ポリウレタンディスパージョン(PUD)用途

旭化成のデュラノール™はポリウレタンディスパージョン(PUD)の溶剤使用量削減や耐久性向上に貢献します。

ポリウレタンディスパージョン(PUD)用途

デュラノール™はPUDの可能性を広げます

ポリウレタンディスパージョン(PUD)は揮発性有機化合物(VOC) の削減に寄与する材料として注目されています。デュラノール™はPUDにおける水分散性向上や耐久性向上に貢献します。

デュラノール™は、PUDの耐久性を向上します

ポリウレタンディスパージョン(PUD)はポリウレタン樹脂を水に分散した材料で、接着剤やコーティング材の水系化に必要とされています。しかし従来のポリオールを利用したPUDは、環境負荷低減に貢献する一方、溶剤ベースのポリウレタンに比べて物理的性能が劣る場合があります。ポリウレタンの性能は、使用されるポリオールの種類に大きく依存します。一般的にポリエステル系は加水分解に弱く、ポリエーテル系は耐熱性や耐薬品性に劣ります。

デュラノール™は、これらの欠点を克服したポリカーボネート系ポリオールで、耐久性、耐加水分解性、耐薬品性に優れています。デュラノール™は従来のポリオールと比較して、よりバランスの取れた性能をポリウレタン製品に提供します。

これにより、デュラノール™を使用したPUD由来のポリウレタンは、高い耐久性を求められる自動車塗料や合成皮革、接着剤用途に適しています。

旭化成のデュラノール™は、PUDの粒子径、分散性向上に特化したグレード開発も行っています

旭化成のデュラノール™は、溶剤に対する高い溶解度をもち、ポリウレタン樹脂の水への分散性が高い特長があります。

デュラノールは多様なラインナップで様々なニーズに応えます

従来のポリオールを利用したPUDは、環境負荷低減に貢献する一方、溶剤ベースのポリウレタンに比べて物理的性能が劣る場合があります。ポリウレタンの性能は、使用されるポリオールの種類に大きく依存します。一般的にポリエステル系は加水分解に弱く、ポリエーテル系は耐熱性や耐薬品性に劣ります。

耐久試験データを見る

旭化成のデュラノール™のBPN02は、エーテル系ポリオールや標準固体グレードと比較して薬品に対する耐汚染性に優れます。

旭化成のデュラノール™は、溶剤に対する高い溶解度をもち、ポリウレタン樹脂の水への分散性が高い特長があります。

PUDに特化したデュラノール™を提供

旭化成は、PUDに特化した新グレードの開発に注力しています。この新グレードは、PUDの水分散性を飛躍的に向上させると同時に、耐薬品性や耐擦傷性といった耐久性の向上が可能です。

また、優れた分散性によりPUDの高固形分化が実現し、塗膜形成時の生産性向上(速乾性)にも寄与します。

当社の技術によりポリウレタンの高機能化を実現します。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

PUD用途の推奨グレード

デュラノール™の用途事例

塗料用途

デュラノール™は塗料に求められる高耐久性をしっかり発揮しながら、「水系化」「溶剤使用量削減」という新たな価値を実現します。

ソフトフィール塗料用途

デュラノール™はソフトフィール塗料の柔軟性と耐久性の向上を実現し、製品の付加価値を高めます。

合成皮革用途

旭化成のデュラノール™は、表面処理層から含浸・発泡層まで合成皮革の全ての層に適したグレードをラインナップ。


※本ウェブサイトの記載データ、数値等は、定められた試験法に基づき当社が得た代表値を示したものであり、保証値ではありません。

デュラノール™が従来のポリウレタン素材と違う理由

ポリウレタンは様々な用途で幅広く使われていますが、原料の選択が、その性能を大きく左右します。ポリウレタンの基礎情報と共にデュラノール™の価値を紹介します。