旭化成は新用途開発に積極的に取り組んでいます
私たちのエラストマー製品は、製品の性能を一段と高めるための多彩な機能を提供します。お客様が製品開発において抱えている課題に対して、最適な解決策が提供できるよう、新しい用途開発も行います。お気軽にお問い合わせください。
以下のような課題への解決策が提供可能です
私たちのエラストマー製品群は、多様な機能を持ち、お客様の製品に求められる多様な機能の付加や改善に貢献しています。以下は、エラストマーの機能による課題解決のご提案例です。
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制振性制振性とは、振動エネルギーを熱エネルギーに変換させ、振動を減衰させる性能です。制振性に優れる旭化成のエラストマーは低温から室温付近にかけて幅広いtanδピークをもつため、広い温度域で使用可能です。
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フィラー充填難燃性付与、プラスチック減容など様々な理由でフィラーが用いられます。樹脂とフィラーを複合すると、柔軟性が低下し、脆くなってしまいます。旭化成のエラストマーはフィラーを高充填しつつ、柔軟性を維持または付与します。
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架橋性材料の反発性や耐熱性を向上させる目的で「架橋」を行うことがあります。旭化成は独自の選択水添技術を活かし、ブタジエンユニットの水素添加量を制御することで、架橋密度が制御可能なエラストマーを開発しています。
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流動性と加工性プラスチック製品の生産には射出成形という手法が多数採用されています。大型部品や複雑形状の製品を成形する際に材料の流動性が低いと、成形外観やショートショットなどの成形不良が生じます。旭化成は、機械強度を維持しながら流動性を極限まで高めたエラストマーの開発に成功しました。
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異素材接着マルチマテリアル製品の開発において、異なる性質を持つ部材同士の接着技術が必要不可欠です。一般的に低極性なオレフィン系材料と極性材料を接着させることは困難です。旭化成のエラストマーはオレフィン系素材および極性素材 (極性樹脂・金属等)との親和性に優れ、異素材の接着剤として検討可能です。
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反応性制御旭化成のエラストマーは、独自の選択水添技術を用いることでブタジエンユニットの二重結合量を制御することが可能です。これにより架橋密度や二次加工によるグラフト率の制御が可能となります。さらに旭化成は、ポリマー鎖の片末端に1つのアミノ基を付与する独自の変性技術も持ち、その片末端アミンの反応性を利用することで、エラストマー分子の反応部位を特定しながらの新たな機能性付与に貢献します。
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耐衝撃性 (低温特性)耐衝撃性は最終製品の耐久性を高めるための重要な機能です。多くの樹脂は、低温環境下でのひび割れといった課題を抱えています。旭化成のエラストマーは極低温にガラス転移点をもつため、樹脂に配合することで低温環境下における耐衝撃性を向上させることが可能です。
貴社の製品開発を次のステージへ
私たちのエラストマー製品は、多くの製品性能向上に貢献しています。貴社が新たな機能追加や改質の可能性を模索されている場合は、ぜひお気軽に旭化成にお問い合わせください。専門のスタッフが、貴社のニーズに応じた最適なソリューションを提案いたします。