ワールドカップ世界国別団体戦
日本チーム3連覇ならず!!5位に留まる!!
9月16・17日(土・日)両日フランス・パリ市でワールドカップ世界国別団体戦が開催され、16ヶ国の選手が出場して行われました。
当部より、90kg級齋藤、泉、66kg級内柴、73kg級高松、そして100kg超級に高井の5名が各階級の日本代表として出場しました。
日本チームは2回戦、地元開催国のフランスと対戦。地元開催国優位の不可解な審判により接戦の末、2-4で敗れてしまい3連覇達成できず、3位決定戦でも韓国チームにまさかの内容負けで5位入賞に留まった。
詳細は以下の通りです。
2回戦
日本チーム | 2-4 | フランスチーム | |
---|---|---|---|
60kg級 | 野村 | 技有 ○ (出足払) |
ソレエ |
66kg級 | 秋本 | 有効 ○ (掬投) |
ダルベル |
73kg級 | 高松 | 有効 ○ (小内刈) |
フェルナンデス |
81kg級 | 小野 | 引分け | ロドリゲス |
90kg級 | 泉 | 一本 ○ (内股) |
デモンフォコン |
100kg級 | 穴井 | ○ 一本 (大内刈) |
ルメール |
100kg超級 | 高井 | ○ 一本 (合技) |
バタイコ |
1回戦、地元フランスチームとの対戦。60kg級、66kg級敗れ悪い流れを変えたい日本チームは高松に期待がかかる。大阪世界選手権2位のフェルナンデス選手との対戦。序盤から積極的に攻めていたが1分過ぎに小外掛けで有効を奪われる。その後、組勝ち組み手で優位になるもなかなかポイントを奪う事が出来ない。終盤、何が何でもポイントを取り返そうと前に出た所を低い背負投げで再度「有効」を取られ、そのままポイントを奪う事が出来ず試合終了。「優勢負け」を喫した。81kg級引分け、後の無い日本チームは泉に頼みを繋ぐ。相手はベテラン、ドイツ世界選手権優勝デモンフォコン選手との世界チャンピオン同士の対戦。泉は焦る事無く、果敢に攻める。序盤から泉の攻めを受ける相手に防御姿勢で指導1、指導2が与えられる。泉ペースで試合が進むかと思われたが、中盤相手の内股を不用意に受けてしまい、まさかの「一本負け」を喫し、早くも日本チームの敗退が決った。一矢を報いたい高井は、バタイコ選手との対戦。序盤から得意の内股で有効、技有を奪い試合を優位に進める。2分過ぎ、場外際に追い込んで再度、内股に行くと見事に決まり「一本勝ち」試合は2-4で敗れ敗者復活戦にまわった。
敗者復活1回戦
日本チーム | 7-0 | オセアニアチーム | |
---|---|---|---|
60kg級 | 江種 | ○ 一本 (背負投) |
ギュデス |
66kg級 | 内柴 | ○ 一本 (体落) |
カルダー |
73kg級 | 金丸 | ○ 一本 (背負投) |
レウス |
81kg級 | 吉永 | ○ 一本 (横四方固) |
ナウル |
90kg級 | 齋藤 | ○ 一本 (横四方固) |
デルルッセル |
100kg級 | 石井 | ○ 一本 (合技) |
プラグネル |
100kg超級 | 棟田 | ○ 一本 (小外掛) |
ペピック |
敗者復活最終戦
日本チーム | 4-1 | ブラジルチーム | |
---|---|---|---|
60kg級 | 江種 | ○ 一本 (巴投) |
ローレンコ |
66kg級 | 内柴 | ○ 一本 (巴投) |
クンハ |
73kg級 | 金丸 | 引分け | ギレイロ |
81kg級 | 小野 | 引分け | カント |
90kg級 | 泉 | 有効 ○ (指導2) |
カミーロ |
100kg級 | 石井 | ○ 技有 (大内刈) |
コレア |
100kg超級 | 高井 | ○ 一本 (大内刈) |
フェルナンデス |
3位決定戦
日本チーム | 2-2 (内容負け) |
韓国チーム | |
---|---|---|---|
60kg級 | 野村 | 引分け | チョナンスク |
66kg級 | 秋本 | 引分け | キムカンサン |
73kg級 | 高松 | 技有 ○ (体落し) |
イウォンヒ |
81kg級 | 小野 | 一本 ○ (支釣込足) |
コンユンウ |
90kg級 | 泉 | 引分け | ファンヒーテ |
100kg級 | 石井 | ○ 効果 (指導1) |
ジャンスンホ |
100kg超級 | 棟田 | ○ 一本 (内股) |
キムソンボム |
3位決定戦、韓国チームとの対戦。60kg級、66kg級引分けの後、アテネオリンピック優勝のイウォンヒ選手との対戦。前の試合で肋軟骨を痛め試合に臨んだ高松は試合開始より動きが悪い、徐々に相手ペースとなり朽木倒しで有効、体落しで技有りとポイントを取られリードされる。ポイントを奪い返そうと果敢に攻め終盤、小内刈で有効を奪うもその後はポイントを奪う事が出来ず試合終了、あまりにも痛い1敗を喫した。
81kg級一本負けの後、泉は大阪世界選手権大会優勝の強豪ファンヒーテとの世界チャンピオン同士の対戦。序盤から激しい攻防が続く、大内刈、足技と泉が攻め立て指導1を奪いポイントでリードする。しかし、このまま泉リードで終わるかと思われたが試合終盤一瞬守りに入ったところで指導1を奪られポイントでも並ばれ引分けに終わる。勝敗は副将、大将に託され共に勝利はしたものの2-2の内容差で惜しくも敗れ、3位入賞も逃し、まさかの5位入賞に留まった。
結果
優勝 | グルジア |
---|---|
2位 | ロシア |
3位 | 韓国 |
3位 | フランス |
当部選手の成績
90kg級 | 齋藤 | 1戦1勝 |
---|---|---|
〃 | 泉 | 3戦1分2敗 |
66kg級 | 内柴 | 2戦2勝 |
73kg級 | 高松 | 2戦2敗 |
100kg超級 | 高井 | 2戦2勝 |