第57回別府大分毎日マラソン
2008年2月3日/大分
レースの結果は、別府大分毎日マラソン、大分陸協からご覧になれます。
別府大分毎日マラソンは3日、大分市営陸上競技場を、気温10.5度、湿度68%の中スタートしました。
旭化成からは地元大分高校出身の足立知弥と、第三グループのペースメーカーとして小島宗幸が出場しました。足立はマラソン初挑戦です。
レースは二人のペースメーカーが流れを作り、大集団で始まりました。足立は先頭集団の前方に位置し、レースを進めました。
マラソン練習はほぼ完璧にこなし、仕上がりも良かった為、表情からは余裕が感じられる滑り出しでした。
しかし、折り返してからペースメーカーの二人とエリジャ・ムタイ(ケニア)の3人が集団からやや前に出る格好になりました。
足立は第2集団に取り残された為、自ら前に出て先頭を追おうとしますが、追いきれず、中途半端な形で第2集団に留まる展開で後半を迎えました。
30kmでペースメーカーが止めた為、先頭はムタイ一人になりましたが、第二集団はけん制し合った為、その差が一時200m以上広がりました。
初マラソンの足立は、第2集団では一番余裕を見せていましたが、一人抜け出して前を追う程の余裕はなく、35キロ過ぎまで我慢しましたが、
ついに単独2位に上がりました。
まもなく、先頭のムタイには疲れが出始め、極端なペースダウンを見せてきました。
一方の足立は自分の走りを取り戻し、39km手前でついにムタイを捕らえ、先頭に立ちました。
その頃、後方ではラシド・キスリ(モロッコ)が追い上げを見せていましたが、足立はこれを上回るペースで残りの距離を
カバーし、一般参加ながら、2時間11分59秒のタイムで初出場、初優勝を飾りました。
ちなみに旭化成選手が別大マラソンで優勝するのは2000年の榎木和貴以来8年ぶりです。
尚、小島宗幸は30kmを1時間35分2秒で走り、第三集団のペースメーカーとして、無事に役目を果たしました。
<足立選手のコメント>
ここ一ヶ月間、練習もしっかりと出来ていて気力、体力ともに充実して試合に臨むことができました。
とりあえず前について行こう・・それだけを考えて力まずに走れたと思います。
この勝ちは無欲の勝ちです!
今後のマラソンでは、欲を出して勝負をしたいと思います。
応援して下さった皆様ありがとうございました。この自信を次に繋げられるように頑張ります。
別府大分毎日マラソン結果
優勝 | 足立知弥 | 2時間11分59秒 [初] |
選手のプロフィールは こちら