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よくある質問

エポマー®に関する質問

1.製品について
1-1. エポマー®の保管はどのようにすれば良いですか?

直射日光を避け、30度以下で冷暗所に保存してください。

1-2. エポマー®の保存期限はどれくらいですか?

製造後2年間です。

1-3. 10年保障は出してもらえますか?

下水道用途に関しては、ABエポマー工法協会会員でなければ発行できません。
上水道、民間ビルピット、農業集落排水などの用途に関する10年保障に関しては、当社営業担当にお問い合わせ下さい。

2.設計について
2-1. 設計単価はどのような要件で構成されていますか?

当社の設計単価は材工単価であり、以下の要件によって構成されています。(1)表面処理 (2)素地調整 (3)防食被覆工 (4)完成検査 (5)専門技術者費用
注)足場、仮設費用、躯体欠損部等の処理費用は含んでおりません。

3.施工について
3-1. ノンクロス工法の長所と短所をそれぞれ教えて下さい。

1.ノンクロス工法の利点は以下の2点です。

  1. 作業時間の短縮。
  2. 樹脂ライニング層にガラスクロスやガラスマットなどの異物が混在しないことによる、耐食性の向上。
2.ノンクロス工法の欠点(懸念される点)は以下の通りです。
  1. 樹脂ライニング層の膜厚管理:GP-202は通常施工で規定の膜厚確保が可能。
  2. クラック追従性の低下:GP-202は樹脂硬化物として50%の伸び率を保有。(地下コンクリート構造物へのライニング施工において、過去7年間クラックの発生なし)

3-2. ピンホール発生を抑制するには施工上どのような点に留意すればいいですか?

素地調整の段階で、金鏝にて、しごくようにして塗布処理をすればかなり高い確率で、ピンホールを抑制することができます。下地の素地調整が不十分な場合、GP202の主剤にミルコンなどの増粘剤を混入し、金鏝にてしごきながら塗布処理をすることで抑制することができます。

3-3. 調査・診断サービスをお願いしたいのですが?

当社には、コンクリート診断士の資格を有する防食工事専任の診断士がおります。価格については、営業担当にお問い合わせ下さい。

4.その他
4-1. エポマー®工法の特長を教えてください。

上水道、下水道、ビルピット関係それぞれに適応した製品仕様をラインアップしています。各用途に対する当社製品の特長については、エポマー製品概要、特長のページを参照下さい。

4-2. エポキシ樹脂で対応できない用途があれば教えてください。
また、この場合どんな製品を使用すればいいのか合わせて教えてください。

エポキシ樹脂硬化物の耐熱性は60℃が上限です。スチームやボイラーの過熱により廃液がこれ以上の温度になる場合は、エポキシ樹脂によるライニングは適用不可です。また、濃度の高い酸やアルカリ分を含んだ廃液でも適用不可になる場合がありますので、都度当社にお問い合わせください。このような場合には、ビニルエステル系のエポマー®を推奨致します。


マジカルリペラー®に関する質問

1.製品について
1-1. マジカルリペラー®とマジカルリペラー®HVの違いを教えてください。

マジカルリペラー®は水性のシラン・シロキサン系表面含浸材です。
新設・既設のどちらのコンクリートにも使用可能で、NEXCO構造物施工管理要領に適合しています。
マジカルリペラー®HVは無溶剤系のシラン・シロキサン系表面含浸材です。

1-2. マジカルリペラー®は液体ですか?

マジカルリペラー®は白色のペースト状、マジカルリペラー®HVは白濁色のジェル状です。

1-3. NETISに登録していますか?

2004年3月に登録、2017年4月に掲載終了リストへ移行されました。

1-4. 荷姿を教えてください。

マジカルリペラー®は17㎏入りペール缶と4㎏入り樹脂製ボトル、マジカルリペラー®HVは7㎏入り18L缶です。

1-5. 品質保証期間は何カ月ですか?

未開封の製品を換気の良い、冷暗所に静置した状態でマジカルリペラー®は製造から9ケ月間、マジカルリペラー®HVは製造から18ケ月間です。

1-6. 施工後の仕上がり面はどのようになりますか?

塗布浸透後のコンクリート表面は、塗布前と変化はありません。

1-7. 製造会社はどこですか?

製造会社は旭化成ワッカーシリコーン株式会社です。
旭化成アドバンス株式会社は販売元です。

1-8. マジカルリペラー®は鹿島建設の製品ではありませんか?

マジカルリペラー®、マジカルリペラー®HVは旭化成ワッカーシリコーン株式会社、鹿島建設株式会社、カジマ・リノベイト株式会社、3社の共同研究ならびに共同開発の製品です。
また、製品技術に関してはカジマ・リノベイト株式会社が担当しており、弊社提供の資料は両社共有の資料として使用しています。

1-9. 関連法規を教えてください。

マジカルリペラー®は水性の製品で消防法や労働安全衛生法の非危険物です。
マジカルリペラー®HVは無溶剤系の製品ですが消防法では危険物第4類(引火性液体)・第2石油類(非水溶性液体)、労働安全衛生法では引火性物です。

2.性能について
2-1. 土木学会のJSCE K-571 表面含浸材試験の結果を教えてください。

各劣化要因に対する性能のグレードは全てAランクです。
各抑制率の数値に関してはホームページをご参照ください。

2-2. 耐用年数は何年くらいですか?

北海道日本海沿岸部の凍害・塩害の複合劣化環境域にてマジカルリペラー®を塗布した試験体の20年間暴露試験の結果、吸水防止層の残存を確認、またコンクリート内部の塩化物イオン濃度が非常に小さく、高い遮塩性を維持していることが確認されています。

2-3. 撥水効果は何年くらい持続しますか?

施工した地域や環境域で異なりますが北海道の日本海沿岸部での暴露試験の結果では経過約4年で消失しています。
しかし、コンクリート表層部の吸水防止層は暴露15年経過後も残存を確認していますので引続き吸水防止効果は持続しています。

3.施工について
3-1. 施工マニュアルが欲しいのですが?

ご提出できますのでご連絡ください。

3-2. 施工時の下地の水分率は何%ですか?

水分計を用いてコンクリート面の水分率を測定して6%以下を確認後に施工してください。

3-3. 塗布量は何グラムですか?

マジカルリペラー®は新設・既設のどちらのコンクリートでも200g/㎡です。
マジカルリペラー®HVは北海道開発局仕様では200g/㎡、その他地域の新設コンクリートには100g/㎡です。

3-4. ローラー施工のロス率はどれくらいですか?

マジカルリペラー®は塗布量200g/㎡に対して5%の10g/㎡です。
マジカルリペラー®HVは北海道開発局仕様では塗布量200g/㎡に対して5%の10g/㎡です。
また、マジカルリペラー®HVのその他地域の新設コンクリートには塗布量100g/㎡に対して10%の10g/㎡です。

3-5. 塗布回数は何回ですか?

1回で標準塗布量を塗布できますがコンクリートの表面状態や夏季の高温下では材料が浸透する前に液だれする場合があります。
その場合は1回の塗布量を減らし複数回に分けて塗布して標準塗布量を浸透させてください。

3-6. スプレーで施工できますか?

エアレススプレーで塗布できますが、園芸用などの蓄圧式噴霧器の使用は詰まりやすいので止めてください。

3-7. 冬季施工の注意点を教えてください。

気温が0℃未満の場合は施工を避けてください。
また、保管は室内を原則とし、0℃以下の環境で保管しないで下さい。

3-8. コンクリート舗装面に使用できますか?

新設または既設のコンクリート舗装面でも使用できます。
しかし、シラン系含浸材は防水材と異なり完全な防水効果は発揮しませんので橋面防水材の同等品として使用はできません。

3-9. 施工道具の洗浄剤はありますか?

市販の洗浄用シンナーなどを使用してください。

3-10. 施工後の表面に塗料を上塗りできますか?

塗布後の初期段階では高い撥水効果が発現しますので塗料との付着力の低下が予想されるため上塗りは推奨していません。

3-11. 使用後に残った材料の処分方法を教えてください。

安全データシートをお渡ししますので化学物質の焼却処理ができる専門業者に安全データシートを提示して処理を依頼してください。

4.価格、見積書、書類などについて
4-1. 材料を購入したいのですが?

販売店をご紹介しますのでお問合せください。

4-2. 設計価格はいくらですか?

マジカルリペラー®17㎏缶は137,700円/缶、4㎏ボトルは38,880円/ボトル、マジカルリペラー®HV7㎏缶は67,550円/缶です。

4-3. 標準的な材工価格を教えてください。

県別の労務単価で算出しますので施工する県名をご確認の上、お問合せください。

4-4. 土木コスト情報が適用できない小規模面積の材工見積は作成できますか?

作成いたしますのでご連絡ください。

4-5. 使用する際に発注者へ提出する承認書類はありますか?

材料承認願いをご用意していますのでご連絡ください。

4-6. 出荷証明書や試験成績書はいただけますか?

製品出荷後にご提供できますのでご連絡ください。


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