ニュースリリース
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2019.9.10
旭化成ホームズ株式会社
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川畑 文俊)は、The Climate Groupが運営する国際的なイニシアチブであり、事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする企業の連合体であるRE100に加盟しましたのでお知らせいたします。
当社は戸建住宅「ヘーベルハウス」及び賃貸住宅「ヘーベルメゾン」への太陽光発電設備設置を積極的に推進してきました。都市部の限られた屋根面積に高容量のパネルを設置する独自技術の開発や、災害時における電力のレジリエンス強化を目指した蓄電池の併用設置などを促進しており、これまでに搭載した太陽光発電設備の総量は約360MW以上、その年間発電量は約360GWhに達しました。一方、当社が2018年度に事業活動で消費した電力は約33GWhです。今後は、独自の電力供給サービス「ヘーベル電気」によって、固定価格買取期間を終えた太陽光発電設備※1の余剰電力を買取り、当社の事務所や工場、展示場の電力として活用する予定です。これにより、2038年までに事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指します。
旭化成ホームズはこれまで、ロングライフな“くらし”や“住まい”に関わる様々な商品やサービスを通じて、主に都市における社会課題と向き合い、快適で安全に暮らし続けるすまいの実現につとめてきました。これは国連の持続可能な開発目標(SDGs)の理念にも通じるものと考えています。このたび、気候変動対策としての脱炭素社会の実現と、電力レジリエンスを両立し、持続可能な都市のくらしに必要なエネルギーシェアを将来的に目指すため、RE100に加盟・活動していくことにしました。当社はこれからも、事業活動を通して持続可能な社会の実現に一層貢献してまいります。
※1:当社施工の太陽光発電設備に限ります。 ヘーベル電気の余剰電力買取は2019年11月からを予定しています。詳細は2019年5月31日のリリースをご覧ください。
リリースURL:https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20190531/index/
【RE100(Renewable Energy 100%)とは】
RE100は、CDPとのパートナーシップのもとThe Climate Groupによって運営され、世界で最も影響力の強い企業が事業運営を100%再生可能エネルギーで行うことをコミットする共同イニシアチブです。RE100は、企業が連合することにより、政策立案者や投資家に低炭素経済への移行を加速させるための強い意思を発信しています。全世界で加盟企業数は190社を超えており、日本企業では22社が加盟しています(2019年9月現在)。
URL:http://there100.org/
「ヘーベル電気」は戸建住宅「ヘーベルハウス」及び賃貸住宅「ヘーベルメゾン」のお客様向けの電力供給サービスです。リーズナブルな料金設定、且つ新規加入への切り替え作業をワンストップで提供できるサービスとして2018年より関東・関西エリアのお客様向けにサービスを開始しました。本年11月までに順次、中部・山陽・九州北部地方のヘーベルハウス全販売エリアに提供範囲を広げ、これまで利用対象外となっていたヘーベルメゾン入居のお客様や、オール電化住宅(新築に限る)のお客様にも利用を拡大することとしました。
また、本年11月より発生が予想される「卒FIT」を迎えるヘーベルハウス・ヘーベルメゾンオーナー様の不安を低減するために、余剰電力の買取サービスも開始することとしました。買取価格は全国一律10円/kwhとするほか、蓄電池設置で自家消費を進めるオーナー向けの応援価格としてプレミア価格(12円/kwh)※注を設定することで、災害時における電力レジリエンス促進を目指します。買い取ったグリーン電力は当社の事業活動で消費する電力に活用することで脱炭素社会の実現にも貢献します。
※注:自給自足運転モード(グリーンモード運転)とすることが条件です。
■供給対象:ヘーベルハウス・ヘーベルメゾンオーナーおよびヘーベルメゾンの入居者
※新築されるお客様のみでなく、すでにお住まいのお客様の加入も可能です。
※オール電化住宅は、新築のお客様のみ加入可能です。
■供給エリア:関東・東海・関西・山陽・九州北部のヘーベルハウス展開エリア
■主な特徴
①二世帯住宅から単身世帯まで、電気使用量に関わらず全ての世帯でリーズナブルな料金設定
②月々の使用量・料金などをオーナー専用サイトで確認
③手続き(契約の切り替えなど)が簡単