第39回全日本選抜柔道体重別選手権大会

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高松、逆転勝ちで見事、3連覇!!

齋藤、価値ある2連覇!!

齋藤、内柴、高松、泉がワールドカップの切符を手にする!

100kg超級は全日本選手権で代表決定!!!

4月2日(日)に、第39回全日本選抜柔道体重別選手権大会が、福岡市民体育館において開催され、7階級56名の選手が出場して、競技が行われました。尚、本大会は9月に行われます、ワールドカップ(世界国別団体選手権大会)の選考会も兼ねております。

当部より、66kg級に内柴正人、寺居高志、73kg級に高松正裕、90kg級に斎藤制剛、100kg超級に高橋宏明、大鋸新、高井洋平の7名の選手が出場しました。73kg級で高松が、前評判通りの強さをみせ決勝戦も『一本勝ち』で見事、3連覇を達成し、90kg級では齋藤が、ベテランらしい安定した試合内容で2連覇を達成しました。期待されておりました、100kg超級の高井は決勝で、棟田選手に『一本負け』を喫してしまい、惜しくも準優勝という結果に終わりました。

今大会の結果、9月に行われます、ワールドカップ(世界国別団体選手権大会)に当部から66kg級の内柴、73kg級の高松、90kg級の齋藤、泉、4名の選手が代表決定しており、4月29日(土)に行われます、全日本柔道選手権大会で100kg超級の代表が決定します。

詳細は以下の通りです。

66kg級

1回戦

寺居 技有
(指導3)
梅津
(綜合警備保障)
内柴 効果
(指導1)
横口
(筑波大学)

準決勝

寺居 一本
(小外掛)
須藤
(ダイコロ)
内柴 一本
(大外刈)
篠崎
(了徳寺学園)

寺居は、1回戦梅津選手(綜合警備保障)との対戦。試合開始より、積極的な柔道で試合のペースを掴む。終始、攻め続け「指導3」を奪い優勢勝ち。続く、準決勝戦は1回戦で優勝候補の秋本選手に勝利し、波に乗る須藤選手(ダイコロ)との対戦。試合開始より激しい組手争いから技が繰広げられる展開、試合が動いたのは終盤、勝負に出た、寺居が強引に前に出たところを小外掛で切り返されてしまい『一本負け』を喫した。

内柴は、1回戦横口選手(筑波大学)との対戦。試合開始より内柴が攻めたてる。試合中盤相手に防御姿勢で『指導1』が与えられ優勢勝ち。続く、準決勝戦は。篠崎選手(了徳寺学園)との対戦、試合開始より果敢に前に出る。試合時間1分を回ったところで内柴が巴投げを掛けようと下がったところに大外刈をかけられ『一本負け』を喫した。

結果

優勝 須藤 英雄(ダイコロ)
2位 篠崎 悠(了徳寺学園)
3位 内柴 正人(旭化成)
3位 寺居 高志(旭化成)

73kg級

1回戦

高松 一本
(一本背負)
村田
(東海大学)

準決勝

高松 GS効果
(小外)
園田
(警視庁)

決勝

高松 一本
(横四方固)
大束
(東海大学)

高松は、1回戦村田選手(東海大学)との対戦。開始早々、有効を奪われるも焦ることなく攻撃に出る。試合中盤、相手をしっかり崩し、一本背負いに行けば見事に決まり、『一本勝ち』幸先の良いスタートを切った。続く、準決勝園田選手(警視庁)との対戦。試合開始より激しい組手争いが続き、高松ペースで試合が進むも決定的ポイントを奪えず、GS(ゴールデンスコアー)へ。GS開始早々、相手がかけて来た技を上手く返して『効果』を奪い、優勢勝ち。

決勝戦は、若手1番手の大束選手(東海大学)との対戦。序盤、相手の肩車を不用意に受けてしまい有効を奪われる。ポイントを奪い返そうと積極果敢に攻めるも相手の守りは堅く、ポイントを奪う事はできない。残り時間1分を切ったところで相手が不用意に引き込んできた一瞬のすきを逃さず巧みに交して横四方固めで抑え込み『一本勝ち』。逆転で見事、3連覇を達成した。

結果

優勝 高松 正裕(旭化成)
2位 大束 正彦(東海大学)
3位 園田 悠二(警視庁)
3位 成田 泰崇(国士舘大学)

90kg級

1回戦

齋藤 一本
(払腰)
飛塚
(了徳寺学園)

準決勝

齋藤 効果
(大内刈)
竹澤
(筑波大学)

決勝

齋藤 有効
(小外掛)
矢嵜
(了徳寺学園)

齋藤は、1回戦飛塚選手(了徳寺学園)との対戦。試合開始より手足の長い飛塚選手に先に掛けられ、ペースを掴めない。しかし、実力で勝る齋藤は、徐々にペースを掴み、試合終盤、組手争いを制した齋藤が払腰に行けば見事に決まり『一本勝ち』。幸先の良いスタートを切った。続く、準決勝、竹澤選手(筑波大学)との対戦。試合開始より積極果敢に攻める、試合中盤、相手にポイントをリードされるも終盤、果敢に攻めポイントで並び終了間際、大内刈で『効果』を奪い、優勢勝ち。

決勝戦は、大阪世界選手権代表の矢嵜選手(了徳寺学園)との対戦。試合開始より組手争いが続き、自分の組手になれない。試合中盤、相手が不用意に技に入ろうとしたところにタイミング良く、小外掛で『有効』を奪う。その後も守ことなく攻め続け、一本こそは奪えなかったが安定した内容で『優勢勝ち』で見事、2連覇を達成した。

結果

優勝 齋藤 制剛(旭化成)
2位 矢嵜 雄大(了徳寺学園)
3位 廣川 充志(桐蔭横浜大学教)
3位 竹澤 稔裕(筑波大学)

100kg超級

1回戦

大鋸 技有
(指導3)
棟田
(警視庁)
高橋 効果
(指導1)
生田
(綜合警備保障)
高井 GS判定
(2-1)

(北海道警察)

準決勝

高橋 GS効果
(指導1)
棟田
(警視庁)
高井 一本
(合せ技)
村上
(綜合警備保障)

決勝

高井 一本
(支釣込足)
棟田
(警視庁)

大鋸は、1回戦カイロ世界選手権大会2位の棟田選手(警視庁)との対戦。開始早々から激しい組手争いから掛け逃げ気味の技で『指導1』を奪われ、ポイントを先行される。その後、両者に『指導2』が与えられ試合終盤、果敢に攻めるも試合終了となり、『優勢負け』を喫した。

高橋は、1回戦生田選手(綜合警備保障)との対戦。試合開始より積極果敢に前に出て圧力をかける。試合中盤、技数の少ない相手に『指導1』が与えられ『優勢勝ち』で準決勝へ。

準決勝、棟田選手との対戦。相手を知り尽くしている両者は5分間では勝敗がつかず、GSへ。GS、開始よりお互い組手争いから、激しい攻防が続く。試合中盤、不可解な審判の判定で『指導1』を奪われ、『優勢負け』を喫した。

高井は、1回戦森選手との対戦。手足の長い相手に対してなかなか自分の組手になれない、決定的なポイントを奪えず、試合時間5分が終了となり、GSへ。GS、開始より激しい組手争いから先に高井が技を繰り出し、ペースを掴む。終始、高井のペースで試合が進むもポイントを奪う事ができず、試合終了。旗判定2-1で辛勝。続く、準決勝、村上選手(綜合警備保障)との対戦。序盤、組手争いを制し、大内刈で『技有』を奪い、そのまま横四方固めで抑え込み、合技で『一本勝ち』し、2年連続決勝進出。

決勝戦、お互いに欧州大会2大会優勝と好調の優勝候補同士の高井と棟田選手(警視庁)との対戦。開始早々、棟田選手の捨て身小内刈を不用意に受けてしまい『効果』を奪われてしまう。しかし、焦ることなく果敢に攻め、徐々に自分のペースを掴む。残り時間1分を切ったところで消極的な棟田選手に『指導1』が与えられ、ポイントで並ぶ。勝負に出た高井はしっかり組み合い技に入ろうと前に出た瞬間、相手に支釣込足で一本を奪われ、惜しくも決勝で敗れ2連覇はならなかった。

結果

優勝 棟田 康幸(警視庁)
2位 高井 洋平(旭化成)
3位 高橋 宏明(旭化成)
3位 村上 和幸(綜合警備保障)

その他の階級の結果

60kg級

優勝 江種 辰明(警視庁)
2位 平岡 拓晃(筑波大学)
3位 高橋 寿正(秋田県警察)
3位 佐々木 伸次朗(了徳寺学園)

81kg級

優勝 河原 正太(京葉ガス)
2位 法兼 真(筑波大学)
3位 小野 卓志(了徳寺学園)
3位 吉永 慎也(新日鉄)

100kg級

優勝 庄司 武男(神奈川県警察)
2位 穴井 隆将(天理大学)
3位 山本 宜秀(明治大学)
3位 石井 慧(国士舘大学)

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