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グリコアルブミン測定試薬 ルシカGA-L

糖尿病血液透析患者における
グリコアルブミン(GA)の有用性

「血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012」が(一社)日本透析医学会より 発行されました。

血糖コントロールの意義と指標・目標値(ステートメント)

  1. 透析開始前の随時血糖値(透析前血糖値)及びグリコアルブミン(glycated albumin ; GA)値を血糖コントロール指標として推奨する。
  2. ヘモグロビンA1c(HbA1c)値は貧血や赤血球造血刺激因子製剤の影響により低下し、透析患者の血糖コントロール状態を正しく反映しないため参考程度に用いる。
  3. 随時血糖値(透析前血糖値;食後2時間血糖値)180~200mg/dL未満、GA値20.0%未満、また、心血管イベントの既往歴を有し、低血糖傾向のある対象者にはGA値24.0%未満を血糖コントロールの暫定的目標値として提案する。しかし、確定値の設定には今後の研究結果を待つ必要がある。
  4. 低血糖のリスクを回避しつつ、生命予後の向上を目指して随時血糖値(透析前血糖値)、GA値などを総合的に判断しながら、血糖コントロールをする必要がある。

一般社団法人 日本透析医学会「血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012」より抜粋


「血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012」において推奨されている血糖コントロール

透析前血糖値 180~200mg/dL 未満

GA値
20.0%未満
24.0%未満
(心血管イベント既往歴を有し、低血糖傾向のある対象者)
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グリコアルブミンは血液透析患者の血糖管理指標として有用です。

大阪市立大学 大学院医学研究科 代謝内分泌病態内科学
稲葉 雅章 先生


HbA1c GA
ビリルビンFの影響 ビリルビンCの影響

□腎機能正常糖尿病患者(n=165)
○糖尿病血液透析患者(n=538)

糖尿病透析患者のHbA1c値は腎機能正常糖尿病患者に比べて有意に低値を示しました。
糖尿病透析患者のGA値は腎機能正常糖尿病患者と変わりませんでした。

糖尿病透析患者のHbA1c,GAに関与する因子(重回帰分析)

 説明変数 HbA1c (%) GA (%)

 随時血糖(平均3ヶ月) 0.515* 0.538*
 血清アルブミン(g/dL) -0.055 -0.067
 血清クレアチニン(mg/dL) -0.045 -0.193
 ヘモグロビン(g/dL) 0.039 0.003
 エリスロポエチン使用量(U/週) -0.128# 0.074

 R2 0.298* 0.365

* : P<0.001, # : P<0.01

GA値に関与する因子は、随時血糖のみでした。
また、血清アルブミン値の影響は受けませんでした。

Masaaki Inaba et al. : J Am Soc Nephrol 18 : 896-903 (2007) より改変


 

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血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012特設ページ グリコアルブミン情報ファイル
  3週間前から採血時までの平均的な血糖状態がわかるグリコアルブミン検査。
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