20 | 20 |
酢酸エチル | 80 | 80 | 80 | 30 | 10 |
アセトン | 80 | 80 | 75 | 30 | 20 |
メチルエチルケトン | 90 | 85 | 75 | 40 | 10 |
n-オクタン | <1 | <1 | <1 | <1 | <1 |
メタノール | <1 | <1 | <1 | <1 | <1 |
イソプロパノール | <1 | <1 | <1 | <1 | <1 |